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3分で読める本日の注目ニュース(2024年3月4日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
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・地域でばらつきがある最低賃金について、「全国一律」を求める意見書の採択が地方議会で広がっている。全国労働組合総連合(全労連)によると、2023年に80議会で採択され、年ベースで過去最多となった。背景には都市との賃金格差で人口が流出し、地方の人手不足が進む危機感が強まっていることがある。
23年に採択したのは北海道根室市や新潟県三条市、福岡県行橋市など。根室市は地域で最低賃金が異なることについて、「地域間の経済格差を固定させ、地方から都市への人口流出の原因となっている」とした。
全労連によると、20年から採択議会の増加が目立ってきたという。20年~23年で採択したのは計164議会にのぼる。県議会では岩手、島根で採択。市町村議会では秋田県で25のうち20、長野で77のうち36が採択し、地方が目立つ。中には複数年にまたがって連続で採択された議会もある。
最低賃金は企業が払うべき最低時給で1959年に法律で定められた。働く人の生活を守る安全網として機能し、毎年、厚生労働省の審議会が引き上げの目安を示す。この目安は都道府県を3ランクに分類して示すため、地域で金額に差が出る構図となっている。
芸能ニュース
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・タレント・有吉弘行(49)に第1子が誕生したことが3日、分かった。同日、自身が、パーソナリティーを務めるJFN「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(日曜、後8・00)にて報告した。妻は元フリーアナウンサーの夏目三久さん。
番組冒頭、アシスタントを務めるアルコ&ピースの平子祐希らとのトーク中、唐突に「子供産まれたんですよ」とポツリ。直前まで平子らの体調を気遣っていた有吉は「ついつい。すいません、父親ぶっちゃって。出ちゃうんだよな、父性が」と話した。
具体的な出生日は明かさず。性別については「今後のことを考えてまだ発表しないんですけどね」とし「いま0歳。一応そういうことで」と報告した。所属事務所は「番組で話したことが全てです」とした。
スポーツニュース
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・今夏のパリ五輪代表の男子の最終選考会を兼ねて行われ、22年世界選手権代表の西山雄介(29)=トヨタ自動車=が自己ベストの2時間6分31秒で日本勢トップの9位となったが、MGCファイナル設定記録(2時間5分50秒)を突破できず。パリ五輪代表入りは逃した。この結果、昨秋のMGCで3位だった大迫傑(ナイキ)が2大会連続五輪代表に内定した。キプルト(ケニア)が2時間2分16秒で優勝した。
このレースではペースメーカーの不安定ぶりが波紋を呼んだ。レースは前世界記録保持者(2時間1分9秒)で、五輪2連覇のエリウド・キプチョゲ(ケニア)ら世界屈指の選手が揃う海外招待選手がスタートから高速ペースを刻み、15キロの通過は42分52秒、中間地点を1時間0分20秒と世界新も狙えるペースとなった。ただ、あまりの高速ペースに3人いた先頭集団のペースメーカーは16キロで1人が脱落すると、その後も1人が消え、26キロで最後の1人が脱落。設定の30キロもたずに、3人がいなくなった。
日本記録ペースで設定された第2集団も、序盤から日本テレビで解説していた駒大監督の藤田敦史氏が「(ペースの)上げ下げがある」としきりに不安定なペースを指摘していた。レース後、41秒差で五輪切符を逃した西山は「前半遅く感じたので、それこそハーフなら62分ぐらいでいってほしかったのが率直な気持ちだった。遅くなってしまったのはもうそこは仕方ないと思いながら割り切って走った」と明かし、「思っていたより遅かった。予想外ではあった」と吐露した。日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)は「前半わりとペースよりはゆったり目で入っていた。僕は最後までついていけなかったが、常に設定タイムという所で行ってほしいなと周りの人とは言っていた」と明かした。「テクニカルミーティングでは2分57~58秒と聞いていたが、中盤3分を越していて。大丈夫?みたいな感じで話していた」と、振り返った。
女子で日本記録を逃した新谷仁美(積水化学)は「ハーフまではペースメーカーを信用しようと思っていて、男性だし、日本人だし、何かあれば話せると思っていた。横田コーチがハーフのところにいて、『遅い』と聞いて、そこで初めて『あ、ヤバい』と」と振り返り、「20キロ通過から一気にペースが上がったのは分かったが、焦ってしまって5キロで使い果たしてしまったのかなと」と、語った。
また、男子の日本勢が争う第2集団ではペースメーカーが給水で立ち止まって、自身のボトルを探す場面も。後続の選手が慌てて避ける場面が目立った。SNSでは「ペースメーカーが仕事してないどころか邪魔しとるやん」、「給水で立ち止まっている人が多いし、転倒もあったし、ペースメーカーが早々離脱だし、素人目に大丈夫なの?って思いながらみてる」、「ペースメーカーの給水ほんと邪魔すぎる。ドリンクバーみたいにのんびり選んでる」と、指摘する声があがり、箱根駅伝に出場した経験がある俳優の和田正人も自身のXで「おーい!!給水ポイントで立ち止まってボトル探すのやめろー。ペースメーカーが2人も。レース中に前の選手が急に立ち止まるのは本当に危険なんだよ」と、綴った。
話題のニュース
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・三笠宮妃百合子さまが3日、都内の聖路加国際病院を受診し、脳梗塞症の疑いと誤嚥(ごえん)性肺炎と診断されたことから、そのまま入院されました。百合子さまは現在、皇室最高齢の100歳です。
宮内庁によりますと、百合子さまは先月22日、定期健診を受けられた際は、特に問題はなかったということですが、2日午後、気分が優れない様子で、軽度の脱水症状があったということです。
3日の午後、聖路加国際病院で検査と診察を受けられたところ、軽い脳梗塞で右の手足に少し動かしづらさがあり、誤嚥性肺炎の症状も見られたということです。
百合子さまの症状は現在、落ち着いていて、会話はされているということです。
ただ、痰(たん)は多いようで、集中治療室に入院されているということです。
食事は取らず、点滴をされていて、宮内庁は退院時期は未定だとしています。