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3分で読める本日の注目ニュース(2024年8月25日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・東京電力福島第1原発の処理水放出に伴う中国の水産物禁輸を受け、日本の官民は主力品目だったホタテ貝の新市場開拓を加速させている。

 輸出額は放出前を依然下回るが、米国向けが急増するなど流通構造は激変。加工体制の見直しも進み、サプライチェーン(供給網)の「脱中国」が鮮明になっている。

 処理水放出前、中国向けは輸出額の5割超を占めた。中国に殻付きのホタテを輸出し、同国で加工後に米国に供給するケースが多かった。これが途絶したため、水産業者は死活問題に直面。政府は昨年9月、1007億円の水産業支援策をまとめ、輸出先多角化や国内加工体制の強化を推進してきた。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、イベントなどを通じて2023年度に海外バイヤーと水産業者の商談を1400件以上設定。水産物の中でも、肉厚な日本のホタテへの関心は高く、米国の卸会社が調達を決めるなどの成果が出たという。今後は富裕層が多い中東などの新興国市場や、日本食以外の需要開拓に注力する。

 今年1~6月のホタテ輸出額は前年同期比37%減の241億円。中国が抜けた穴は大きいが、その一方で米は64%増、台湾は21%増となった。ジェトロの石黒憲彦理事長は「そう時間がかからず、ある程度埋め合わせできる」と見込む。

 ホタテの一大産地・北海道では構造変化を見据え、加工体制増強が相次ぐ。水産大手の極洋は7月、「海外に依存しない生産体制を整える」として、カナダ企業と北斗市に合弁会社を設立。北海道漁業協同組合連合会は来年春にも稚内市で新工場を稼働させる。

 水産加工のきゅういち(函館市)は、生産効率化に向け新たな冷凍設備などを導入した。同社は禁輸後、一時数十トンの在庫を抱え、「販売先多角化が経営リスク分散につながる」(中西由美子取締役)と痛感。国内外で幅広く取引を進める考えだ。

 ジェトロは1月にベトナム、3月にメキシコへ視察団を派遣、中国の代替加工地を探す動きも活発化させている。中国依存の危うさが露呈し、石黒理事長は「(将来も)商流が単純に昔に戻ることはまずあり得ない」と指摘している。

芸能ニュース

・お笑いコンビ「ダウンタウン」浜田雅功が23日放送のMBSラジオ「ごぶごぶラジオ」に出演。パリ五輪での「やさぐれ喫煙」報道の舞台裏を語った。

「浜田雅功、パリ五輪で『やさぐれ喫煙』 相方なくともバスケ観戦には前のめり」という記事をアップしたのは5日配信の「FLASH」電子版。浜田は4日の女子バスケットボール・日本―ベルギー戦を観戦しているが、同会場のあるリールの駅に降り立ってすぐ行ったのが「喫煙」だったとか。その際の電子タバコを持つ浜田の写真も掲載されている。

 この件について、ライセンス・井本貴史から「パリですごいタバコ吸ってたんですって?」とツッコまれた浜田は「違う違う。あかんとこで吸ってるわけちゃうから。〝誰か〟みたいな言い方せんといてな」とぽつり。韓国・ソウルでのメジャー開幕戦取材時に路上喫煙し謝罪に追い込まれた宮根誠司を想起させる発言で笑いを誘った。

 さらに浜田は「ほんま、どこでも吸えるんですよ。建物の中以外は。ビックリするぐらい普通に吸うてんねん、そこら辺で」とパリの〝喫煙事情〟を説明。

 井本が「あれ、喫煙所だったんでしょ」と確認すると、浜田は「全然全然。当然吸ってええとこやし、歩いて吸ってるやついっぱいおるし。何を言われるとこでもないんですけどね」と首を傾げた。

 ここで井本は「なんかとんでもない顔の写真だったですけどね。『誰かどつくん?』みたいな」とその表情をイジったが、浜田は「まあでもあれ撮ったヤツは知ってるけど。絶対に分かってるけどね。ずーっと携帯やってたから、おっさんが」と悔しそうだった。

スポーツニュース

・◇インターリーグ ドジャース―レイズ(2024年8月23日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、本拠でのレイズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で遊撃への内野安打を放ち、連続試合安打を6に伸ばした。その後、二盗を成功させ、今季40盗塁に到達した。日本選手の40盗塁到達はイチロー(マリナーズなど)に次いで2人目となった。第5打席で4試合ぶりの一発とする今季40号サヨナラ弾を放ち、メジャー史上6人目、史上最速126試合目での40本塁打&40盗塁を達成した。

 大谷が漫画以上のストーリーを描いた。3―3で迎えた9回2死満塁。大谷が左腕ポシェのスライダーを右中間へ打ち上げ、劇的なサヨナラ満塁弾。ファンは大熱狂に包まれた。サヨナラ弾は日米通じて初めてとなった。

 大谷の記念すべき一発は右翼席で弾んだ後、グラウンドにはね返った。それをレイズの外野手がファンに投げ返したため、大谷の手元には戻らなかった。大谷は試合直後の取材でボールの行方について問われると「わからないです。今そのまま(取材場に)来たので」と話していた。史上初の記念球が手元に戻らず、球団関係者もがっかりしていた。

 第1打席は一直に倒れ、迎えた4回先頭の第2打席。ここは左腕アレクサンダーに対し、1ストライクからの2球目の内角シンカーに完全に詰まらされたが、遊撃への内野安打。さらに3番フリーマンの打席で二盗を決め、今季40盗塁に到達した。

 大谷は21日のマリナーズ戦で39個目の盗塁に成功。大台到達にダブル王手をかけた。この日が大谷の出場126試合目で、2006年アルフォンソ・ソリアーノ(当時ナショナルズ)の147試合目を大幅に更新する史上最速での記録達成となった。

話題のニュース

・24日午後、高知県いの町の仁淀川で、山口県の男子大学生が流され、死亡しました。大学生は水生生物の調査のため、1人で川に入っていたとみられています。

事故があったのは、高知県いの町鹿敷(かしき)の仁淀川です。土佐警察署の調べによりますと24日午後3時30分ごろ、「大学生が流された」と通報がありました。

流されたのは山口県下関市の大学生 石野友登(いしの・ゆうと)さん(19)で、警察や消防が捜索したところ、約50分後、川底に沈んでいる石野さんを発見。心肺停止の状態で高知市内の病院に搬送されましたが、約3時間半後に死亡が確認されました。

石野さんは水生生物の調査のため母親と2人で仁淀川を訪れていて、川には一人で入っていたということです。石野さんはライフジャケットをつけていませんでした。

現場は道の駅土佐和紙工芸村くらうど西側の仁淀川です。一緒に訪れていた母親は、石野さんは足がつく所で調査をしていて、事故当時、足を滑らせたように見えたと話しているということで、警察が事故の詳しい原因を調べています。

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