Domane AL 大改造①計画編
約1年半共に過ごしたDomane AL4 Disc、正直不満は一つもありません。
クロスバイクとは比べものにならないくらい衝撃を吸収するし、山も登れるし、200kmブルベも完走できる。そもそもこれ以上のグレードのチャリに乗ったことないし、不満を感じようがありません。
ですが今回、大幅にカスタムすることにしました。
気になるハンドル周り
自転車にハマった頃、SNSでロングライドが得意な有識者をたくさんフォローし、生の情報が次々入ってくるタイムラインを構築したのですが、どうやらディスクブレーキの自転車の軽量化で効果があるのは
油圧機械式STIの変更
だということがなんとなく分かっていました。
このカスタムには選択肢が2つあります。
1 電動変速に変更
2 油圧式をワイヤー引きディスクブレーキに換装
今エントリー〜ミドルグレードで主流になっている、電動変速でない油圧式ディスクブレーキのモデルは、レバー内に油圧式ブレーキのための機構を多数仕込んでいるためSTIレバーが非常に重いという問題があります。
STIレバーはハンドルの端にあるため、重量があると乗り心地に大きく影響してしまう、重ったるく感じてしまうという。
コレをなんとかして変えてやろうという考え方です。詳しくは有識者の方のブログをご覧ください。
ちょうど自転車を買ったばかりの頃、「エントリーグレードで一番いい油圧ディスクブレーキのモデルを買ったぞ」と思っていたら、ベテランサイクリストの「紐油圧STIは重 す ぎ る !!!」みたいなツイートがたくさん流れてきてエェッ!油圧の方がいいんじゃないのかい!?となったのを覚えています。
安いチャリには不向き
このカスタムは、レバーを買い換えればいいという簡単な話ではありません。ブレーキはレバーとキャリパーでハンドル周りと駆動系に関わりますから、大抵の場合多くのパーツの交換が必要になります。
1は一番安い電動コンポを選んでも20万円くらいかかり、ここに工賃が乗っかります。地方在住サラリーマンの年収の半分くらいかかるためNG。
2は、ブレーキシステムを機械式ディスクブレーキに変更するため、ブレーキキャリパー・STIレバーを変更する必要があります。
軽量かつ高性能、カラーバリエーションも豊富な機械式ディスクブレーキのGROWTAC EQUALを使ったカスタムが人気です。予算はブレーキとレバーと工賃で10万円を少し超えるくらい。リムブレーキのレバーを持っている人ならかなり安く上げられます。
しかし、私のチャリの場合ブレーキ・STIレバーの変更だけでは済みません。
私の自転車は、コンポーネントのグレードがTiagra。10速です。
10速の機械式レバーは数年前から上位グレードのラインナップから消え、廃盤であまり出回っていません。
よって、市場に出回っているのは低グレードで重かったり、古すぎて互換性が微妙だったらと、せっかく思い切ってカスタムしても効果が薄いという懸念がある(某自転車店店員さん談)とのこと。
中華メーカーで良さげなレバーも見つけましたが、店にイレギュラーな作業を依頼しておいておまけにレバーが中華となると、ググった知識でよくわかってないカスタムを依頼した挙げ句金をケチる迷惑客な感じがして気が引けます。
つまり、10速から11速にコンポを載せ替えないと安心して機械式に換装作業をお願いできない。
先ほど予算10万円と書きましたが、コンポ全取っ替えが入るとプラス5〜6万円となります。
と、いうわけでこのカスタムは10速のエントリーロードでやるのではなく、2台目以降のミドルグレード以上でやる、あるいは最近出たcanyonのEndurace CF Di2みたいなお得な電動変速モデルを買ってしまうのが賢い考え方、ということになります。
有識者のみなさんの「カスタム後見違えるように走りが軽くなった!」という情報を横目に見ながら、レバーが軽くなると今の自転車の乗り味はどうなるんだろうという強い興味はあるものの、やめておこう。1年くらいはこう考えていました。
有識者のみなさん↓
それでもやりたいじゃない
しかし、同時にこんな考えも浮かんできます。
・数年後2台目を確実に買えるような経済状況だと思うなよ?
こんなに自転車を愛していますが、フツーに金がないし、家計も日本も今より良くなっていく気がしませんから、これが最後のロードバイクになる可能性があるのです。
・エントリーロードでわざわざこんな手の込んだカスタムをやったらネタになるのでは?
人柱の精神。
・今の自転車がしゅき
Domane ALの真のフレーム性能、まだ誰も知らないのでは?(Di2化した人いたらごめんなさい)
なんとなく諦め切れない中、シマノ製品の更なる値上げの噂があったり(噂は本当になってしまった)、某ズロードでEQUALブレーキ換装済の車体が飾られてるのを見たりする中で、ついに限界に達しました。
もういいや、やっちゃえ(^^)v
乗り心地が良くなった愛車でワクワクしながら走る未来を胸に、自転車屋さんへGO!!
ワイはエントリーロードが1台買える金をかけてエントリーロードをカスタムする男・・・
自転車を買ったトレックの直営店に相談したところ、作業を快諾してくださいました(一度は「Emonda ALRとか、いいフレームに買い替えてからの方が・・・」と真っ当なアドバイスをいただきました)。
なんでも機械式ディスクブレーキのDomane ALのブレーキをEQUALに交換した作業実績があるとのこと(先を越された!!)。
パーツ集めや、作業後の話は次回の更新で書きます。
つづく。