3分で読める本日の注目ニュース（2024年2月8日）：　　経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・日本製鉄の森高弘副社長は7日の2023年4～12月期連結決算発表の記者会見で、今年9月までに米鉄鋼大手USスチールの完全子会社化を目指す方針について「変更はない」と述べた。

　既に全米鉄鋼労組（USW）と対話を始めており、「一致点を見つけることは可能だと思っている」と森氏は買収成功に自信を見せた。

　11月の米大統領選を控え、買収が政治問題化していることについて、森氏は「想定の範囲内だ」と指摘。また日米双方にとってメリットがある買収であることを強調した上で、「政治の思惑だけでブロックすることはできない」と述べた。

　森氏は「選挙が近づくとますます影響を受けるので、早期に手を打って解決していく方が有効だ」と述べ、鍵を握るUSWの理解を得ることに注力する意向を示した。USスチールは3月末にも株主総会を開く予定。「これに合わせたような時期に、労組と一致点を見つけられるのが望ましい」との考えを述べた。

芸能ニュース

・シンガー・ソングライターのJQ (Vo) がトータルプロデュースするバンド・Nulbarichが2024年内をもって活動を休止することを7日、発表した。

【写真】円陣を組んだ写真とともに…無期限活動休止を報告したNulbarich

　直接ファンの顔を見て自分の言葉で伝えたいと言う想いから、きょう7日に東京・Zepp Hanedaで行われた全国ツアー『The Roller Skating Tour '24』公演でのJQのMC、およびバンドの公式サイトにて発表された。

　活動休止の理由について、JQは「Nulbarichとしては、今年は全力でパーティーして、一回しゃがもうかなと思っているんですけど、終わるわけじゃないから。僕の人生も、メンバーの人生も。しゃがむという言葉は必ず戻ってくるための意味なんで。ちょっと一回しゃがむけど忘れないで」と呼びかけ。そして「今年はいろいろとパーティーする予定だから、いろいろ準備しているよ。楽しみにしていてね」とファンに向けて語った。

スポーツニュース

・プレシーズンツアーで来日した米メジャーリーグ・サッカー（MLS）のマイアミFWリオネル・メッシ（36）が神戸戦（国立）の後半15分に途中出場。華麗なドリブルを見せるなど、国立競技場の、日本のファンを魅了した。試合は0―0のまま90分間で決着がつかず、試合はPK戦に突入。神戸がPK戦4ー3で勝利を飾った。

　前半はベンチで笑顔を見せながら戦況を見守っていたメッシが国立のピッチに“降臨”した。後半開始直前にはピッチ横でメッシがアップを開始。場内が騒然としていた。後半15分、メッシがベンチコートを脱ぎピンクのユニホーム姿でピッチに歩き始めると、国立に大歓声が響き渡った。まさに騒然。「メッシ！メッシ！…」の声を浴び、デヴィット・ルイズと交代したメッシ。ボールタッチするごとに観衆2万8614人から歓声が巻き起こった。

　完全に試合の雰囲気、流れを一変させたメッシは、後半32分に中央を駆け上がり、ゴール前でスピードに乗り抜け出すと左足でシュート。GK新井にはじかれるも、こぼれ球を再び押し込む。しかし、それもはね返されゴールとはならなかった。

　軽やかなボールタッチ、軽快なドリブルにシュートも見せた“神の子”。ピッチ上ではチームメートに大声と大きなジェスチャーで指示を出す場面もあった。まさにメッシ劇場と化した国立で、異次元の30分間を見せつけた。

　決着つかずのPK戦中には、ピッチ中央で仲間たちと笑顔で話す場面も。メッシはPKを蹴ることなく、試合後は神戸のメンバーと握手を交わしながら健闘を称え合った。そして、国立の大歓声に何度も手を振って応え、ピッチを後にした。

話題のニュース

・神奈川県鎌倉市は7日、1974、75年に起きた連続企業爆破事件で指名手配された桐島聡容疑者（70）を名乗った男=1月29日に死亡=の遺体を県警藤沢署から引き渡され、同県逗子市内の火葬場で火葬した。

　鎌倉市によると、身寄りのない遺骨は、市が委託した葬儀社が5年程度保管し、引き取り手がない場合は無縁仏として合葬する。7日時点では、引き取りの申し出はないという。

　捜査関係者によると、男は1月上旬、鎌倉市内の病院に「内田洋」の名で入院。末期の胃がんで、25日になり病院側に「自分は桐島聡だ」と話し、29日朝病死した。男のDNA型を桐島容疑者の複数の親族と照合した結果、一部から「親族関係に矛盾なし」との結果が出た。親族は遺体の引き取りを拒否したという。