3分で読める本日の注目ニュース(2024年12月10日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
・ 中国の国家市場監督管理総局は米半導体大手エヌビディアに対し、独禁法違反の疑いで調査を始めた。中国国営テレビが9日伝えた。米国は中国に対する先端半導体関連の輸出規制を強化しており、対抗措置の一環である可能性もある。先端技術を巡る両国間の貿易摩擦が一段と激化しそうだ。
エヌビディアは高性能の人工知能(AI)向け半導体を得意とする。米国は中国が軍事用途にAIを利用することを強く警戒しており、AI半導体の対中輸出の規制を強化。中国側は強く反発している。
調査内容の詳細は不明だが、エヌビディアがイスラエルの同業メラノックステクノロジーズを対象として2020年に完了した買収案件も対象になったもようだ。一般的に独禁法違反が認定されれば、巨額の罰金を科される可能性もある。
米国は今月2日、半導体製造装置やソフトウエアなどの対中輸出規制を新たに公表。これに対して中国商務省は3日、半導体材料として使うガリウムやゲルマニウムなどのレアメタル(希少金属)の米国向け輸出を原則として禁止する措置を発表した。
芸能ニュース
・白塗りに花魁(おいらん)の衣装で「チックショー!」と叫ぶギャグが人気の芸人、コウメ太夫が、YouTubeチャンネル「楽待」の番組「さらば青春の光 不動産王への道」に出演。15年前に購入したアパートの驚がく値段を明かした。
コウメがブレークし、人気が落ち着いたタイミングで、不動産に詳しいマネジャーや両親からのアドバイスでアパート経営を発案。2009年に大きなターミナル駅の近くのアパート1棟を5000万円で購入した。
6戸入り、満室時の家賃は420万円。表面利回りは8・4%という。収支に話が及ぶと、家賃収入が35万円、ローン返済、管理費などを差し引き、25万円が手残りになる。
番組では、同物件の現在の価値を査定。その結果「7100万円」と発表された。さらばの森田哲矢らは「えーっ!凄い!」とビックリ。鑑定した専門家は「都内であることが強い。物件の規模が大きすぎないこともメリット」と高評価を受けた。コウメは大喜びしたが、「一方で、賃貸経営が難しい。11~12平米でできており、住みづらい。6戸中の3戸しか埋まっていない」という指摘も受け、「いますぐ売却を勧める」と言われ、迷っていた。
スポーツニュース
・出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する第3回の「現役ドラフト」が9日、開催された。午後1時からオンラインで非公開で実施。史上初めて2巡目も行われ、広島が2人を指名した。
各球団が指名した選手は以下の通り。
【1巡目】
■セ・リーグ
巨人 田中瑛斗投手(日本ハム)
阪神 畠世周投手(巨人)
DeNA 浜地真澄投手(阪神)
広島 山足達也内野手(オリックス)
ヤクルト 矢崎拓也投手(広島)
中日 伊藤茉央投手(楽天)
■パ・リーグ
ソフトバンク 上茶谷大河投手(DeNA)
日本ハム 吉田賢吾捕手(ソフトバンク)
ロッテ 石垣雅海内野手(中日)
楽天 柴田大地投手(ヤクルト)
オリックス 本田圭佑投手(西武)
西武 平沢大河内野手(ロッテ)
【2巡目】
広島 鈴木健矢投手(日本ハム)
◆現役ドラフト対象選手とは。以下の8項目の選手は対象外
(1)外国人選手
(2)複数年契約選手
(3)来季年俸5000万円以上の選手(1人は5000万円以上1億円未満も可)
(4)FA権を行使したことのある選手
(5)FA資格選手
(6)育成選手
(7)前年シーズン終了後にトレードで獲得した選手
(8)シーズン終了後に育成から支配下になった選手
◆現役ドラフト 日本プロ野球選手会の要望に日本野球機構(NPB)が応じ、約4年間の話し合いの末、22年12月から導入された。各球団は契約保留選手名簿の中から、外国人選手、複数年契約選手、FA資格選手、育成選手など8項目にあたる選手をのぞき、指名対象選手を2人以上(来季年俸5000万円以上1億円未満を1人含む場合は3人以上)を事前に提出。各球団は全体の対象選手リストの中から指名希望を議長に通知する。他球団からの希望をもっとも多く集めた球団が暫定指名順位1位となり、最初に指名する。指名された球団が次に指名する流れを基本とし、1巡目は必ず各球団1人が出て、1人が入る仕組みとなっている。希望した球団により、2巡目まで行われる。
話題のニュース
・那覇から台湾に向かう予定だったクルーズ船が故障し出航予定日から3日経った9日も船は港にとどまったままです。
クルーズ船「ベリッシマ」は、今月6日夜に那覇を出港し、石垣島を経由して台湾に向かう予定でしたが、船が故障しその日の出港を中止しました。
出港予定日から3日経った9日も出港できない状態が続います。
クルーズ船のツアー代理店などによりますと、当初乗客は4000人ほどいましたが、ツアーは中止。乗客たちを下船させていますが、一部乗客は下船手続きなどに時間がかかっていて今も船にとどまったままです。
那覇港管理組合によると、9日に船会社から「当分の間、港を使用させてほしい」と連絡があったということで、出港の目処はたっていません。
那覇港へは今後も他のクルーズ船の寄港が予定されていることから、故障原因の究明と修理が長引けばほかの船の寄港予定を変更するなど影響が懸念されます。