シティリーグS3 61人規模優勝! 雪道ミュウのすゝめ
はいどうも。てんぷるです。
今回は先日行われたシティリーグシーズン3にて参加者61名がいる中で雪道ミュウと呼ばれるデッキを使用し優勝することが出来たので記念にと筆を取りました。
正直シティ当日は運良く拾った試合も多くありましたし現環境で「自分の使った雪道ミュウが1番強い」と豪語したりはしないでしょう。
そんな僕がなぜこのデッキを選択したのか、構築について無料部分で初心者にもわかりやすく書いていきます。
デッキ構築自体はありふれているものなのでデッキの選定理由などがかなり多くなりますがご了承ください。
有料部分では優勝したシティリーグでの詳しい対戦内容やその時どのように考えていたかをメインにこのデッキを使って勝つための僕なりのロジックを中級者向けに書いていこうと思います。ほかの方のノートでも書かれていたりするかもしれない内容なので優勝祝いがてら買っていただければ幸いです。
・シティリーグに雪道ミュウを選択した理由
シティリーグの目標設定
今回のシティに参加するにあたって、まずは目標を定めました。
まずシティに参加するからにはチャンピオンシップポイント(以下:CSP)について気にかけなければなりません。
僕の今年のシティの戦績はシーズン1は予選落ち、シーズン2はベスト8でした。
トレーナーズリーグには参加しているのでこの時点で合計のCSPは55ポイントです。これだとさすがにWCSはすでに厳しいので僕は狙いをJCSの優先権に定めました。
JCS優先権がもらえる上位200名のボーダーをざっくり200ポイントと仮定したときに僕は残り二回のシティで150ポイント稼ぐ必要があります。つまり最低限ベスト4は取らなければならない状況です。
今回の「最低」目標をベスト4に定めてデッキを選定していくことになりました。
デッキの候補
僕は強いデッキは一通り触っているので引き出し自体はかなり多い自覚があります。
今回のシティの候補デッキを候補順に並べると
・ロストギラティナ
・ロストリザ
・ロストザマゼンタカイオーガ
・サーナイトex
・ミュウ(雪道もフュージョンも)
・アルセウスギラティナ
・レジギガス(リストが完成すれば)
かなり選択肢が多かったですがやはりパワーの高さや自分がかなり使い込んでいることからおおよそロストギラティナになるだろうと思っていました。
デッキ選択
いつもリモートで調整相手をしてもらっている人にシティ二日前にがっつり練習をすることに
その日の前日にとーしん選手が使用し優勝していたロストリザが気になってたのでそれを回したいというのもあったがお互いにシティを控えていたので手元にあるデッキを一通りぶつけていくことに。
しかしロストがどっちも回らない回らないで手ごたえが非常に悪くこの悪いイメージを抱えたままベスト4は無理だと感じその日の練習は「マジでデッキどうしよう」で終わりました。
翌日のシティ前日に仕事をしながら使用デッキについて考えていました。そこで直近の大会について振り返りました。
直近で中規模の大会はシティのシーズン2とヒワマキ杯という自主大会の二つに出場しどちらもロストギラティナを使用して決勝トーナメント1回戦敗退でベスト8という結果に終わっていました。
敗因はズバリ、「プレイミス」です。
自分で言うのもなんですが自分はこのポケモンカードゲームというゲームはかなり上手い方だと自負してましたが直近の負け方がプレミなんです。二度と自分がポケカ上手いとか思い上がるなよ。
ロストギラティナというデッキをミスなく回してすべての試合で勝ち切るというのはとても難しく練習の悪感触もありにっちもさっちも行かなくなった僕は数字の力に頼ることにしました。
ツイッターにてシェアや勝率をまとめてくれているアカウントがあり、その方のツイートをおおいに参考にしました。その中でもこのツイートが目に留まりました。
僕が出る前の週のシティの統計です。
ミライドン、ルギアといったルールを持つポケモンを主体にしたデッキが流行っており次点に僕も愛用しているロスト系ですが勝率が悪い。恐らく自慢のドヤ顔ロスト対策を多くのデッキがしているのでしょう。
この時点でロスト系のデッキを使用しないことが決定。となるとサーナイトとも考えましたが同じシティに使用者がいるであろうことが顔メタでわかっていたことや練度に自信が無かったので悩んでいたところにふと天啓が降りてきたのです。
???「てんぷる..…てんぷる..…雪道ジャッジマンをするのです。」
ワイ「分かったやで^^」
とまあ半分冗談ですがトップシェアのミライドン、ルギアに対し先攻二ターン目からサイドを二枚進められ、ギラティナには有利が取れ、ロストバレットに対してもジャッジマンという回答(?)が用意できていること。
自分が一時期かなりミュウを使い込んでおり雪道型のミュウもCLやシティに出場する知り合いの壁としてかなりの回数まわしていたので練度も十分。
プレミで負けるという問題もデッキの方針が「ジャッジマンを叩きつけて雪道をぶん投げる」という至極単純であるデッキコンセプトのおかげでロストに比べればマシということで諸々の課題をクリアできているため今回は「雪道ミュウ」と心中を決意することに。
・デッキ構築
前置きが長くなりましたが今回使用して優勝することができたレシピを紹介していきます。
それぞれ採用理由などを軽く書いていきます。
♢ポケモン
・ミュウV 4枚
メインアタッカーの進化前だがクロスフュージョンでサイコジャンプも宣言することがある関係上、場に3枚置くことも多いため4枚 というかほかに置きたいフュージョンポケモンがいねえ。
・ミュウVMAX 3枚
メインアタッカー。2枚必ず使うため3枚
・ゲノセクトV 4枚
メインエンジン。ドロソ兼メイン火力。最強なので4枚
・オドリドリ 1枚
最近採用が減っているカード。受けるダメージを-20する害鳥
採用理由が結構あるので箇条書きで
・このデッキは盤面にフュージョンポケモンがどれだけ並ぶかにかかっておりミュウとゲノセクトの8枚だけでは心許ないと感じた
・ミライドンが多いと踏んでおりミライドン側が雪道+害鳥+ジャッジマンorツツジを乗り越えられないため3-3で取られにくくなる
・サイコジャンプを使わない対面でゲノセクトの4枚目をおいても手札にそのターン最後に貼る雪道や次のターンのジャッジマン、ロストスイーパーなどが貯まるので1ターンにフュージョンシステムを4回使わない。
・現環境はHP310ラインを倒そうとしてる人が多いため予選で当たる有象無象のデッキに対し計算を狂わせられる
・じょうねつのしずくを技の選択肢に入れておきたかった。択は多い方がいい。・AR使いたかった
などが採用理由として挙げられます。
もちろん1-2-3で相手にサイドを進められるデメリットも存在するがそこはジャッジマンでの手札干渉でやりたいことをさせないようにすることで解決とした。採用するメリットの方が大きく感じたので採用。
ちなみに最初のうちは採用しない方が簡単になるのでこのデッキを今から触るよって人はとりあえずヘビーボールか森の封印石にしておこう。
ちなみに今回のシティ優勝のMVPは間違いなくこの害鳥。ホンマこのクソバード
♢グッズ
・バトルVIPパス 4枚
初手にポケモンを並べたいので初手で引けるように四枚。現状のカードプールにゲノセクトVを呼べるカードがネストとハイパーとパスくらいしかない。2ターン目以降もウッウロボやロストスイーパーで捨てられるためデメリットは大してない。
・ハイパーボール 4枚
手札を減らせるカード。
手札が減ればフュージョンシステムのドローが増え、ポケモンを置けばフュージョンシステムのドローが増えるので問答無用の4枚フル投入。
捨てるカードはグッズ以外を優先する。ポケモンは並びきれば捨てていいし序盤はジャッジマン以外のサポートはあとからともだちてちょうで戻せばいいので意識する。グッズはウッウロボで捨てたいのでできるだけ残すこと。
森の封印石で持ってくることも多々あるので頭の片隅に入れておくこと。
・ネストボール 3枚
ベンチが埋まっている後半は使えないことが多いため3枚。
一回盤面が完成したらどんどん捨てていい。一枚くらいはヒスイのヘビーボールにしてもいい。ヒスイのヘビーボールに帰る際は種ポケモンのサイド落ちを確認すること。
・フェザーボール 1枚
ミュウVMAXの8枚目的な役割。
序盤にひいてミュウ Vをおいても良し。中盤でVMAX持ってきても良し。グッズなのでウッウロボの受けにもなるためVMAXの現物を入れるよりデッキがスムーズに回るようになる。
・クロススイッチャー 4枚
採用の是非が分かれるカード。
ロストが10枚たまった状態でバトル場にドラピオンV、ベンチにエネルギーのついたギラティナVSTARが出てくると詰むので採用。
ジャッジマン(ツツジ)orボスの指令の択を迫られても解決でき、テクノバスターの反動も無効にできる。
ジャッジマンで手札をリセットすることが多いので手札に残り続けることも無い。
このカードを採用するために入れ替え系のカードを削っているのでゲノセクトスタートとかすると結構面倒なので注意。
手札によっては捨てざるを得ないのでその時はしっかりプランを考えながらゲームを進める。
・ポケモンいれかえ、あなぬけのひも 各一枚
テクノバスターの反動を消すための入れ替えカード。
あなぬけのひもはポケモンを展開してこないルギアなどに序盤に有効に働くので採用。択は多いに越したことはない(二度目)
・パワータブレット 4枚
ダメージが30上がるバケモンカード。このカードのせいでミュウが環境に残り続けてるといっても過言じゃない。
再利用はできないため相手のデッキが分かったらどこで使うかしっかり決めておく。
・ロストスイーパー 4枚
自分で貼った雪道を剝がすカード。ついでのように手札が減る。
1試合で雪道を使う枚数と相談しつつハイパーボールなどのコストにすること。後半は自分の封印石を剥がして手札を減らしていく。
・やまびこホーン 1枚
ドラピオンVなど一度倒したVなどの二枚取れるポケモンを呼び出して楽して勝ちきるカード。
ダブルターボでしか攻撃しないためVSTARを複数回相手する火力を担保できないのであるといいカード。
ちなみにシティ当日はウッウロボのコストになり続けた。
・ともだちてちょう 1枚
サポートを極力減らしているのでサポートの嵩増しのために採用。クロススイッチャーを捨ててしまった試合などではボスの指令を再利用していくこと。ツツジも二回撃て。
♢ポケモンのどうぐ
・こだわりベルト 2枚
火力アップアイテム。ジャッジマンで相手の手札をぐちゃぐちゃにして6-0を目指すのでまけんきハチマキより優先して採用。
・森の封印石 2枚
誰でもスターバース。足りないカードをいつでも持ってこられる最強カード。
序盤にVIPパスを持ってくることも多い上に手札に来たら貼ってしまえばいいので3枚目採用を今後はしたいと感じたので枠がある人は採用しよう。
♢サポート
・ジャッジマン 3枚
現環境最強のサポート(過言)。
お互いの手札を強制的に4枚にしてしまうがミュウデッキはジャッジマンを使った後にフュージョンシステムで山札を掘ることができるので自分が止まるデメリットは存在しないため現環境でジャッジマンを一番有効活用できるデッキと言えるでしょう。
デッキコンセプトにもなってますが脳死で使うのはやめましょう。詳しくは有料部分で解説しようと思います。
・ツツジ 1枚
後半にしか使えないため1枚のみ採用。
ロストデッキ相手にドラピオンを早期に投げつけられたときはともだちてちょうを絡めて二回使えるようにしましょう。
・ボスの指令 1枚
相手のベンチのポケモンを呼びだすポケカにおいていつの時代も最重要なカード。
このデッキはサポート権をジャッジマンに回すことが多いこと、クロススイッチャーが採用されていること、ともだちてちょうで再利用もできる事から1枚のみ
・セレナ 1枚
Vポケモン限定だが相手のベンチポケモンを呼び出すことも手札を入れ替えることもできるサポート
このデッキはVポケモンを呼ぶことが多いためボスではなく1枚はこちらを採用。ボスでしか呼べないポケモンはクロススイッチャーを駆使してプランを立てていこう。
♢スタジアム
・頂への雪道 3枚
このデッキのコンセプト。
様々なポケモンの特性が無くなり、デッキによってはこの1枚で致命傷になる事も多い。
相手のターンのみに貼って自分のターンになったらロストスイーパーで剥がしてまた貼りなおして番を返すのが主な動きになる。
しかしミュウVMAXを2体用意して入れ替えカードすら必要ない場面になったら貼ったままにすることも大事。相手の動きをよく見て決めよう。
♢エネルギー
・ダブルターボエネルギー 4枚
このエネルギーでクロスフュージョンを使っていく。
これしか必要ないので4枚。
・このデッキで勝つために
ここからはこのデッキで勝つために僕が考えてることなどを書いていこうと思います。
ミュウ全盛期から言われていることですがミュウというデッキは構築で差が出にくく勝てる人勝てない人の差はプレイングにあり、プレイングデッキだと僕は思っています。
思考停止でジャッジマンを連打すればいいというわけでもないというのが今のこのデッキの難しい部分だと思います。
実際のシティの試合のレポートついでにその時どう考えていたかをお伝えしていければと思います。
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