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33歳で教員⇒EdTechカスタマーサクセスへ転職@転職の軸の定め方

転職の軸

転職を成し遂げるためには「転職の軸」をしっかり定める必要があると感じています。
私自身が「転職の軸」をどのようにして定めたのかをまとめたいと思います。

教員の仕事から抜け出したいというネガティブな動機

転職活動を始めた頃の私は『今の仕事が嫌だ』というネガティブな感情に支配されていました。そこで、転職活動のはじめに、ひとまず「不満なこと」を書き出してみました

●40人の生徒に対して1人の教師が一つの教材で授業をすることへの疑問
 →学力やキャリアの異なる生徒に一つの授業をする意味は?
●高校3年生に「受験で使わない科目」を履修させることへの違和感
 →目の前に受験が迫る生徒のためになっているのか?
●いわゆる「履修主義」への疑問
 →卒業単位のために勉強させることに意味はある?
●生徒の学力や到達度をデータで測れないことへのもどかしさ
 →学力や到達度を把握せずに授業を進めて効果的なのか?
●進まないICT化へのいらだち
 →いつまで紙を使ってアンケートしてるんだ…
●管理職になることへの夢が一切ない
 →教頭先生は毎日12時間以上労働している
●部活動での土日の出勤への不満
 →興味のない競技を見続けることほど苦痛なことはない
●意味不明な行政の規則への不満
 →細かい指摘で何回書類を作り直せばいいんだろ、時間の無駄
●職員室がクソ汚い
 →掃除しても次から次へと誰かが荷物を置く
●働かない職員がいる(授業はしっかりしている)
 →寝るorスマホいじるor雑談で一日が終わる教師はマジでいる
                            などなど…。

これら「不満なこと」として挙げたもののなかから、『特に自分としてこれは我慢ならん』というものを見定めてみました。

40人の生徒に対して1人の教師が一つの教材で授業をすることへの疑問
●高校3年生に「受験で使わない科目」を履修させることへの違和感
●いわゆる「履修主義」への疑問
●生徒の学力や到達度をデータで測れないことへのもどかしさ
●進まないICT化へのいらだち

自分としては、この5つにかなりの引っかかり(不満)を感じていました。次にこれらの内容をポジティブな形に転化させてみました。

「不満」から「やりたいこと」を引き出す

不満があるということは、その裏にはやりたいことがあるはずです。そのやりたいことを言語化できれば、ポジティブな転職活動ができると考えました。

●40人の生徒に対して1人の教師が一つの教材で授業をすることへの疑問
・生徒一人ひとりに合った教材や授業を提供して、生徒の可能性を広げてあげたい
・苦手な生徒の「わからないまま授業が進んでいく」をなくして、学力の底上げをしたい
・得意な生徒の「わかっているのに聞かなければいけない」をなくして、より思考力を刺激するような授業がしたい
●高校3年生に「受験で使わない科目」を履修させることへの違和感
・教養を深めたり人生の幅を広げる学びは高校2年生までにして、高校3年生ではそれぞれのキャリアに応じた支援をしたい
●いわゆる「履修主義」への疑問
・授業内容について既に理解を深めている生徒には、別の学びを提供して生徒の成長を支援したい
・授業内容が理解できていない生徒には、その原因を突き止め、さかのぼり学習によって苦手を克服させてあげたい
・「座って授業を受けていればOK」という「履修主義」を壊し、「修得主義」の教育に転換させたい
●生徒の学力や到達度をデータで測れないことへのもどかしさ
・生徒の学力や到達度をデータで測りながら、それぞれの生徒にあった学びを提供したい
・それぞれの生徒の弱点を常に把握して、生徒一人ひとりにあった学びを提供したい
●進まないICT化へのいらだち
・紙のアンケートを手集計している時間があったら授業準備をしたい
・ICT機器の活用によって、生徒によりよい学びを提供したい

という感じで、それぞれの項目についてポジティブに「~したい」という形で整理し直してみました。
この内容を更に抽象化してまとめてみると…

★生徒一人ひとりの学力やニーズに合った学びを提供したい
★テクノロジーを活用した学びを提供したい

11年間教員を続けてきて大切にしてきたことはこの2つだったということがわかりました。そして、公教育ではこの2つをうまく実現できないからこそ、転職を考え始めたのだということもわかりました。

「やりたいこと」を学校現場で「やろうとしていた」か

転職してやりたいこと(実現したいこと)の整理はつきました。次に大切なのは『それを実現しようと努力してきたのか?』ということです。転職面接に関する本や動画では、必ずこれが質問されると解説されていました。

要するに、『自分は〇〇がしたい。そのために△△という努力をし、一定の成果(実績)もあげた。しかし、公教育という性質上、なかなか難しいところもあり、御社の…』という説明ができなければいけないということです。

ということで、次に自分のこれまでの取り組みを振り返ることにしました。

★生徒一人ひとりの学力やニーズに合った学びを提供したい
★テクノロジーを活用した学びを提供したい
・Googleフォームやマークシートを活用して生徒の弱点を把握し、授業で活用していた
・Googleクラスルームで回答を収集し、回答を分析して類型化し、クラス毎の課題に即した授業を展開した
・志望大学別の補習を自主的におこなった
・個別添削指導を継続しておこなった

たいしたことではありませんが、現在の学校に与えられた機器やツールを使って、できる範囲で生徒一人ひとりの学力やニーズに合った学びを提供しようと努力してきました。

転職の軸の言語化

改めて転職の軸を言語化すると次のようになります。

テクノロジーを活用して、生徒一人ひとりにの学力やニーズに応じた個別最適化した学びを提供し、より多くの生徒の成長を支援したい。

そして、この想いが実現できる企業を選ぶことが次の課題です。

まとめ

★自己分析によって転職の軸を確定する。
★自分が達成したいことが実現できる企業を選ぶ。

自己分析によってブレない転職の軸を確定する。そして、その軸に沿って企業を選ぶ。このことを転職活動の最初にすることをオススメいたします!

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