美女➅
頭がズキズキするの
有彩 君も?僕はここ最近毎日だよ
きっとあの時ね…
思い出したくもないよ
さあ!いつもの場所に行こう
行けば気分も変わるよ
そうね
と頷きながら有彩は信一の手を握った
その頃滝田警部補は
地下一階の古びた遺失保管庫 及び 当時の書類に目を通してた 首を傾げながら
滝田警部補は保管管理の主でもある仲さんに
手伝ってもらっていた
12年前の書類と調書を探していた
犯人は未解決だった
残忍極まりない殺人事件だった
その事件を担当したのが若い頃の滝田警部補だった
またその頃同じ事件が起きていた
一家心中で生き残りは一人だった関連性は無いと思われてたが
その後の犯行は何件か起こっていたが全て犯人に繋がるものはなかった
仲さんに軽く礼をいい
また来るよと外に出た
信一と有彩には共通の趣味があった
ロッククライミングだ
獣道をサクサク歩き
岩場を登り
信一と有彩は目的地まで辿り着いた
ねぇあの子達どうしてるかしら
皆で遊んでるよきっとね
言いながら一見すると山小屋で後ろは岸壁だ
信一と有彩は微笑みながら
扉を開けた
次回に続く…