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3分で読める本日の注目ニュース(2024年7月9日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・スターバックス コーヒー ジャパンは7月8日、過去10年近くにわたって一部商品を本来の価格より高額で販売していたとして、差額を返金すると発表した。システムの設定不備により、金額計算に誤りが生じていたという。

 対象商品はコーヒー豆164種。誤設定があったのは2014年9月12日から24年1月31日にかけて。1商品当たり1円から65円高く請求しており、計5896件の過剰請求があったという。誤差の総額は12万4033円。

 通常より高い金額で購入した顧客には、差額を返金する。プリペイドカード「スターバックスカード」で支払った人(3748件)に対しては、カードに差額をチャージ。それ以外の決済方法で支払った人(2148件)については、問い合わせ窓口から返金の申し込みを受け付ける。レシートの内容、もしくは購入店舗や時期を尋ね、販売データと照合できた場合に、現金書留で返金するという。

 同社によれば、レジでの会計時、店員が商品のバーコードを読み取る形ではなく、購入した商品のグラム数を入力する形で精算した場合、金額に誤りが生じる設定不備が生じていたという。設定の不備は2月1日に解消済み。

芸能ニュース

・2014年に解散したアイドルグループ・BiS(第1期)が8日、東京・新宿の歌舞伎町シネシティ広場でフリーライブ『You've been cheated』を開催。解散時のメンバー6人が10年ぶりに集結し、「FiNAL DANCE」「nerve」など7曲をパフォーマンスした。

 BiSは、2010年にソロアーティストとして活動していたプー・ルイを中心に結成。「新生アイドル研究会(Brand-new idol Society)」の頭文字をグループ名とし、「アイドルを研究してアイドルになる」をコンセプトに掲げながら、24時間耐久フリーライブやケツバット会など過激なパフォーマンスでも注目を集め、2014年7月8日に神奈川・横浜アリーナ公演『BiSなりの武道館』で解散した。

 この日は解散時のメンバーであるプー・ルイ、ヒラノノゾミ、カミヤサキ、テンコ(グループ在籍時はテンテンコ名義)、ファーストサマーウイカ、古正寺恵巳(グループ在籍時はコショージメグミ名義)が登場。開催3日前のゲリラ告知だったにもかかわらず、会場には3000人の研究員(BiSファンの総称)が駆けつけた。

 ライブはウイカの煽りをキッカケに10年前のラストシングル「FiNAL DANCE」でスタート。その後プー・ルイは「コショージといたときに、渡辺さんから『お前ら解散から10年だけど何かやらないの?』って恥ずかしがる感じで連絡が来た」と、今回のライブに至る経緯を語り、10年ぶりのメンバーあいさつで楽しませた。

 メンバーの大移動が印象的な「Give me your love 全部」や、エモーショナルなロックサウンドで研究員たちに拳を突き上げさせる「Hide out cut」、唯一無二の歌詞のセンスで作曲者すらも驚かせたという逸話を持つ「PPCC」など、多種多様な楽曲群を次々に披露した。

 NHK大河ドラマ『光る君へ』への出演など俳優として活躍するウイカをはじめ、6人はアイドルグループやユニット、振付師、フリーランスアーティストなど、それぞれのフィールドで解散以降の10年を突っ走ってきた。その成果を示すように、10年前から進化した歌唱力や表現力、ダンスのキレ、そして肺活量の衰えを見せつけた。

 中盤のMCではそれぞれの現在の活動を報告しつつ、当時のエピソードなどをテーマに談笑。PIGGSのプロデューサー兼メンバーとして活動しているプー・ルイは「10年経ってまだアイドルやってるってすごくない?」と誇る。そして「BiSは私たちにとって特別で、原点です」と言い、「primal.」を届けた。

 終盤「nerve」を披露した後、次の曲を開始しようとするメンバーを元マネージャーの渡辺淳之介氏が制止。「みんなのことをナメてた。騒ぎすぎたからここで終わりです」と、会場付近に人が集まりすぎたことで安全の確保が困難になったことを理由に、強制終了を告げた。メンバーは「また10年後!…うそ!」と“再会の約束”を交わし、ステージを後にした。

スポーツニュース

・ソフトボール女子の国際親善試合、日米対抗は8日、横浜スタジアムで最終第3戦が行われ、日本が米国に8―1で六回コールド勝ちし、3戦全勝で終えた。

 2021年の東京五輪で優勝した日本は銀メダルだった米国に対し、先発登板した後藤(トヨタ)が3回無安打無失点と好投。六回に上野(ビックカメラ高崎)が本塁打を許したが、その裏に攻撃陣が突き放した。上野は今月半ばにイタリアで開幕するワールドカップ(W杯)決勝大会に向け「3連勝はすごく自信になったと思うが、本気の米国はこんなに簡単にはいかない」と気を引き締めた。

 ソフトボールは28年ロサンゼルス五輪で2大会ぶりに復帰する。

話題のニュース

・民放出身のフリーアナウンサー第1号として知られる押阪忍(おしざか・しのぶ)さんが先月29日、死去した。89歳だった。

 自身が創業した芸能事務所エス・オー・プロモーションの公式サイトで8日、「DJ OSSHY」としても活動する長男の押阪雅彦社長の名義で伝えられた。かねて病気療養中だった。

 押阪さんは1958年に日本教育テレビ(NET、現テレビ朝日)アナウンス部へ1期生として入社し、63年にテレビタレント、アナウンサーの栗原アヤ子と結婚し、フリー転身後も共働きアナウンサーとして活動する。64年の東京オリンピック(五輪)では主に、日本が「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーでベンチリポートを担当した。

 65年に退社し、民放出身のフリーアナウンサー第1号となった。69年からは約10年半、人気クイズ番組「ベルトクイズQ&Q」(TBS)司会を務めた。また東芝が提供していた時代のTBS系「日曜劇場」のCMを長年、担当したことでも知られた。

 71年にエス・オー・プロモーションを創業。アナウンサー業と並行して、後進の育成にも力を注いだ。17年にはNHK連続テレビ小説「ひよっこ」に昭和のクイズ番組の司会者として出演し話題となった。

 90年代に、妻の栗原が症例の少ない「肺スエヒロタケ感染症」に罹患(りかん)し、サポートしたことでも知られる。押阪さん自身も09年には大腸がんで入院し切除手術を受け、17年には腹部大動脈瘤(りゅう)の手術を受けた。それでも80歳を超えてなおラジオ番組を持つなど、生涯アナウンサーを貫いた。

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