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3分で読める本日の注目ニュース(2024年9月1日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・9月1日は「防災の日」。今年は1月の能登半島地震に始まり、8月には「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」も発表された。災害時用トイレを含め、遅れがちだった各家庭での防災の備えへの意識の高まりもみられるようになった。

 政府は南海トラフ地震臨時情報を8月8日に出した。その直後の14日から17日までの4日間、チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」を運営するロコガイド(東京都港区)が防災意識に関するアンケートを実施した。

 それによると、回答者の半数近くが飲料水や食料品など自宅での災害用品の備蓄を確認したり、追加したりしていた。

 全国の「トクバイ」ユーザーを対象にインターネットを通じて調査し、1900人から回答を得た。「臨時情報発表後に備えたこと」を尋ねた項目(複数回答)では、「自宅での災害用備蓄の確認・追加」が46・5%で最も多く、「避難場所・避難経路を確認した」23・1%、「ハザードマップを確認した」22・0%と続く。「何もしなかった」は13・7%だった。

 自宅で備えている防災用品について複数回答で尋ねたところ、「懐中電灯」が85・5%と最も多く、「カセットコンロ」53・6%、「予備電池・非常用バッテリー」48・9%と続いた。

 一方、「簡易トイレ」は33・6%だった。3人に1人が簡易トイレを備えているとの結果だ。

 単純比較はできないが、一般社団法人「日本トイレ協会」(東京都文京区)が2023年に実施したアンケート調査では、家庭で災害時用トイレを備蓄している人は22・2%だった。

 日本トイレ協会によると、8月8日の臨時情報発表後はホームセンターで簡易トイレの品切れが相次ぎ、協会に加盟するメーカーの中には在庫が払底する企業もあったという。

 簡易トイレの備えを含め、防災意識は高まっているのだろうか。

 日本トイレ協会の災害・仮設トイレ研究会の事務局長、砂岡豊彦さんは「今年は災害を身近に感じる機会が多い」と指摘する。簡易トイレについては「『まさか自分が当事者になることはない』と思っている人が多いのでは」といいつつ、「水があれば食べなくても数日は耐えられる可能性がある。だけど排せつは一日も止めることができない」と、対策の重要性を訴えた。

 ◇トイレ問題は「最大の課題」

 日本トイレ協会は簡易トイレなどで「1人1日あたり5回を7日分」確保することを勧めている。

 16年の熊本地震をきっかけに災害時用トイレの商品開発を進めたという福岡商事(福岡市)は「トイレの女神PREMIUM」という凝固剤付き携帯トイレを販売する。事業責任者の安藤成希さんは「避難生活ではトイレ問題が最大の課題」と話す。

 一方、災害時危機管理に取り組む企業C-SOS(東京都目黒区)が開発した組み立て式便器「便王(ベンキング)」は本体が発泡スチロール製で停電時も便座が冷たくないという。処理袋や凝固剤などがセットになっている。

 同社代表で一般社団法人「全国簡易トイレ普及協会」(同区)の代表理事を務める地村健太郎さんは「排せつを我慢すると命に関わる。自分専用のトイレを確保することで、プライバシーの保護や性犯罪抑止、高齢者福祉にもつながります」と話している。

芸能ニュース

・ロックバンド「DUAL」が25日、東京・豊洲PITでライブツアー「龍神TOUR」のファイナルを実施した。客席は満員、3000人の観客にメンバーは「来年、一緒に武道館に行こう!」と躍進を誓った。

 DUALはメンバー全員が「経営者」という異色のバンド。リーダーでベースのMIYATAはTOY'S FACTORYにも所属した元バンドのメンバーで、経営する合同会社「Feel so Free」は千葉県の映像制作業界売上実績2位。ボーカルのSYOTAは、音楽未経験ながら経営するホールディングスの年商が30億円超え。格闘技イベント「RIZIN」のスポンサーとしても知られる。ドラムのKAZUMITSUは通信制高校「成美学園高等学校」のオーナー兼学園長として、全国26校のほか福祉事業も展開。ギターのTAKUMAは富山県・石川県で音楽制作会社「iROHA」を経営している。メンバー全員の年商を合算すると「50億円」オーバーという驚愕の経営者力を持つ。

 同バンドは2022年に本格活動したばかりだが、わずか2年で3000人キャパの豊洲PITを観客で埋め尽くした。その秘訣(ひけつ)は、バンドには珍しい「スポンサー制度」や「フランチャイズ制度」を採用していることだ。

 スポーツ団体と同じようにバンドにも「スポンサー制度」があって良いという考え方から、200社以上もの企業スポンサーを得ている。また「DUALの意志に共感し、共に活動できるメンバーを増やす」という発想のもと、大阪拠点の「BEAST」、名古屋拠点の「KENTA」を発足し、さらなる集客を目指している。

 武道館を目指すためには1万人以上の集客が必要と言われている。経営者力を行かして、今や平均1000人の集客ができるアーティストに成長し、3000人規模のライブも成功させたDUAL。今後も、結成当時から「(2025年に)必ず武道館に行きます!」と叫び続けた目標に向かっていく。

スポーツニュース

・【MLB】ドジャース 10ー9 Dバックス(日本時間31日・アリゾナ)

 ドジャース・大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦の8回、2試合ぶりの43号を放った。2回には今季43個目の盗塁を記録しており、史上初の「43発&43盗塁」を達成。さらに米記者によると、112年ぶりの大記録が達成される可能性があるようだ。

 MLB公式のサラ・ラングス記者が自身のX(旧ツイッター)を更新。「ショウヘイ・オオタニは本塁打部門でナ・リーグの1位に立ち、43盗塁を記録している。1900年以降で、本塁打王の選手が同時に40盗塁以上を記録したのは以下の選手」と綴った。「1912年のトリス・スピーカー(52盗塁、10本塁打)、1909年のタイ・カッブ(78盗塁、9本塁打)とレッド・マレー(49盗塁、7本塁打)、1903年のジミー・シェッカード(67盗塁、9本塁打)」の4選手だけだという。

 大谷はこの日の一発で43号とし、2位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に6本差をつけた。このままのペースなら、昨年に続く本塁打王も十分に達成可能。そうなれば、実に112年ぶり史上5人目の「本塁打王+40盗塁以上」の快挙も打ち立てることになる。

 さらに、大谷が記録を達成すれば“ライブボール時代”以降では初の偉業。過去の達成者はいずれも黎明期で、ボールが全く飛ばない時代の選手たちだけ。改めて、大谷がいかに“特異”な存在かが分かる記録とも言えるだろう。

話題のニュース

・ノルウェーで王位継承権第4位のマッタ・ルイーセ王女(52)が8月31日、米国人の自称「シャーマン(霊媒師)」デュレク・ベレット氏(49)と結婚した。

 王女は自らが「透視能力がある」「天使と話せる」と主張。ベレット氏も、自分の前世はファラオ(古代エジプト王)でルイーセ王女が妻だったと述べている。

 ノルウェー西部の景勝地ガイランゲルでの結婚式には国王ハラルド5世ら王族が参列したが、会場は白いテントで覆われ、独占契約を結んだ2社だけが取材を許可された。王女はグッズ販売などでベレット氏と共に王室を商業利用していると批判され、2022年に公務から離脱。メディアとの関係も険悪になっている。

 二人は22年に婚約した。王女は離婚歴があり、前夫との間に3人の子供がいる。

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