絶滅危惧種と誕生日
先日子どもが3歳の誕生日を迎えた。
夫も休みを取れたので3人で遊園地へ。
子どもにとっては人生初の遊園地。
平日でガラガラだったこともあり
メリーゴーランドやコーヒーカップなど
年齢等の制限がない子ども向けのアトラクションは一通り制覇した。
そして例のアレにも漏れなく乗った。
昔と比べだいぶ個体数が減っているという例のアレ。
パンダカーだ。
「メロディペット」「サファリペット」とも言うらしい。
追加でお金のかかるものほどやりたがるのはどうしてなんだろうか。
トータルで3回ほど乗ったパンダ課金勢。
(正確にはそのうち1回はキリンだったが)
きっと私も子どもの頃に乗ったはず。
そんな彼らに、自分の子どもを乗せる立場になったのか。
お金も時間もかけて誕生日をお祝いするなんて、自分が子どもの頃はありえなかった。
うちは兄弟が多かったから、誕生日のたびにお出かけなんて、親からしたらとても負担になるだろう。
ただプレゼントとケーキ、誕生日らしいご馳走は毎年用意してもらっていたし、それで十分だった。
今はむしろ、兄弟が多いのに、毎年皆をちゃんとお祝いしてくれたことに感謝しかない。
だから正直、自分の子どもにここまで(プレゼント・ケーキ・特別なごはん+遊園地)することに迷いもあった。
甘やかしすぎなのでは?
何歳くらいまでこのスタイルでいくの?
これが当たり前だと思ってしまうのはよくないのでは?
金銭感覚とか変に影響しちゃわない?
悩んだけれど、よく考えて思ったことが、
こうやってお出かけできるのは
小さい今のうちだけなんだということ。
3歳頃のことなんて覚えてないだろうし
親の自己満足なのかもしれないけど。
でも自己満足で何が悪いんじゃ!
大事な子どもとの思い出作りたいやろがい!
子どもなんてあっという間におっきくなって
親なんかより友達やら恋人やらと遊ぶ方が楽しくなってしまうんだから。
なら今、私たちと一緒に遊んでくれるこの今を大事にすることに意義があるだろ!!
自己満足上等、我々自身のためにお出かけしたろう。
甘やかさないようにとか金銭感覚とかは
これから大きくなってからちゃんと伝えていけばよかろう。
(こうやってお出かけに連れて行ってもらえるのは当たり前ではないこと、使えるお金は有限であることetc)
そんな感じで自分を納得させて連れていった遊園地。
ジェットコースターは怖かったみたいで、降りた後はしょんもりしていたね。
ミニ電車は連続して2回も乗ったね。2回目は、乗りたかった特急電車に乗れるようにお姉さんが調整してくれたね。
帰りは「かえりたくない!!!!」と大号泣の大暴れ。私は眉間に引っ掻き傷ができました。
お昼寝できず眠たかったのもあるからね。致し方なし。
そのときは正直まじ勘弁〜〜〜となったことも、数日経った今、こうして振り返ってみると、だいぶ可愛い。
「ずっとゆうえんちがいいの!!!」なんて鼻水と涙でぐじゅぐじゅになりながら主張する3歳児。
かわいいですね。
数日しか経っていない今でもこう思うのだから、数年、数十年後には、どんなこともいい思い出になってしまうのだろうな。
だいぶ意思疎通が取れるようになりつつも、まだまだ赤ちゃんな君。
今が大変で早く大きくなってほしい気持ちと
ずっとこのままでいてほしい気持ちがせめぎ合っているよ。
ただ言えるのは、どうかあなたがこれからも心身ともに健康で、できるだけ明るく楽しく穏やかに毎日を過ごせますように。
それだけはきっと、あなたが大きくなってからもずっと思い続けるよ。