3分で読める本日の注目ニュース(2024年6月10日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
・ 「退職代行モームリです。御社に勤務されている〇〇さんの退職の件で連絡しました」
退職代行サービス・モームリのオフィスでは、取材中もスタッフはひっきりなしに電話対応に追われていた。運営会社アルバトロス代表・谷本慎二氏が利用状況を話す。
「4月1日から22日までの間に、988件の退職代行の依頼があり、うち新卒者からの依頼は153件です。昨年4月は全体で146件でしたので、このまま推移すれば、1年前と比べ依頼者数は全体で10倍近くになりそうです」
各社で入社式が行われた4月1日から新卒者の依頼は途切れずに続く。彼らが会社を去る理由は「会社側と新卒者のミスマッチ」だという。
「新卒者は期待や志が高い分、現実とのギャップに苦しむようです。具体的には『第3候補まで配属先の希望を提出したのにすべて叶わなかった』『新人は最低でも1時間以上早く出社するように求められた』などです」
退職代行の利用者の割合は、20代が全体の半数超を占める。背景を谷本氏は次のように分析する。
「やはりSNSの普及が大きな要因です。若者は自分の会社と他人の働く会社をすぐに比較できるようになり、自らの労働環境に違和感を持ちやすくなりました。しかし、例えば30年前に退職代行サービスがあったらどうだったかといえば、やはり流行っていたと思います。2万~3万円で仕事を辞める際の面倒ごとから解放されるのでしたら、誰だって依頼したいでしょう」
実際に、テレビや新聞などのメディアへの露出が増えたことに伴い、利用者は幅広い世代に広がっているという。
「新卒者に限れば、退職の理由は『ギャップ』ですが、全体では『慰留されて辞められなかった』や『ハラスメントや人間関係』が多い。これは世代に関係ありません。70代のベテランの方からは、健康上の理由で何度も辞めたいと言っているのに、引き留められて辞められないという相談がありました。変わった依頼では、ある女性から『以前、ストーカーしてきた男に上司が似ていて、フラッシュバックしたので辞めたい』と言われました。本当のことを打ち明けると、非のない上司を傷つけてしまうかもしれないと悩んでいたようです」
依頼件数は「月曜日、雨の日、そして長期連休明け」に跳ね上がるという。
芸能ニュース
・タレントのちとせよしの(24)=佐賀県神埼市出身=が自身のインスタグラムを更新。バキバキに仕上がった美腹筋を披露した。
「撮影続きで腹筋の調子が良かったとき」と綴り投稿したのは、オレンジが鮮やかなクロップド丈のトップスから美腹筋が全開になった1枚。鏡越しの自撮りで肉体美を披露し「今月も雑誌の撮影あるから少しお腹周り絞ります」と宣言している。
この投稿にファンからは「めっちゃ凄」「進化してるよね」「仕上がり方が凄い」「惚れてまうやろ」などの声が上がっている。
スポーツニュース
・<男子ゴルフ:BMWツアー選手権森ビル杯>◇最終日◇9日◇茨城県宍戸ヒルズCC(7430ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)
首位と5打差の16位から出た石川遼(32=CASIO)は63で回り、通算13アンダーまで伸ばしたが、岩田寛(43)とのプレーオフに敗れ、ツアー通算19勝目にはわずかに届かなかった。
「全然自分の気持ち的にも焦りはなかったんですけど、ちょっと紙一重のところはあったかなっていう感じですね」。1番でボギー発進ながら、6番でのチップインイーグル、最終18番でのバンカーから第2打のスーパーショットからのバーディーなどで猛追した最終日となった。
先にホールアウトして1時間以上を待ってから臨んだ18番でのプレーオフ。「右に抜けてしまった」と第1打が右のラフに捕まり、第2打でグリーンに乗らず。アプローチも短くなり、ボギーとした。パーセーブした岩田に敗れる形となったが、「久しぶりに良い位置でプレーできた。プレーオフの前までは全然暑くなかったんですけど、いまはすごい暑いですね」と笑顔で高揚感に浸った。
22年三井住友VISA太平洋マスターズ以来2年ぶりの優勝は逃したが、手応えは大きい。「ガンガン行って、このスコアを狙って取ったっていうよりは、しっかり自分なりのゲームプランで、何も4日間変えずに、なんなら今日が1番硬めというか、そういう感じではプレーした中でこのスコアだったので。非常に収穫あります」と納得する。
特にこのコースは過去10回の出場で予選落ちが5回、最高位10年の15位とツアーでも最も苦しんできた会場。「今週もすごい難しいなと思いながらやってた中で、しっかりと自分のゴルフや技術、積み重ねてきてることを信じて、こういったコースでも優勝争いできるということは自分に対しても証明できました」と明るい。13日からは世界でも屈指の難易度設定となる全米オープン(米ノースカロライナ州)が控える。「自分の何かでねじ伏せようというよりは、その状況を冷静に見て、状況に対してベストを尽くしていく」と見定めた。
話題のニュース
・衣料品通販大手ZOZO創業者の前澤友作氏(48)が9日、自身のXを更新。同日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われたカーレース「フェラーリ・チャレンジ・ジャパン」の出場中に事故に遭った経緯を説明し、謝罪した。
「本日、レース中のアクシデントによるブレーキ損傷により、ブレーキが作動せず事故を起こしてしまいました。事故後すぐに病院で検査していただきましたが軽傷でしたのでホテルに戻り安静にしています。お相手の選手も検査の結果軽傷とのことで、すでにご帰宅されたと伺っています。この度は、ご心配ご迷惑をおかけしましたこと、誠に申し訳ありませんでした。同じレースに参加していた選手の皆様、レース関係者の皆様にも心よりお詫び申し上げます」
地元消防によると、9日午後2時33分と40分にレース場の職員から「車がぶつかり、胸の痛みを訴える男性がいる」などの通報があり、50代男性と40代男性を病院に搬送。前澤氏の事故の相手と思われる50代の男性はドクターヘリで搬送された。
関係者によると「命に別状はなく、詳細については運営の都合もあり、公表を控える」とした。ドクターヘリも出動したが、前澤氏はヘリには乗っていないと説明していた。