3分で読める本日の注目ニュース(2024年11月13日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
・ 破産手続きの開始決定が出されたAV機器メーカー船井電機の代表取締役会長だった原田義昭元環境相(80)が、決定の取り消しを申し立てたことが原田氏らへの取材でわかった。10月30日付で、「債務超過でも支払い不能でもない」と主張。ただ、識者の一人は「決定を覆すのは相当にハードルが高い」と指摘している。
船井を巡っては、同社取締役の一人が同24日、取締役会の決議を経ない「準自己破産」を東京地裁に申し立て、破産手続きの開始が即日決定した。約117億円の債務超過に陥り、現預金もほぼ底をついたと地裁に報告していて、緊急性があると判断された。破産管財人には、日本航空の会社更生で管財人を務めた片山英二弁護士が選ばれた。
同24日にあった従業員向けの説明会では、船井の幹部が「いろんな人が会社のお金を抜く行為も起こっていた」などと、準自己破産申請に踏み切った理由を伝えたという。
一方、原田氏は取材に対し、「全従業員をいきなり解雇というのはひどい話で、そうせざるを得ない状況ではなく支払い能力はある。それを立証して決定を取り消させ、企業再生の道筋をつけたい」と話す。近く、民事再生法の適用も申請する方針という。
芸能ニュース
・英俳優のルパート・グリント(36)が12日、東京・練馬区のワーナーブラザース スタジオツアー東京で行われた「スタジオツアー東京 ホグワーツ・イン・ザ・スノー 大広間ライトアップセレモニー」に出席。サプライズ登場でファンを熱狂させた。
グリントは映画「ハリー・ポッター」シリーズで主人公ハリーの親友であるロン・ウィーズリー役を演じた。この日、会場のファンから悲鳴まじりの大歓声を受け、「今日は僕にとってもうれしいサプライズ。日本は大好きで、また、このセットに足を踏み入れるのもワクワクする」と声を弾ませた。
2019年以来の来日で、スタジオツアー東京へは初来場となった。日本のファンについて、「僕にとって特別。シリーズを通して存在感を示して、この作品を大事にしてくれた」と自身の思いを伝え、「長年応援してくださった皆さんに心からありがとうと伝えたい」と感謝のメッセージ。さらに、「またここに来たい」と再訪を願った。
イベントに同席したハリポタ大ファンという女優の浜辺美波(24)は、「お会いできているのが信じられなくて、このセットも相まって、映画を見ているような感覚」と感激していた。
スポーツニュース
・株式会社SPORTS&LIFEは12日、バルセロナ・レジェンズとレアル・マドリー・レジェンズによる特別マッチ『EL CLÁSICO in TOKYO』を12月15日に開催することを発表した。この試合は、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの引退試合となる。
バルセロナのレジェンドでヴィッセル神戸でもプレーしたイニエスタは、今年10月8日に現役引退を発表。母国スペインにワールドカップ(W杯)初優勝をもたらした2010年南アフリカ大会決勝での決勝弾などサッカー史に残る偉業を成し遂げてきたイニエスタが、引退試合の地として日本を選択した。
『EL CLÁSICO in TOKYO』は、12月15日の14時から味の素スタジアムで開催。注目の出場予定選手には、チャビ、リバウド、ハビエル・マスチェラーノ、ボージャン・クルキッチらバルセロナ・レジェンズに対し、レアル・マドリー・レジェンズ側もルイス・フィーゴ、ロベルト・カルロス、イケル・カシージャスら錚々たるレジェンドが名を連ねている。
また、イニエスタが日本を引退試合の地に選んだ経緯としては、「数週間前にバルセロナで引退を発表したイニエスタは、⽇本での 5 年間の⽣活を経て、輝かしいキャリアをこの地で締めくくり、⽇本の⼈々への深い感謝をもう⼀度表現したいという思いから、第⼆の故郷である⽇本をサッカー⼈⽣の最後の舞台に選びました」と発表されている。
■主な出場予定選手
【BARCA Legends】
アンドレス・イニエスタ
シャビ・エルナンデス(チャビ)
リバウド
ハビエル・マスチェラーノ
ボージャン・クルキッチ
【RealMadrid Leyendas】
ルイス・フィーゴ
ロベルト・カルロス
イケル・カシージャス
※選手事情により、出場選手変更の場合あり。両クラブ他選手は随時公表される予定。
話題のニュース
・ 7月の東京都知事選で政党の支援を受けずに躍進した石丸伸二・前広島県安芸高田市長は12日夜、自身のユーチューブ番組で、2025年夏の都議選に向け地域政党を結成する考えを表明した。「東京都議選に向けて地域政党を作ろうと思います。都議になろうという方は準備を始めてください」と述べ、候補者を募る考えを示した。
石丸氏は都知事選で、小池百合子知事と蓮舫・元立憲民主党参院議員の一騎打ちという予想を覆し、約166万票を得て2位に躍り出た。SNS(ネット交流サービス)を駆使して支持を広げた手法は「石丸現象」と呼ばれた。
毎日新聞の9月のインタビューでは「(自治体の)首長の方が自分のタイプには向いている」と述べた。次の都知事選に向け、都議選で賛同者を増やす戦略があるかを問われた際には「アイデアとしては無数にある。その一つには当然ある」と語っていた。