最終処分場の建設に反対
今朝の宮崎日日新聞に載りました。 熊本県山都町に最終処分場を建設し、2028年度から産業廃棄物などを埋め立てるとしていた熊本県の業者が、計画を一旦取りやめた。
処分場から出る処理水を五ヶ瀬川に流せば、下流の高千穂町、日之影町、延岡市に影響が及ぶ。五ヶ瀬川の流域は、宮崎県、大分県及び熊本県の3県にまたがり、県北部のほぼ全域を占め、この地域にたくさんの水ときれいな環境を与えている。川のみなもとは本県の五ヶ瀬町で、次に熊本県の山都町を流れて、再び本県の高千穂町を流れる。
山都町に処分場を作るのを認可するのは熊本県知事なので、もっとも影響を受ける本県は蚊帳の外に置かれる。
今回業者が早々に計画を見直したのは、周辺住民の反対の声が大きかったのだろう。それでも業者は「現在の計画を見直して環境に与える影響を少なくする」と言って、建設をあきらめてはいない。 熊本県はかつて水俣病、本県は土呂久ヒ素公害で大きな健康被害、環境被害を受けた。
再び公害が起きないよう豊かな自然を守ってゆきたい。