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3分で読める本日の注目ニュース(2024年7月21日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・日本製鉄は20日、トランプ前米政権で国務長官を務めたポンペオ氏を、米鉄鋼大手USスチール買収に向けたアドバイザーに起用したと明らかにした。11月の米大統領選を控えて買収が政治問題化する中、計画前進に向けて態勢を強化する。

 日鉄はポンペオ氏起用の理由について「(共和党と民主党の)両陣営から尊敬されている。米国の地政学上や安全保障上の課題について、他に類を見ない洞察力を持っている」とした上で「米国の経済と安全保障を強くしていくために、連携して対応することを楽しみにしている」とコメントした。

芸能ニュース

・声優の金田朋子(51)と俳優の森渉(41)がフジテレビ系「FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!」(20日後6・30~21日後9・54)に生出演。この日、それぞれ自身のSNSで離婚したことを発表した2人。金田は「私もびっくりでーす!」とコメントした。

 2年連続の開催となった「100キロサバイバルマラソン」の出場者18人が映し出される中、金田と森は並んで登場。2人が映し出されると、スタジオのMC陣たちから「出た…」とポツリ。その後、「MCの優勝予想」が発表され、お笑いコンビ「霜降り明星」粗品はアイドルグループ「OWV」佐野文哉が優勝と予想していた。だが、「これ、今から変えれるんですかね?」と変更したいとした。

 続けて「ちょっと金田、森ペアに話を聞きたいです。お願いします」と、この日離婚を発表した2人に触れた。相方・せいやらが「いやいやいや…」と困惑する中、金田は「イェーイ!」と笑顔を浮かべた。森も笑いながらカメラに向かって一緒にガッツポーズした。

 さらに金田は「私もびっくりでーす!」と心境を明かすと、粗品は手を叩いて大笑い。せいやは「なんで今日発表したんですか?」と戸惑いを隠せなかった。

 この日、金田は自身のSNSで「いつも私たち家族を応援してくださりありがとうございます。この度みなさまにご報告があります」としたうえで「先日、私金田朋子と森渉は婚姻関係を解消し、戸籍上の夫婦ではなくした上で家族を続けていくことになりました」と森との婚姻関係を解消したことを報告。森も自身のブログで「夢を諦めるわけでもなく、笑顔を犠牲にするわけでもなく、それぞれがそれぞれのペースで笑顔で生きていくために、そして家族の心が二度とバラバラにならない為に、このような答えになりました」などと記している。

 金田は2000年に声優デビュー、「あずまんが大王」「おしりかじり虫」など多数の作品に出演。13年11月に10歳年下の森と結婚。17年6月に第1子となる長女が誕生している。

スポーツニュース

・日本グランプリシリーズG2の実業団・学生対抗が行われ、女子100mハードルは福部真子(日本建設工業)が12秒69(+1.2)をマークして優勝。自身が22年に出した日本記録を0.04秒塗り替える日本新。パリ五輪に向けて大きな弾みをつけた。

速報タイマーは12秒70で止まり、「3度見しました」。正式に12秒69と表示され、さらに驚きの表情を見せる。「ものすごくうれしかったですが、世界を見た時に……」と、常に見据えているのは世界だった。

スタートから飛び出したように見えたが、自身の感覚としてはそれほど良いものではなかった様子。日本選手権後は疲労もあり「2週間ほどは状態が優れなかった」。その中で、「練習でもスタートから3台目の部分が何度やってもタイムが上がってこなくて結構落ち込んでいました」と言う。

ただ、それ以外は「自信を持てていた」。坂道を下るようなハードリングだった2年前の日本記録樹立時とは違い、「毎回、ハードルを跳んでいる」感覚だったというが、中盤以降は圧巻のスピードを披露。「余裕度があって、目で捉えられるようになってきた」と、持ち味を存分に発揮して大記録へとつなげ、「12秒7台をもう一度出したかった狙いの中で12秒6台。やっと地力がついてきたかな」と笑顔を見せる。

日本記録を出して以降、気持ちが「追いついていなかったところがありました」。あれだけ苦しんだインターハイ3連覇の称号よりも、『日本記録保持者』は重かった。ただ、「紆余曲折を経て、努力しながら、いろんな経験をして選手としても人間としても、もちろん技術的にも」成長でき、「あの時に逃げずに、いろんな試合に出続けたからこそ得たものがあります」。

世界のレベルは年々上がり「ファイナルとは言いたいところですが、決勝ラインのタイムがはるかに想像していたよりも上がっている」。広島に帰り、競技を続けると決めてから、ずっと思い描いていたパリ五輪。「まずは一つひとつのラウンドで、自分のベストパフォーマンスを出して突破していきたい」。

栄光をつかんだ過去も、苦しんだ過去も、どんな失敗も自分の糧として成長してきた天才ハードラーが、満を持してパリへと向かう。

話題のニュース

・18日に埼玉県営大宮球場などで行われた全国高校野球選手権埼玉大会3回戦。仲間が攻撃で活躍するたびに喜びを爆発させる西武文理高3年で記録員山口眞士(まなと)さん(17)は昨年11月、自転車で帰宅途中、飲酒運転の車にはねられ、2週間意識を失う事故に遭い選手を諦めた。意識を取り戻す大きな力になったのは仲間の存在。「自分の武器は声」。山口さんはベンチから声を出し続け最後まで戦った。

 昨年11月8日午後10時ごろ、家にいた山口さんの妹が警察から事故の連絡を受けた。「眞士が運ばれた」。帰りが遅い山口さんを心配した父泰可さん(44)夫妻が探し回っていた時だった。

 脳の損傷を受けた山口さんは2週間意識が戻らなかった。医師からは「ずっと目を覚まさないかもしれないし、人によってさまざま。声をかけてあげてくださいねと言われた」と泰可さん。コロナ禍やインフルエンザの流行から面会も週1回ほどだった。

 チームメート約50人がビデオレターを作った。「一緒にまた野球やろう」「待ってるぞ」。意識のない山口さんの耳元で動画を聞かせるとチームメートの言葉に涙を流していたという。佐藤圭一監督(47)は「みんなでなんとかしようという気持ちだった」と振り返る。

 動画を見せた翌日、山口さんは目を覚ました。主将の吉村勇希さん(17)は「『お前がチームにいないと成り立たない』と動画で呼びかけた。試合になると誰よりも声を出す。『お前ならできる』という(山口さんの)言葉に心が救われた」とも。
 山口さんが学校に復帰したのは今年2月。3カ月間の入院期間中にスコアの練習を始めた。リハビリする中で左半身が動くようになった。泰可さんは「選手のときには野球楽しいってあまり聞いたことはなかった。スコアラーになってから野球が楽しいと聞いた」。

 18日、チームは不動岡との対戦に敗れた。「いつも通りでいけよ」と声をかけ続けたが思いはかなわなかった。「選手たちはみんなまぶしかった。『眞士のために勝つんだぞ』って言ってくれて必死になってやってくれた」。

 チームに戻り、一時は心が揺らいだこともあったという。最後の夏、自身の選択に悔いが生じる余地は見当たらなかった。

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