3分で読める本日の注目ニュース(2024年11月18日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
・ 米エヌビディアは、次世代GPU(画像処理半導体)「ブラックウェル」を巡り、過熱の問題のためここ数カ月にサプライヤーに対してサーバーラックの設計変更を要請しており、投入遅延の懸念が生じている。テクノロジーニュースサイトのジ・インフォメーションがエヌビディアの従業員や顧客、サプライヤーの話として名前を明示せずに伝えた。
ブラックウェルのサーバーラックの設計変更要請は、生産工程の後期に入る中で行われたと、インフォメーションは報道。エヌビディアは遅延について顧客に通知していないという。
エヌビディアの広報担当はインフォメーションの取材に対し、同社がブラックウェルのサーバーラックの設計を確定したのか否かについてのコメントを控えた。
芸能ニュース
・11月14日、大手YouTuber事務所のUUUM(ウーム)株式会社は、親会社のフリークアウト・ホールディングスによる株式公開買い付け(TOB)を受け入れると表明した。
UUUMは、フリークアウト社の完全子会社となり、東証グロース市場から上場廃止となる予定だ。今回のTOBの買取価格532円は、2019年2月につけた株式分割後の最高値6870円に対して、12分の1以下になる。
「UUUM社は2013年に創業。YouTube黎明期から人気を誇るHIKAKIN、はじめしゃちょー、東海オンエアなどの大物YouTuberを抱える、いわばYouTube界の最大手事務所です。
2017年に旧東証マザーズ(現:東証グロース)市場に上場しています。ただ、最近では単価の低い、短時間で視聴できるショート動画の人気上昇に加え、ネット広告市場全体の低迷で、去年は上場以来初の赤字に転落しました」(経済担当記者)
UUUMの上場廃止報道に、Xでは悲鳴に似た声が多くあがっている。
《UUUMが上場廃止!?私持ってるんですけど~。゜(゜´ω`゜)゜。これ放置してたらどうなるん?》
《成長を信じて投資して株を持ち続けてた株主はほぼ全員大損ですね》
そうした阿鼻叫喚のなか、こんな声も寄せられている。
《まさかのTOB532円って45万株持ってる大株主のヒカキン大損確定じゃん》
「じつは人気YouTuberのHIKAKINさんは、UUUM創業メンバーで個人大株主でもあるんです。今年7月に提出された同社の四半期報告書によると、筆頭株主はフリークアウト社で約104万株(約52%)。第2位がHIKAKINで、45万4770株(2.29%)を所有していると記載されています。
最高値6870円のときと所有している株数は一緒ですから、買取価格532円との差額を計算すると、無惨にも約29億円を “ふっとばした” ことになります」(同)
HIKAKINといえば、メインチャンネルの登録者数がおよそ1900万で、のべ再生回数は180億回以上。年収3億円ともいわれる日本を代表する人気YouTuberだ。これまで、UUUMの不調が伝えられても、けっして株を手放してこなかった。そんなHIKAKINに、Xではむしろ賞賛の声があがっている。
《株価がグングン上がっている時も、ヒカキンは『売らない』と明言していました》
《ヒカキンなら30億円消し飛んでも許してくれそう またしてもヒカキンが聖人として株が上がりそう》
《もう十分稼いでるでしょうし下手に売り抜けてたら恨まれるだけなので正解ですね》
HIKAKINの “聖人神話” は不滅ということか。
スポーツニュース
・野球日本代表「侍ジャパン」は17日、「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」グループBのキューバ戦に7-6で勝利。同点の8回に栗原陵矢内野手(ソフトバンク)が決勝犠飛。グループB1位で3大会連続のスーパーラウンド進出が決定した。
侍ジャパンは2回2死三塁で佐野恵太外野手(DeNA)の中前適時打で先制した。3回にも森下翔太外野手(阪神)の中犠飛で2点目。森下はこれで豪州戦から4試合連続、チェコとの強化試合を含めると6試合連続打点をマークした。4回には元ロッテのサントス、元日本ハムのドレイクの連打で1点を失ったが、4回1死一、三塁で佐藤都志也捕手(ロッテ)の左犠飛で再びリードを2点に広げた。
6回にモンカダの適時打などで3点を失い、2点リードの7回には1死一、二塁のピンチで登板した清水達也投手(中日)が元ソフトバンク・デスパイネの投ゴロで悪送球。試合は一時振り出しに戻った。しかし、8回にソフトバンクのモイネロを打ち込み、1死一、三塁で栗原が左犠飛。決勝点で国際大会23連勝となった。
グループBでは、侍ジャパンとチャイニーズ・タイペイを除く4チームが2敗以上を喫している。チャイニーズ・タイペイが4勝1敗で並んでも直接対決で勝利しているため、侍ジャパンのグループB1位通過が決まった。21日から東京ドームで行われるスーパーラウンドではグループA、Bの上位2チームが直接対決し、上位2チームが決勝を戦う。
話題のニュース
・前知事の失職に伴う兵庫県知事選で、当選を確実にした斎藤元彦前知事(47)は17日夜、神戸市内の事務所で支持者を前に立ち、「もっと改革をして県政を前に進めてほしい、躍動する兵庫の歩みをとめないでほしいという期待を頂いた」と語った。
県議会から全会一致で不信任決議を受けての出直し選だったが、SNS(ネット交流サービス)を活用して支持を広げ、返り咲きを確実にした。
斎藤氏は「選挙戦は一人からのスタートだった。支援がここまで広がるとは思っていなかった。SNSを通じていろんなつながりを持たせてもらった。本当に大きな支えになった」と話した。
斎藤氏を巡っては、元県西播磨県民局長の男性が3月、パワーハラスメントなどの疑惑を記した文書を一部の報道機関や県議に匿名で配布。県は5月、公益通報の調査結果を待たずに男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
疑惑の真相究明を目指した県議会は6月、51年ぶりに調査特別委員会(百条委)を設置した。元局長の証人尋問を予定していたが、元局長は7月、県内の親族宅で亡くなっているのが見つかった。自殺とみられている。
県議会は9月に全会一致で不信任決議を可決。斎藤氏は自動失職し、出直し選となった。
知事選は過去最多の7人が立候補した。斎藤氏は19日の選挙会で正式に当選人と決まり、県選管が告示した時点で新知事となる。