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3分で読める本日の注目ニュース(2025年1月16日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
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・2024年に日本を訪れた外国人旅行者は、過去最高となる3686万9900人だった事が分かった。
日本政府観光局の推計によると、12月の外国人旅行者は348万9800人だった。1カ月間の外国人旅行者数が最も多かった2024年10月の331万2193人を上回り、過去最多だった。
また、2024年の訪日外国人旅行者は3686万9900人となり、これまで最も多かった2019年の3188万2049人を約500万人も上回り、過去最高となった。
日本政府観光局は、「桜・紅葉シーズンや夏の学校休暇など、ピークシーズンを中心に各市場が単月での過去最高を更新し、東アジアのみならず東南アジア、欧米豪、中東においても実数を増やした事が、年間過去最高の更新に繋がった」と分析している。
2024年に最も多く日本を訪問したのは韓国からの旅行者で881万7800人、次いで中国698万1200人、台湾604万4400人、アメリカ272万4600人、香港268万3500人、タイ114万8900人、オーストラリア92万人だった。
また、2024年の1年間で訪日外国人旅行者が日本で消費した金額は8兆1395億円だった。これまでの最高額である2023年の5兆3065億円から2兆8000億円以上増加した。
1人当たりの消費額が最も多かったのはイギリスで約38万3000円、次いでオーストラリアが約38万2000円、スペイン約37万円、フランス36万1000円、イタリア約35万6000円、アメリカとドイツが約33万2000円だった。
最も人数が多い韓国の旅行者の1人当たりの消費額は約11万円だった。
芸能ニュース
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・タレントの中居正広さん(52)が「トラブルがあった」と明かしている問題で、フジテレビが昨年から外部の弁護士を入れて事実確認の調査を始めていることがわかった。フジ企業広報部が、取材に明らかにした。「今後の結果を踏まえ、適切に対応していく」としている。
昨年12月26日発売の週刊文春などは、フジ社員を交えた会食の予定が直前になって中居さんと女性だけになり、2人の間でトラブルが起きて中居さんが女性に解決金を支払うことで合意したと報じた。フジは公式サイトで「当該社員は会の設定を含め一切関与していない。会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もない」などとするコメントを同27日発表。朝日新聞がその根拠を尋ねたが、回答はなかった。
スポーツニュース
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・テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は15日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク76位の錦織圭は第12シードのT・ポール(アメリカ)に7-6 (7-3), 0-6, 3-6, 1-6の逆転で敗れ、2019年以来6年ぶり9度目の3回戦進出とはならなかった。
両者は2017年のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)準々決勝で1度対戦し、このときは錦織が3-6, 7-6 (10-8), 6-4の逆転で勝利している。
35歳で元世界ランク4位の錦織が同大会に出場するのは4年ぶり11度目。過去4度ベスト8に進出しており、今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク105位のT・モンテイロ(ブラジル)をフルセットの死闘の末に逆転で下して2回戦へ駒を進めた。
一方、27歳で世界ランク11位のポールが同大会に出場するのは6年連続6度目。最高成績は2023年のベスト4となっている。今大会は1回戦で同70位のC・オコネル(オーストラリア)をフルセットで下しての勝ち上がり。
本来この試合は日本時間9時からの第3試合に組まれており、14時ごろ(現地16時ごろ)から行われることが予想されていたが、雨天による悪天候のため開始が遅れ、日本時間19時15分(現地21時15分)ごろからスタートとなった。
強い風が吹くなか始まった2回戦、錦織は序盤から鋭いサービスとストローク、そして積極的にボレーに出るなど主導権を握ろうと攻めに出ると、第4ゲームでベースラインからのラリー戦を制して先にブレークに成功する。直後の第5ゲームではブレークバックのピンチを迎え、最後はネット前の錦織の脇をポールがフォアハンドを通し追いつかれる。
その後は互いにブレークが生まれず終盤に入ったが、第8ゲームで錦織が2度目のブレークを奪い一歩リードする。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでは1度ブレークバックのピンチを握られるなどポールも攻めに出る。最初は凌いだ錦織だったが、2度目は守り切れずブレークを返されてしまう。それでもタイブレークでは一進一退の攻防を制し第1セットを先取した。
互いにトイレットブレイクを取り迎えた第2セット、錦織は第2ゲームでブレークポイントを握られると、最後はフォアハンドが大きくアウトし先行される。ここから徐々にポールに押し込まれた錦織は第4・第5ゲームでもブレークされ6ゲームを連取される。
錦織は仕切り直したい第3セットだったが、序盤第2ゲームで先にブレークを許し苦しい展開に。その後も終始防戦一方となったが、0-4で訪れた第5ゲームで1度ブレークを返すと流れが反転し3ゲームを連取し3-4とする。しかし反撃はここまでとなり、第8ゲームでこのセット3度目のブレークを奪われセットカウント1-2と崖っぷちに追い込まれる。
現地時間23時30分を回って始まった第4セット、錦織は第3ゲームで先にブレークされるとその後は挽回することができず、2時間42分で力尽きた。
勝利したポールは3回戦で世界ランク57位のR・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する。カルバレス バエナは2回戦で同89位のJ・ダックワース(オーストラリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)や第3シードのC・アルカラス(スペイン)、第7シードのN・ジョコビッチ(セルビア)らが3回戦に駒を進めた。
話題のニュース
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・野生のツキノワグマが、わなにかかった生きたシカを捕食する様子を撮影することに東京農工大などのチームが初めて成功した。クマが生きたシカを捕食するのはめずらしく、人間によるわなの設置がクマに新たな食環境を提供している可能性があるという。
撮影されたのは昨年5月。栃木県日光市の山林内に設置された自動撮影カメラが捉えた。深夜3時ごろ、踏むとワイヤがしまる「くくりわな」に1頭の成体のメスのシカがかかった。
すると、その約40分後、クマが訪れてシカの首元に襲いかかった。シカが抵抗をやめると、クマはカメラの画角の外にシカを引きずり、その後シカを食べ始めたとみられる。