チノチ
やあやあ、知の知って知ってる?
いやいや、無知の知なら知ってるよ。
そうかつまり君は無知の知の知なんだね。
逆に無知の知は知ってるのかい?
もちろん知らないよ、ぼくに知らないことはないからね。
じゃあ君は無知の知の無知なんだね。
そうとも言えるけど、僕は自身が無知の知の無知であることを知っているから無知の知の無知の知だよ。
うーん、ということは知の知っていうのはつまり君のことを言うって言いたいんだね?
素晴らしい!知の知の知だね!無知の矢口にしては良くわかったじゃないか。
いくら僕が無知の矢口でも知の知の無知の無知はないよ。
知の矢口ってのは僕のことを言うんだね。
無知の矢口「でもさ、知の知ってのは無知の無知を意味するんじゃないかな」
知の矢口「確かにな、でも僕は今無知の無知の知を得たわけだ」
無知の矢口「さらに言えばさ、さっきまで無知の無知について無知だったわけだから、無知の無知の知の無知だった君は本当に知の知と言えたのかな」
知の矢口「あ、確かにな。知の矢口の名前はお前に譲るよ」
知の矢口「ありがとうでも僕は無知であることを知っている、無知の知を持っているからね、僕はやっぱり無知の矢口だな」
無知の矢口「なるほど、僕は無知の矢口が無知であることを知ったよ」
無知の矢口「無知の矢口の無知の知の知か、なかなか手強いね。君は自信が知っていることに気づいていない知の無知なんじゃないか?」
知の無知の矢口「無知の矢口の無知の矢口の無知の知の知の知だね」
無知の矢口「知ってる」