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3分で読める本日の注目ニュース(2024年9月27日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・ トヨタ自動車は26日、国際オリンピック委員会(IOC)と結ぶ五輪・パラリンピックの最高位スポンサー契約を、今夏のパリ五輪を最後に更新しないと正式に発表した。豊田章男会長が自社メディア「トヨタイムズ」で表明した。アスリートへの直接的な支援は継続するほか、国際パラリンピック委員会(IPC)への支援は、豊田氏が理事長を務めるトヨタ・モビリティ基金を通じて続ける。

 トヨタは2015年から五輪のスポンサーを務めており、契約期間は24年12月末までの10年間。契約を更新しない理由について、豊田氏は「(五輪は)アスリートファーストなのかなと。政治色も強くなったし、こういう形で良いのかなというのは疑問に思っていた」と述べ、近年の大会運営への不満をにじませた。

 トヨタは当初、パラリンピックのスポンサー契約だけは延長を希望していた。一方、IOCはパラリンピックだけの継続はできないとしていた。

 契約終了を判断した背景には、協賛金が競技の振興や選手の支援に十分に行き渡っていないという問題意識もあるとみられる。

芸能ニュース

・体調不良などを理由に活動休止を発表したお笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二がレギュラー出演していた、グリーンチャンネル「競馬ブロス」の公式サイトが26日、斉藤の降板を発表した。斉藤はレギュラー番組を全て降板することとなった。

 番組の公式サイトは「先日、競馬ブロス出演者の斉藤慎二さん(ジャングルポケット)が、当面の活動を休止するとの発表がありました。この件を受け、所属事務所を通じて本人から番組降板の申し入れがあり、お受けすることとなりましたので、お知らせいたします」と報告した。

 25日には、斉藤がレギュラー出演していた日本テレビ系「ZIP!」(月~金曜・前5時50分)、テレビ東京系「ウイニング競馬」(日曜・後3時)の降板が発表されていた。同局系「カズレーザーと学ぶ。」(火曜・後10時)、「有吉の壁」(水曜・後7時)、「THE突破ファイル」(木曜・後7時)にも頻繁に出演していたが、関係者によると降板に向けて調整しているという。斉藤は読売新聞「中高生新聞」にも連載を持っているが、それらも辞退の方向だ。

 今月20日に更新された吉本の公式サイトによると、斉藤は先月から入院するなどしていたが、このほど活動休止の申し入れがあったとした。

スポーツニュース

・男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/東京、ハード、ATP500)は26日にシングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場ている世界ランク200位の錦織圭がプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)で出場した同212位のM・チリッチ(クロアチア)を6-4, 3-6, 6-3のフルセットで破り、2018年以来6年ぶりの初戦突破を果たした。

錦織とチリッチは過去15度対戦しており、対戦成績は錦織から9勝6敗。両者は2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝で対戦しチリッチが勝利するなど、これまで数々の名勝負を繰り広げてきた。最後の対戦は2018年の全米オープン準々決勝で、この時は錦織が勝利した。

34歳で元世界ランク4位の錦織が同大会に出場するのは2018年以来6年ぶり。2012年と2014年には優勝を飾っており、最後の出場となった2018年は準優勝している。

一方、35歳で元世界ランク3位のチリッチが同大会に出場するのは2019年以来5年ぶり。最高成績は2016年と2017年のベスト4進出となっている。

有明コロシアムのナイトセッション第1試合に組まれたこの一戦には満員の観客が。試合は序盤から盛り上がるが、互いにサービスゲームをキープし終盤へ。錦織は第9ゲームで訪れたこの試合3度目のブレークチャンスをものにし先行すると、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをキープし満員の観客を沸かせた。

第2セット、第4ゲームでこの試合初めてブレークを許した錦織だったが、すかさず第5ゲームでブレークバックに成功。しかし、第8ゲームで再びブレークを許すと、そこから挽回できずセットカウント1-1に追いつかれた。

ファイナルセット、互いに主導権を握りたい両者だが、錦織は第1ゲームからブレークポイントを凌ぐなど苦戦を強いられる。それでも、スコアを動かしたのは錦織だった。第6ゲームでチャンスを迎えると、最後はチリッチが痛恨のダブルフォルトを犯し、ゲームカウント4-2とリードする。その後は安定したサービスゲームを披露した錦織が約2時間5分の熱戦を制した。

話題のニュース

・千葉県四街道市立の保育所で2017年、おやつのホットドッグを喉に詰まらせ、低酸素性脳症で寝たきりになったとして、当時3歳の男児と両親らが市に慰謝料など約1億2千万円を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は26日、請求を棄却した一審東京地裁判決を取り消し、計約1億800万円の支払いを命じた。

 男児は15年4月、「四街道市立中央保育所」に入所。事故が起きた17年2月当時、発達の遅れがあったため1歳児クラスだった。

 22年10月の一審判決は他の食材や献立と比べて危険性は高くないなどとして請求を退けたが、高裁の永谷典雄裁判長は「男児は知的障害もあって食べ物をよくかまないでのみ込もうとすることがあり、保育士もそれを認識していた」と指摘。「かむ力が十分でない男児にウインナーの皮を取るなどの配慮をせず、注意義務に背き違法」と判断した。

 判決によると、ホットドッグは保育士がちぎって食べさせていた。4口目を口に含んだ後、男児が苦しそうにしたため、救急車を呼んだが約22分間心肺停止となった。

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