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とっさの時の救急ひまし油湿布

(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。

※この記事は過去のメルマガバックナンバーから抜粋してご紹介しております。

この間の夜、履いていた登山靴の靴紐のフックに、もう片方の靴紐がひっかかり、坂道で思いきりこけてしまいました。

両手に荷物と傘を持っていたこともあって、そのまま顔面強打。家に着く頃には、顔中血だらけのホラー状態。夜遅くて誰とも会わなかったのが幸いって感じでした。

帰宅後、スーツケースを置きっぱなしにしたまま、まず私がやったのは傷の水洗いと傷へのひまし油湿布。

傷のサイズにあわせて小さく切ったフランネルにスポイトでひまし油を垂らして、ミニミニサイズのひまし油湿布を作り、顔と手足の傷に貼り付けテープで固定。

顔に3か所、手足に2か所。

しばらく湿布だらけの顔で外出をし、パソコン仕事をしている、というシュールな情景が続いていたんですが、鼻の腫れが治まったこともあり、今日からようやく顔の湿布が取れました~。

個人的に面白かったのは、顔のケガを友人にメールしたところ、ほとんどの友人から届いたメッセージは『傷にはひまし油湿布だよ』『ひまし油湿布した?』の言葉。

そして、『してるよ~』と書いた返信への、そのまた返信が『だったら、いい』『ひまし油湿布しているなら安心です』とのお言葉。

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翌朝、会社では早朝ミーティングがあり、湿布だらけの顔で出社することになったんですが、スタッフからも『ひまし油湿布したんですか?』とまず質問があり、次は『ひまし油湿布してるんなら、あとは回復を待つだけですね』という安堵の声。


そして、スタッフからも、擦り傷、切り傷、火傷の時にひまし油に助けられたそれぞれのエピソードがたくさん出てきました。

例えば、ズキズキとした痛みが、ひまし油湿布を当てたとたん、ふっと和らいだとか左右に出来た傷に、試しに片方だけひまし油湿布をしてみたら、湿布をしていたほうの傷の修復が早かったとか、火傷直後からひまし油をつけていたら、痕が全く残らなかった、とか…。

私の廻りには、いかにひまし油信奉者が多いのかと、なんだか可笑しくなって、一人心の中でムフフと笑っておりました。


おそらくアロマテラピーを実践されている方は、何かのアロマエッセンスを試されるでしょうし、どのご家庭でも、ぞれぞれ昔から伝わっている伝統の民間療法などをお持ちなのではないかなと思いますが、ケイシー療法実践者は、それがひまし油なんですよね。

私が記憶している限り、傷にひまし油をつけるようケイシーが指示したリーディングはないと思うのですが、ケイシー療法実践者の間では、擦り傷、切り傷、打ち身、火傷を作ってしまった時には、ひまし油は真っ先に試してみるアイテムになっています。

考えてみると、当時、ケイシーにリーディングを依頼するには、手紙を書いて郵送し、それをケイシーが読んで予定を入れ、取られたリーディングを秘書のグラディスさんが手紙にして返信する・・・。そんな時間と手間がかかっていましたから、傷を作った直後の手当てにはとても間に合わない・・・!

でも、過去多くの方が試して、そしてその良さを実感されていらっしゃいますので、ご自宅にひまし油とフランネルの常備は、先日の私のようなアクシデントがあった時、肉体的にも精神的にも、心強いサポートになってくれます。

ひまし油についての本を書かれたウイリアム・マクギャレイ医学博士も、傷や火傷にはひまし油を愛用されていたお一人。書籍『癒しのオイルテラピー』75ページには、こう書かれています。

『指を刺した時はその傷口を洗いひまし油を塗り、数時間後にもう1度塗って、さらに就寝時にも塗るのである。翌朝まだよくならないようなら、もう1度ひまし油を塗る。ふつう、これで傷口は治る』

ウイリアム博士の文章は、ひまし油愛用者には、心強い援軍ですね。

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*擦り傷、切り傷を作ってしまったとき、自宅にフランネルが無かったら、リードクッキングペーパーがお助けグッズになりますよ。柔らかさと適度の厚みがあるので、小さな湿布を作るときにとても扱いやすいです(普通のクッキングペーパーではなく、リードがオススメ)。

*傷に湿布を貼る場合には、温湿布にするとか、1回1時間やって重曹で拭き取るといった決まり事のようなものはありません。必要に応じて臨機応変に実施して下さい。

*私は今回はひまし油で湿布を作り、絆創膏のように傷に貼り付けていましたが、軽い擦り傷程度でしたら、塗るだけでも十分かと思います。


〈私だけではないひまし油体験談〉

『娘の手の甲のやけどが、ひまし油できれいに治りました。口内炎が出来たら患部に1滴たらしておくと、1日くらいは滲みずにご飯が頂けます。最近では、何でもかんでもひまし油を塗っています』


『①今年、72歳の母、調理中野菜を湯でこぼす時に熱湯を手にかけて火傷をしてしまいました。その場に居合わせたので、すぐにひまし油をつけて手術用のゴム手袋をして、さらにひまし油を注入。

上から綿の手袋をして、その日はお風呂も入らずに、そのまま就寝してもらいました。翌朝、火傷特有の痛みもなく、痕も残らず、本人もビックリしていました。(2010年の時点)

②母が少しの段差で足首をひねり、捻挫してしまいました。翌日病院に行ってレントゲンをとってもらうと言っていたのですが、とにかくひまし油で湿布するように言い聞かせ、カイロプラクティックの予約を取らせました。
翌朝、痛みも和らぎ、ゆっくりですが歩ける様子。カイロに行って超音波をかけてもらうと、帰りは普通に歩いていました。

歳をとってからケガをして歩けなくなると床についてしまう心配もあったのでホッとしました。火傷と捻挫でひまし油の恩恵に与り、母もすっかりひまし油ファンになっています』


『愛犬の背中にイボのようなものができてしまいました。予防接種の時に獣医さんに聞くと、大きくなるようだと切開して手術しなければならないとのこと。

麻酔で死んでしまう話もよく耳にするので、それは避けたいところ。以前、犬が便秘気味のときにひまし油を舐めさせてから、私が洗顔後ひまし油を使うとどこにいても飛んでくるほどのひまし油好きに・・・

丁度良いので、手のひらに一滴たらして指で背中のいぼに塗りながら、手の平の残りを舐めさせること約1ヶ月。

毎日塗っていたわけではなかったのですが、ある日のこと、イボがしぼんで真っ黒になって翌々日にはポロッと取れました。我が家の犬までもひまし油の大ファンになっています』


ひまし油(海外有機認定/遮光ガラス瓶入)

スポイトボトルに入れておくと本当に便利ですよ。旅先でも活躍してます。

フランネル(擦り傷の湿布のときには取り換えのたびに使い捨てにしてください)


それでは、また!

(有)テンプルビューティフル メルマガ556号 2014年10月10日配信

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