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3分で読める本日の注目ニュース(2024年11月6日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
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・ ヤマトホールディングスは5日、2025年3月期連結業績予想を下方修正すると発表した。個人消費が低迷する中で取り扱い数量が想定に届かず、時給や委託単価の上昇、積載効率低下などコストが増加した。4─9月期の営業損益は150億円の赤字(前年は123億円の黒字)、純損益は111億円の赤字(同53億円の黒字)に転落した。
通期予想は営業収益を前期比1.6%減の1兆7300億円(従来1兆7800億円)、営業利益を同75.0%減の100億円(同500億円)、純利益を同86.7%減の50億円(同320億円)にそれぞれ見直した。年間配当予想(46円)は変更しなかった。
IBESがまとめたアナリスト12人のコンセンサス予想では営業利益の平均値は484億円。
ヤマトHDは発行済み株式の11.36%にあたる3900万株・500億円を上限とする自社株買いも併せて発表した。
芸能ニュース
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・漫画家楳図かずおさんが10月28日に88歳で亡くなった訃報を受け、漫画界では追悼が次々と寄せられた。
「アイシールド21」「ワンパンマン」などのヒット作で知られる漫画家村田雄介さんはX(旧ツイッター)を更新し、「漫画における『恐怖』の原体験でした」としのんだ。「幼稚園の頃、すでに怖くて仕方なかったんだけど怖いが故に思わず読んでしまう。そして夜トイレに行けなくなる。楳図先生エキサイティングなドキドキとゾクゾクをありがとうございました。謹んでご冥福をお祈りいたします」とつづった。
漫画「エンゼルギア」などの作者で、京都精華大マンガ学部キャラクターデザインコース特任教授でもある井上純一さんは「楳図かずお先生というと『天才』しか連想されない。ほぼデビュー作、高校二年で描いた漫画は、各シーンに自作の音符を書き込むという天才ぶり。『漫画から音が出ないかなあ』と思っても、凡人はここには至らない。しかもこの画力、そして高校生」とした。
「孤独のグルメ」の作者である漫画家久住昌之さんは「20歳の頃、楳図さんの『まことちゃんバンド』の一員でした」と明かし、「ボクが描いた楳図の絵です」と、直筆のイラストを披露。「楳図さんが亡くなった。本当に淋しい。初めて新幹線に乗ったのもイタリアンレストランに行ったのも楳図さんと一緒だった。それから40年も経つのに吉祥寺で会うと『あぁ、久住くん』と笑ってくれた」と思い出を語り、「吉祥寺の街がまた少し淋しくなる」とつづった。
スポーツニュース
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・現役引退を発表したソフトバンクの和田毅投手(43)が5日、福岡市内で記者会見を行った。
「私、和田毅は今シーズンをもって引退します。たくさんの方からメールとか電話いただいて、返信もできていないんですが、この場を借りて伝えさせていただきます」とあいさつ。
プロ野球選手として大事にしていたこと、こだわりを持ってきたことを聞かれ、「難しいですね…最後の引退試合をしないというか、ファンあってのプロ野球。一人で優勝できるものではない。人のためにやることは時にはもちろん大事だけれど、みんなの力が集まって、同じ方向を向いて勝ち得ていくことが大事。それを自分も大事にしていましたし。チームあっての自分という気持ちでずっと戦っていた」と回答。
球団からは引退試合を打診されていたが、「いろんな人の考え方はありますけれど、ホークスは優勝したし、優勝して引退試合とか引退の報告をして、ファンや選手もそうですし、空気的に自分で言うのも変なんですけど、和田のために日本一になろうとかそういう空気には絶対したくなかった」とし、チーム全員が同じ方向を向いて戦ってほしいという思いから固辞したという。
そうした考えについて「一番最初に引き継がせてもらったのは、城島さんで。城島(健司)さんに怒られて、教わってから、ずっとそういう気持ちで22年続けられて良かったと思います」と、捕手だった城島健司にかつて諭された出来事を胸に過ごしてきたと明かした。
シーズン終盤での引退試合は固辞したが「もしも可能であれば、来年3月にセレモニーになるのか、引退試合になるのかわかりませんが、そこでお願いしたいと球団には伝えています」とし、ファンに感謝を伝えたい意向を示した。
和田は、昨秋に就任した小久保監督から開幕ローテーション入りを確約され、本拠地開幕戦を任されたものの、負傷により回避。今季は先発で2勝に終わったが、シーズン終盤では救援としてプロ初ホールドを記録するなど存在感を示していた。
ただ、ポストシーズンへ向けた10月13日の実戦形式マウンドで左足を痛め、CSファイナルS、日本シリーズでは登板がなかった。球団側は来季も戦力として評価していたが、日本シリーズ終了翌日の4日に和田から引退の申し出があり、チームも了承した。
2002年自由獲得枠でダイエーに入団。03年の1年目には14勝で新人王となり、日本シリーズでは胴上げ投手となった。10年には最多勝とMVPを獲得。16年にも最多勝、最高勝率に輝く。12年からはメジャーにも挑戦し、現役22年間で165勝を挙げた。
1989年に誕生のダイエー入団では最後の現役選手だった。
話題のニュース
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・自民党の高市早苗前経済安全保障担当相は5日、東京都内のホテルで、9月の自民総裁選で自身を支援した議員らと会食した。高市氏は「(党内が)ガタガタしていたら自民は野党になってしまう」などと党内の結束を呼びかけたという。
参加者によると、衆院選の慰労が目的で、約20人が出席。萩生田光一元政調会長も短時間出席した。