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3分で読める本日の注目ニュース(2025年2月15日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・異常なコメの高騰が続くなか、農水省はきょう、備蓄米21万トンを放出すると発表しました。来月下旬にも店頭に並ぶとみられますが、価格は落ち着くのでしょうか…

「お米高いです」
「異常ですよね。5キロとかでも、昔の10キロの値段みたいな」

街ゆく人の話題は、高騰するコメ。餃子の王将はきょうから、ライス全サイズを55円値上げ、炒飯や天津飯など26商品で値上げに踏み切りました。

コシヒカリは去年5月ごろまで5キロ2400円程度でしたが、先月、4000円を突破。異常なコメの高騰が続くなか、農水省はようやく重い腰をあげました。

江藤拓 農水大臣
「販売数量は21万トンとします。正直なところ、上昇した価格が落ち着くこと、当然、期待しております」

国内で保管されている100万トンの備蓄米のおよそ2割、茶碗にすると32億杯分を市場に放出すると発表。

農水省幹部
「農水省としては、価格を抑えるためという理由では出したくなかったんだけど、官邸からの圧力がすごかった」

ではなぜ、放出量を21万トンにしたのか…

江藤拓 農水大臣
「流通が滞っているこの状況をなんとしても改善したいという強い決意の数字だ」

コメは通常、農家からJAなどの集荷業者、卸売店などを通して消費者に届きます。去年、コメの生産量は18万トン増えた一方、集荷業者が集めた量は21万トン減少。

農水省は「流通の停滞」が“消えた21万トン”の原因とみて、初めて、流通の円滑化を目的に備蓄米の放出に踏み切ったのです。

きょう、創業335年のコメの卸売店を訪ねると…

創業335年の金沢米穀販売 金澤富夫 代表
「我々はお弁当屋さんの経営も担っているような感じなので、欠品ができないんですよね」

コメが全然手に入らず、店内に残っているのは週明け月曜に出荷する分だけ…

創業335年の金沢米穀販売 金澤富夫 代表
「去年の夏に売却(放出)してくれていたら、多分こんなに米騒動にならなかったと思いますよ。農水の優秀な役人には申し訳ないけど、普通の商人なら潰れてしまいますよね。我々、そこで判断を見誤ったら、会社はおしまいです」

早ければ、来月下旬にもスーパーなどの店頭に備蓄米が並びますが…

創業335年の金沢米穀販売 金澤富夫 代表
「米騒動というか、コメ不足は当面続くんじゃないかなという考え方が主流。需給バランスが非常に崩れていると思うんですよ」

専門家も根本的なコメ不足を指摘します。

キヤノングローバル戦略研究所 山下一仁 研究主幹
「そもそもないんです。コメが不足している。消えたコメなんてないんです」

コメ高騰の要因として農水省があげる「流通の停滞」を否定。おととし夏の猛暑でコメが大幅に不足。それ以降、需要を満たせていないとし、「生産量を増やすべきだ」と強調しました。一方、気になる価格については…

キヤノングローバル戦略研究所 山下一仁 研究主幹
「(放出した備蓄米)21万トン全部は市場に回らないと思いますけど、一部は回るでしょう。そうすると、ある程度、米価は下がる可能性がある」

ただ、農水省は「価格にはコミットしない」としていて、どの程度価格が下がるかは見通せない状況です。

芸能ニュース

・オンラインカジノで賭博した疑いがあるとして、あらたに複数のタレントが警察に事情を聴かれました。

毎日新聞によりますと、警視庁保安課が吉本興業所属タレント10人弱から任意で事情を聴いていることが、捜査関係者への取材で判明したといいます。

この中には、漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」で優勝した「とろサーモン」の久保田かずのぶさんや「令和ロマン」の高比良くるまさんも含まれているそうです。

久保田さんは関与を否定していますが、高比良さんなどは大筋で関与を認め、「グレーだと思っていた」などと説明しているということです。

しかし、オンラインカジノは「グレー」ではなく、賭博罪にあたり違法となります。また、違法であることを知らなくても犯罪は成立してしまうことにも注意が必要です。

●「単純賭博罪」と「常習賭博罪」の適用が考えられる

オンラインカジノでお金を賭けて遊んだ場合、「単純賭博罪」(刑法185条)と「常習賭博罪」(同186条1項)の適用が考えられます。

単純賭博罪は50万円以下の罰金または科料、常習賭博罪は3年以下の懲役です。

ここで言う「常習」とは、反復して賭博行為をする習癖(しゅうへき)のことをいいます。常習性が認められるとかなり重くなります。

常習として賭博したかどうかは、その賭博行為の種類や、賭けた金額が多いか少ないか、賭博のおこなわれた期間、回数、前科の有無などを総合して判断されるべきとされています。

なお、1回の賭博であっても、常習性があると判断される場合もあります。

●「グレーだと思っていた」では済まされない

オンラインカジノは「グレー」や「違法じゃない」と思って、遊んでしまっている人が少なくないようです。

しかし、刑法には「法律を知らなかったとしても、そのことによって、罪を犯す意思がなかったとすることはできない」(刑法38条3項本文)と記されています。

オンラインカジノが違法だと知らなくても犯罪が成立することに注意しましょう。

スポーツニュース

・3月5日(水)、6日(木)に開催される「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」のメンバーが発表された。今回選出された出場選手一覧と、パ・リーグ選手のコメントは以下の通り。

※選手名(背番号/所属チーム)、敬称略

【投手】
宮城大弥(13/オリックス)
曽谷龍平(15/オリックス)
種市篤暉(16/千葉ロッテ)
常廣羽也斗(17/広島)
齋藤友貴哉(19/北海道日本ハム)
橋本侑樹(21/中日)
大津亮介(26/福岡ソフトバンク)
河野竜生(28/北海道日本ハム)
塹江敦哉(36/広島)
杉山一樹(40/福岡ソフトバンク)
今井達也(48/埼玉西武)
石井大智(69/阪神)

【捕手】
岸田行倫(27/巨人)
山本祐大(50/横浜DeNA)
海野隆司(62/福岡ソフトバンク)

【内野手】
大山悠輔(3/阪神)
吉川尚輝(4/巨人)
森敬斗(6/横浜DeNA)
長岡秀樹(7/東京ヤクルト)
佐藤輝明(8/阪神)
太田椋(31/オリックス)
廣瀨隆太(33/福岡ソフトバンク)
矢野雅哉(61/広島)

【外野手】
髙部瑛斗(38/千葉ロッテ)
水谷瞬(53/北海道日本ハム)
細川成也(55/中日)
梶原昂希(58/横浜DeNA)
万波中正(66/北海道日本ハム)

宮城大弥投手 コメント
「選んでいただきとても光栄です。これからの自分の野球人生の中でも、間違いなくプラスになることばかりだと思いますので、日本の代表として誇りを持って投げたいと思います」

曽谷龍平投手 コメント
「選出していただき、びっくりしたというのが率直な気持ちです。目指していた場所でもありますので、よっしゃ!やってやるぞという思いです。色んな人から色んなことを聞きたいですし、これまでやってきたことを出すだけだと思いますので、自分が出せるものを全て出せるようにしっかりと準備していきます」

種市篤暉投手 コメント
「まずは選んでいただき光栄に思います。昨年に引き続きになりますが、侍ジャパンには色々な素晴らしい選手がいますので刺激をもらいながら、自分のレベルアップにつなげていけたらと思います。投げるときは自分らしいピッチングを披露したいです」

齋藤友貴哉投手 コメント
「日の丸はいつか背負ってみたいと思っていたので、とても光栄です。アピールポイントである真っすぐで、相手をねじ伏せたいです。すごい選手たちばかりですが、チームの勝利に貢献できるように腕を振っていきたいです」

河野竜生投手 コメント
「選出していただき、すごく光栄に思います。アピールするチャンスだと思うので、自分を出せるように楽しみます。基本的には直球とカットボールの2球種でやってきたので、それがどこまで通用するか、自分を信じて投げたいです」

今井達也投手 コメント
「選出いただき、率直にうれしい気持ちでいっぱいです。セ・パ両リーグからトップ選手が集まってくるなかで、年齢関係なく多くの選手とコミュニケーションを取り、勝利に貢献できるように僕もがんばりたいと思います。海外の選手に対して現状のピッチングがどこまで通用するのか試したいですし、そこから学ぶことがあると思うのですごく楽しみです」

太田椋選手 コメント
「侍ジャパンのメンバーに選んでいただいて光栄です。短い期間にはなりますが、できる限りいろんな選手と話してみたいですし、しっかりと自分自身をアピールできるように頑張りたいと思います」

高部瑛斗選手 コメント
「選んでいただいて光栄に思います。ちゃんと自分のプレー、いいプレーをしたいと思います。とても楽しみです。頑張ります」

水谷瞬選手 コメント
「侍ジャパンに選出いただき、とても光栄で自信にもなります。野球人生の中で財産になるような経験ができればと思いますし、それをチームに持ち帰って還元できるようにしたいです」

万波中正選手 コメント
「侍ジャパンの一員としてプレーできること、大変光栄に思います。昨年のWBSCプレミア12の代表に選んでいただきながら出場できなかった悔しさがあるので、アピールできるように、しっかり準備していきたいと思います」

話題のニュース

・タイ当局が2月中旬、北西部メソトのミャンマー国境付近で16歳の日本人少年を保護していたことが14日、複数の地元当局者への取材で分かった。当局は少年がミャンマーに連れ去られ、犯罪組織の拠点で特殊詐欺に従事させられていたとみて調べている。当局者によると、タイの国軍と警察は少年を日本人としては初めて「人身売買被害者」と判断した。

 内戦状態が続くミャンマーでは、国境地域に中国の犯罪組織が拠点を築き、偽の求人でタイに呼び寄せた外国人を拉致して特殊詐欺に従事させているとされる。この中に日本人が含まれる実態が明らかになった。

 当局者によると、少年は12日に保護された。

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