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3分で読める本日の注目ニュース(2024年10月21日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・ 米国の富豪で実業家のイーロン・マスク氏は19日、11月5日の大統領選で最も激戦になっている東部ペンシルベニア州で「言論の自由と銃所持の権利」を支持する署名活動に賛同した登録有権者の中から「毎日1人に100万ドル(約1億5000万円)を授与する」と発表した。自身が支援する共和党のトランプ前大統領を側面支援する狙いがあるが、巨額の「報奨金」をエサに有権者を誘う脱法的な手法には批判も出ている。

 マスク氏は自身が設立した政治活動委員会(PAC)「アメリカ」を通じて、今月上旬に署名活動を開始した。激戦7州で署名者を紹介した人には47ドル(約7000円)の謝礼を支払うキャンペーンを展開。17日にはペンシルベニア州に限って謝礼を100ドル(約1万5000円)に増額したが、今回はさらに桁外れの報奨金を用意した。「当選者」はランダムに選ばれるとしており、19日にマスク氏が参加した集会で初回の当選者の男性を発表した。

 米メディアによると、マスク氏は7月にトランプ氏が銃撃された事件後に支持を表明。9月までの3カ月間に自身のPACに計約7500万ドル(約112億5000万円)を投じて、トランプ氏を支援している。

 米大統領選では各州と首都ワシントンに人口などに応じて割りあてられた選挙人の獲得数を競う。ペンシルベニア州は激戦7州の中で最多の19人の選挙人が配分されており、トランプ氏と民主党のハリス副大統領の陣営は最も重視している。

 米国の連邦法では、投票や有権者登録と引き換えに金銭を授受することは禁止されている。有権者の買収行為も禁止されているが、マスク氏の活動は直接トランプ氏への投票や有権者登録を呼びかけているわけではない。ただ、米メディアによると、マスク氏のキャンペーンは登録有権者だけを対象にしているため、違法である可能性があるとする選挙法の専門家もいるという。

芸能ニュース

・ファッション評論家としても知られたタレントのピーコ(本名・杉浦克昭=すぎうら・かつあき)さんが9月3日、敗血症による多臓器不全で死去した。79歳だった。葬儀は近親者で済ませた。

 横浜市出身。高校卒業後、アパレル会社に勤務。文化服装学院を経て衣装デザイナーに。1975年、双子の弟のおすぎさんと「おすぎとピーコ」としてデビュー。「笑っていいとも!」を始め、数々のテレビやラジオ番組に出演。街角の女性を対象にした辛口ファッションチェックの草分け的存在で、シャンソン歌手としても活動した。

 著書に「ピーコの乙女チョップ!」「片目を失って見えてきたもの」「ピーコ伝」など。

スポーツニュース

・サッカーの元日本代表MF本田圭佑(38)が20日、世界10カ国目となる1部リーグでのゴールを記録した。

 8月にカップ戦など2試合に出場したブータンのパロFCと今季リーグ最終戦に向けて再契約。ティンプー戦で先発出場を果たすと、1点を追う前半34分に味方が獲得したPKのキッカーを務め、落ち着いてゴール右に同点弾を決めた。公式戦でのゴールはリトアニアのスドゥバで2021年9月26日に行われたバンガ戦で決めて以来3年ぶりだった。

 1―2の後半アディショナルタイム1分には左からのクロスに頭を合わせて再び試合を振り出しに戻す一撃を決めてフル出場。終了間際に3点目を狙った鋭いシュートはGKに防がれたが、チームを敗戦危機から救って2―2で引き分けた。  本田はこれまでに日本、オランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、アゼルバイジャン、リトアニアのトップリーグでゴールを記録。世界でも異例となる“10カ国制覇”を果たしたことになる。

 8月13日にアジア・チャレンジリーグのプレーオフでフル出場した際はポスト直撃のFKなどもあったが、ゴールは挙げられなかった。それでも勝利に貢献してチームを初のアジア国際大会に導いたが、自身の「X(旧ツイッター)で「ブータンサッカーの新たな歴史をつくった結果には満足している。一部になれたことも誇り。一方で、得点を決められなかったことには満足していない」とコメントしていた。

 複数リーグでのゴールはウルグアイ代表やC大阪でも活躍したFWディエゴ・フォルランが9カ国で記録していた。

話題のニュース

・お好み焼き店で食べた鉄板焼きは、毒キノコの「ツキヨタケ」でした。8人が嘔吐や下痢となって一時3人が入院したということです。

徳島県によりますと、19日に県内の医療機関から「診察した患者が、毒キノコを食べた可能性がある」と保健所に連絡がありました。

調べたところ、18日午後5時ごろ、阿南市内のお好み焼き店で、客が持ち込んだキノコを鉄板焼きにして、店にいた8人(店主を含む)が食べ、食後1時間から4時間の間に8人とも吐き気や嘔吐、下痢の症状が出たということです。

症状があったのは62歳~83歳の男女8人。3人が入院して、現在までに2人が退院、8人とも回復傾向にあるということです。

徳島県は残っていたキノコと、症状の一致から毒キノコの「ツキヨタケ」と推定しました。

ツキヨタケの見た目が、食用の「シイタケ」や「ヒラタケ」「ムキタケ」に似ているため、間違った可能性があるとみられます。

厚労省によるとツキヨタケには「イルジンS、イルジンM、ネオイルジン」といった毒性分があり、食後30分~1時間程で嘔吐、下痢、腹痛の中毒症状が現れるということです。

保健所は、持ち込まれた食品だとしても、店で提供したことについて指導するとともに、同店を7日間の営業停止処分としました。

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