3分で読める本日の注目ニュース(2024年12月7日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
・ セブン&アイ・ホールディングス傘下のスーパー、イトーヨーカ堂が2026年2月期までに正社員約千人を削減する計画であることが6日、関係者への取材で分かった。新たな早期希望退職は実施せず、定年退職などによる自然減とセブン&アイのグループ会社への配置転換で対応する。
セブン&アイはコンビニ事業に集中するため、ヨーカ堂など非中核事業の売却交渉を進めている。売却に向けコストを削減し、収益改善を図る狙いがある。
芸能ニュース
・女優で歌手の中山美穂さん(54)が東京都渋谷区の自宅で死亡しているのが6日、見つかった。警視庁が死因など捜査している。
捜査関係者によると、自宅の浴槽で亡くなっているの見つかった。中山さんはこの日、クリスマスコンサート「Miho Nakayama Christmas Concert 2024 in Billboard Live」を開催予定だった。
突然の訃報に衝撃と悲しみの声が広がった。
85年デビュー同期の森口博子はBAY FM「KISS&SMILE」の生放送中に訃報が伝えられると、「信じられないというか、動揺しているとかいうか…ええ…なんでという気持ちでいっぱいです」と吐露。「気持ちの整理が…生放送なのにごめんなさい、まだつかなくて」と言葉をつまらせ「ただただ“美穂ちゃんどうしちゃったんだろう”という気持ちでいっぱいです」と語った。さらに深夜にはコメントを発表。「あまりにも突然の事で、言葉になりません。愕然としています。同期で同じキングレコードの美穂ちゃんが…。何かの間違いであってほしいと思います。コロナ禍前に電話で“久しぶりにご飯でも行きたいね”って、話してたので信じられません。仲間とのこんなお別れ、本当に辛すぎます。歌番組やドラマで共演した時の優しさ、本名で呼んでくれた事、美穂ちゃんの控えめな笑顔、忘れられません」と悲痛な胸中を明かした。
また同じ85年組の浅香唯は自身のインスタグラムを更新し、「85年デビューの同期という中でも美穂ちゃんは一目置かれる特別な存在だったように思います」とし、「はにかみながら見せる笑顔が愛らしくて美しくて魅力的な美穂ちゃん 人見知りだった私を気遣うように優しい笑顔で話しかけてくれてた美穂ちゃん 本当はちゃんと会ってありがとうが言いたかったです」とつづった。
歌手として、俳優としても多くの功績を残した中山さん。俳優の竹中直人は所属事務所を通じてコメントを発表。中山さんとは1997年の竹中の監督作「東京日和」で夫婦役を演じており、「信じようとしても信じられない現実に息が止まってしまいそうです。本当に素晴らしい映画女優でした…。過去の言葉で言ってしまう事があまりにも苦しく、せつないです」と突然の別れを悲しんだ。
中山さんが主演女優賞を総なめした1995年の映画「Love Letter」でタッグを組んだ岩井俊二監督(61)は自身のSNSで「デビュー40周年、『Love Letter』30周年、そんなメモリアルな来たる2025年、雪のあるうちに一緒に小樽に聖地巡礼しようと約束していた矢先の訃報。悔しい想い、無念な想い、様々渦巻くけれど。まだご冥福をとか、極り文句は口にしたくない思いもあり。。。今夜は気持ちだけですが、あなたの側に居ようと思います」とつづった。脚本家の北川悦吏子さんも自身のXで偲んだ。
ロックバンド「WANDS」の元ボーカル上杉昇は自身のレーベル公式X(旧ツイッター)で「中山美穂さん。私にとって人生の恩人の1人であります。急な悲報に触れ、ただただ驚き愕然とするばかりです。一緒に歌ってくださったこと、ありがとうございました」と感謝した。また「そして表現者としての数えきれない日々を、本当にお疲れ様でした。今はただ、心より御冥福をお祈りいたします」と、中山さんの生前の活躍をねぎらい、哀悼の意を示した。上杉がWANDS時代の92年、中山さんとのコラボシングル「世界中の誰よりきっと」を発表した。作詞を中山さんと上杉が担当、織田哲郎の作曲という豪華布陣によるラブソング。フジテレビ系ドラマ「誰かが彼女を愛してる」の主題歌として、累計売り上げ200万枚を超えるダブルミリオンの大ヒットとなった。
スポーツニュース
・日本ハム・万波中正外野手(24)が6日、北海道・北広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸8000万円(推定)から1億6500万円の提示を受けてサインした。1億円の大台に乗ったかを問われると「はい。イチ、ロク、ゴで。落合さん風に」とニンマリ。7年目シーズンでの1億円到達は、球団の高卒野手では中田翔、西川遥輝に並び最速タイとなった。
今季は136試合で打率2割5分2厘、18本塁打、60打点で打線をけん引。10月13日のCS第1ステージ・ロッテ戦(エスコンフィールド)では1点を追う9回に起死回生の同点ソロを放ち、最終S進出への望みをつないだ。守備でも2年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞。球界屈指の強肩で12球団1位の11補殺を記録した。
「Aクラスに入ってプレーオフを戦うことがどんだけいいことかを肌で感じられた」と今季を振り返り「とにかく体のポテンシャルをもっと引き出したい」と今オフのパワーアップを誓った。
野球以外にやりたいことは「インスタで行きたいご飯屋を保存しているので、そこに行きたいです。あと、ライブも行ってみたい。(歌手の)アイナ・ジ・エンドさんの」とニッコリ。1月は自主トレのため渡米を予定している。「その費用にあてようかなと思います。自分の成長のために惜しみなく使っていきたい」と語った。
話題のニュース
・ベネッセコーポレーション(岡山県岡山市)の通信教育「進研ゼミ小学講座」の冊子に、ポケモンに酷似したキャラクターが描かれているとして、Xに投稿された画像が波紋を広げている。クレジットがないことなどから無許可での掲載を疑う声が相次いだ。
ベネッセコーポレーションの親会社、ベネッセホールディングス(HD)は、2024年12月6日、無許可でのポケモンのキャラクターの掲載を認め、「今回の件を重く受け止め、社内の制作・チェック体制をあらためて見直し、再発防止に努めてまいります」とした。
■「ニンフィア」と「ゼラオラ」に酷似したキャラに「パルワールドもビックリ」
注目を集めているのは、小学5年生向けの教材「1分集中スピードクイズQ」を紹介するものだ。「がんばるとキャラクターが育つから勉強のやる気もぐんぐんアップ!」と記載されている。
その下に、ポケモンの「ニンフィア」と「ゼラオラ」に酷似したキャラクターが描かれている。ポケモンの公式イラストとはタッチが異なることや、クレジットの記載がないことから、無許可ではないかと疑う声も上がった。
なお、この2体以外にもグレーと青のキャラクターが2体描かれているが、これはポケモンと酷似しているわけではなさそうだ。
投稿者はこのチラシが弟に送られて来たものだとし、任天堂とポケモンが特許権侵害を訴えて提訴しているポケットペアのゲームを挙げ、「パルワールドもビックリだよ」とコメントしている。
J-CASTニュースの取材に応じた投稿者は、弟はこのチラシについて、はっきりとした日付は覚えていないものの24年11月23日頃に届いたと話していると明かした。小学4年生向けに送付された「おそらく進研ゼミの利用者向けのもの」と説明した。
「1 分集中スピードクイズ Q」にはオリジナルキャラクターのみ登場
ベネッセHDの広報部は12月6日、J-CASTニュースの取材に、「カラーを選ぼう!キャンペーン」を案内するための子ども向けの冊子と漫画に無許可で「ポケモン」のキャラクターを掲載したことを認めた。
「制作過程のミスにより、『ポケットモンスター』のキャラクターである『ゼラオラ』および『ニンフィア』のイラストを、キャラクターの権利を管理する株式会社ポケモン様の許諾を得ずに制作および掲載していた事実が発覚いたしました」
冊子や漫画は、「進研ゼミ小学講座<チャレンジタッチ>4年生」の12月号教材と一緒に一部の受講者に送付したものという。
「株式会社ポケモン様の管理する権利を侵害する形となったほか、ご案内をお届けした受講者の方においては、教材に『ポケットモンスター』のキャラクターが登場すると受け止められる内容となっておりました」
と説明したうえで、「1 分集中スピードクイズ Q」にはポケモンのキャラクターは登場せず、進研ゼミオリジナルキャラクターのみが登場すると訂正した。ニンフィアとゼラオラの左にいる2体が、実際に登場するオリジナルキャラクターという。
受講者やポケモンに謝罪「再発防止に努めてまいります」
前出のベネッセHD広報部は、
「受講者の皆様や、キャラクターの権利を持つ株式会社ポケモン様をはじめ、関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」
と謝罪。「今回の件を重く受け止め、社内の制作・チェック体制をあらためて見直し、再発防止に努めてまいります」とした。