3分で読める本日の注目ニュース(2024年10月30日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・ フードデリバリーサービス「出前館」を提供する出前館社は10月29日、3日以上に渡ったシステム障害の原因が、マルウェア「RedTail」だったと発表した。すでにマルウェアは削除したが、確認作業などに想定以上の時間がかかり、サービス再開が遅れたという。

 問題を確認したのは25日午後8時ごろ。一つのサーバに高負荷がかかっていたためサービスを一時停止。そのサーバを切り離してサービスを再開した。その後、原因の調査を続けていたところ、26日午後2時30分ごろに前日とは違うサーバが高負荷状態となり、再びサービスが停止した。調べたところ、コンピューティングリソースを不正に利用して暗号資産をマイニングするマルウェア・RedTailに感染していることが判明した。

 同社はその後マルウェアを削除したが、サービス再開に万全を期するため確認作業を行ったところ、3日以上の時間がかかったと説明している。29日午後6時30分時点で、出前館はサービスを再開しており、また個人情報の漏えいも確認していないという。

 「再発防止と、より良いサービスの提供に努めてまいりますので、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます」

芸能ニュース

・お笑いコンビ・完熟フレッシュの池田レイラが高校の元クラスメートとともに28日発売の『ヤングマガジン』に登場し話題になっている。

 クラスメイト同士がペアでグラビアだ。池田は発売前日にXを更新し「ついに明日!!10月28日(月)のヤングマガジンさんが発売されます! 初めてのヤンマガさんは、高校のクラスメイトでもある夏芽すずとペアで撮影をしてきました 2人で楽しく撮影した写真たちが誌面に載ります Webの方でもアザーカットが公開されるので是非チェックよろしくお願いいたします!」と夏芽すずと誌面に掲載されることを告知した。

 夏芽は、今年ABEMAで放送されていたアイドルオーディション番組『Dark Idol』に出演し、注目されていた。小学生からテレビで活躍している池田の新たな一面に驚いたファンも多かったようだ。

 クラスメイト同士のグラビアにネット上では「スタイル抜群」「エモい」「めっちゃ綺麗」「このコンビ強すぎる」「こんなんあかんやろw」などの反響が寄せられている。

スポーツニュース

・「SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク1-4DeNA」(29日、みずほペイペイドーム)

 本拠地で連敗スタートだったDeNAが、接戦を制し今シリーズ初勝利を挙げた。

 帰ってきたエースがチームを勝利に導いた。12日のCSファーストSで左大腿裏を肉離れし、それ以来の登板となった東。初回こそ近藤に適時打を許したが、その後は粘り強い投球。一度も三者凡退を作ることはなかったが、7回10安打1失点。強力打線を最少失点に抑えた。八回からは今シリーズ初登板となった勝ちパターンでつなぎ、追撃を許さなかった。

 打線は初回に内野ゴロで先制すると、同点の五回には桑原のソロで勝ち越し。さらに筒香にも犠飛が生まれた。先発の東が粘る中、八回には戸柱の適時二塁打で貴重な追加点。チームとしてCSファーストS第2戦以来、9戦ぶりに4得点以上を奪った。

 負ければソフトバンクが日本一に王手をかける一戦で、粘り強く勝利をもぎとったDeNA。下克上へまず一つ階段を昇った。

話題のニュース

・11月11日に召集される見通しの特別国会では首相指名選挙が実施される。衆院選で敗北して過半数を割った自民、公明両党は一部野党の協力を得るなどしなければ、石破茂首相(自民総裁)を新首相に指名することはできない。首相指名選挙で現時点では与野党とも衆院の過半数に届かず、30年ぶりの決選投票にもつれこむ公算が大きくなっている。

 衆院選では自民、公明両党を合わせても215議席しか獲得できず、過半数の233まで18議席足りない。保守系無所属を含めても届かないため、自民は28議席を獲得した国民民主党に期待を寄せるが、玉木雄一郎代表は首相指名選挙で自らの名前を書くと表明した。与党の「補完勢力」とやゆされてきた日本維新の会は議席を減らし、馬場伸幸代表の責任を問う声が党内から上がる「内紛」状態で、方針が定まっていない。

 首相指名選挙では、有効投票の過半数を得た議員が首相に指名される。1回目の投票で過半数を得た議員がいない場合、上位2人の決選投票となる。衆院規則は、決選投票では「過半数を得た者」ではなく「多数を得た者」と規定しており、多数派を形成すれば勝利できる。

 衆院の首相指名選挙で決選投票が行われた例は過去に4例ある。直近の例が1994年だ。少数与党だった非自民連立の羽田孜内閣が総辞職したことを受け、当時野党だった自民が、社会党、新党さきがけとともに村山富市・社会党委員長(当時)を首相候補に擁立。非自民連立側の新生党や公明党などは、自民を離党した海部俊樹元首相を立てた。1回目の投票では村山、海部両氏とも過半数に達せず、決選投票で村山氏が選出され、自社さ3党による連立政権が誕生した。

 79年には、衆院選で自民が過半数割れの敗北を喫したことから、当時の自民派閥の福田、三木、中曽根の各派などが大平正芳首相(当時)の退陣を要求し、「40日抗争」が始まった。大平氏と、非主流派が擁立した福田赳夫氏の自民2人が首相指名を争う異常事態となり、決選投票の結果、大平氏が17票差で選出された。

 53年には、自由党の吉田茂氏が特別国会の首相指名選挙で過半数を獲得できず、決選投票で改進党の重光葵氏を破り、首相に指名されている。48年には、吉田氏と社会党の片山哲氏による決選投票で、吉田氏が指名された。

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