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3分で読める本日の注目ニュース(2024年9月13日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・リコーは12日、国内で希望退職を募集すると発表した。ペーパーレス化の加速で主力だったオフィス向け事務機の縮小が見込まれる中、デジタルトランスフォーメーション(DX)に経営資源を集中させる考えで全世界で2000人規模を削減する。

リコーの発表資料によると、国内の希望退職は年齢や勤続年数などの条件を満たす社員が対象で1000人程度を募る。募集期間は10月1日から2025年2月28日まで。海外も含めるとグループ全体で2000人規模の人員適正化が見込まれるという。

リコーは経営の最大の課題が収益性の改善にあるとした上で、「デジタルサービスの会社として成長を実現するためには、各事業のビジネスモデルに適合した収益構造の実現が必要」だとし、 変革を一層加速するために必要なスキルや人員の強化を推進し、事業環境の変化に即して各地域で人員体制の適正化に取り組んでいるとした。

国内での希望退職に伴う早期割増退職金の支払いなどで約160億円の一時費用を今期(25年3月期)に計上するが、来期は90億円の費用削減効果を見込むという。

同社は今期の営業利益について前期比13%増の700億円を見込んでいる。株価は年初来で42%上昇となっており、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)を大幅に上回る伸びとなっている。

円安傾向もあって国内企業の業績や株価が概ね好調な中でも、構造改革に踏み切る例が相次いでいる。今年に入ってからだけでも資生堂やオムロン、ワコールホールディングス、コニカミノルタ、武田薬品工業、ソニーグループのゲーム子会社などが人員削減を発表している。

芸能ニュース

・ “コント芸日本一”を決める『キングオブコント2024』のファイナリスト10組の発表会見が12日、同大会の公式YouTubeで行われた。今年は、史上最多となる3139組がエントリーを果たし、cacao、ファイヤーサンダー、ロングコートダディ、隣人、ラブレターズ、や団、コットン、ニッポンの社長、シティホテル3号室、ダンビラムーチョが進出した。

 cacao、ダンビラムーチョ、シティホテル3号室が初決勝、コットンは2年ぶり2回目の決勝、ニッポンの社長は5年連続決勝、ファイヤーサンダーは2年連続決勝、や団は3年連続決勝、ラブレターズは2年連続5回目の決勝、隣人は2年連続決勝、ロングコートダディは2年ぶり3回目の決勝となる。

 同大会は2008年から毎年行われ、今年で14回目。プロアマ問わず、芸歴制限なく出場可能で、歴代キングはバッファロー吾郎、東京03、キングオブコメディ、ロバート、バイきんぐ、かもめんたる、シソンヌ、コロコロチキチキペッパーズ、ライス、かまいたち、ハナコ、どぶろっく、ジャルジャル、空気階段、ビスケットブラザーズ、サルゴリラが名を連ねている。

 会見の司会進行は小籔千豊が務めた。決勝の模様はTBSで、10月12日の夜に生放送される。

スポーツニュース

・<2024年9月9日(月)~15日(日)WTTチャンピオンズマカオ@マカオ東アジア競技大会体育館>

12日、女子シングルス2回戦で伊藤美誠(23=スターツ/世界ランク9位)がチュ・チョンヒ(22=韓国/同23位)にゲームカウント0-3で敗れ、準々決勝進出を逃した。

1回戦は2015年欧州女王のサマラ(35=ルーマニア/同42位)をストレートで下した伊藤。

続く2回戦では強豪・韓国の主力で、昨シーズンまでTリーグでも活躍したチュ・チョンヒと対戦。今年7月のWTTスターコンテンダー・バンコクでの初対戦では伊藤が3-2で勝利をあげている。

台から距離を取って粘り強く戦うチュ・チョンヒに対して、攻めの展開でミスが出た伊藤。相手のサーブにも苦戦し、第1ゲームを7-11で奪われる。

先制を許したが第2ゲームは伊藤のペース。バックハンドは強く打つだけでなく、回転の変化をつけて相手のミスを誘い、10-7で先にゲームポイント。しかし終盤でミスが重なり、まさかの5連続失点でゲームを落とす。

王手をかけられた伊藤は第3ゲームも果敢にバックハンドで攻めるが得点にはつながらない。

2-5とリードを奪われたところでタイムアウトを取るも流れは変わらず、悔しいストレート負けとなった。

話題のニュース

・11月の米大統領選に向けて10日夜に行われたABCニュース主催のテレビ討論会をめぐり、共和党候補のトランプ前大統領の側近の一部からは、民主党候補のハリス副大統領の実績や政策転換など準備してきた論点に対する攻撃をうまく行えなかったトランプ氏に対し、愕然(がくぜん)としたとの声が上がった。

トランプ氏は討論会の舞台を降りるとすぐ、視聴室で待機していた人々に対して、討論会がどうだったか質問を始めた。面と向かって「素晴らしい仕事をした」と称賛する人もいたが、多くは内心、そう思ってはいなかったようだ。

トランプ氏の周辺からは討論会について、よく言って引き分け、悪く言えば敗北との声が出ている。

情報筋によれば、トランプ氏はハリス氏との初の討論会に向けて、今夏にバイデン大統領と行った討論会のときよりも、準備を重ねてきたという。それでも、トランプ氏は最後の締めくくりとなる発言まで、ハリス氏に対する主要な攻撃材料のひとつである、現在掲げる公約をなぜ副大統領として過ごした3年半の間に実現できていないのかという点について言及をしなかった。非公開の場や選挙集会でこの指摘を耳にしていた側近の多くが驚いたという。

側近のひとりは、トランプ氏が、ハリス氏がまいた餌にことごとく食いついてしまったと認めた。

トランプ氏の側近からはテレビ討論会について「チャンスを逃した」との声も上がるが、討論会の全体的な重要性については重視しておらず、ペンシルベニア州などの激戦州での支持に影響はないとみている。

トランプ氏自身は11日午前の段階で、2回目の討論会について言及していないものの、CNNの取材を受けた関係者はほぼ全員、トランプ氏が最終的には2回目の討論会に応じるとみていると明らかにした。

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