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「瀬戸内海の木」

短い。主人公の乗り越えるべき障害がない。おつかれした。

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瀬戸内海のとある島。
友達と孤島に遊びに来た小学生、太郎。
暗い女が入ってはいけない森に入っていくのを見て後をつける。
彼女は御神木を眺めていた。
見つかりそうになって隠れる。

後を追って小屋の中で木を削って色を塗り、ドライヤーで乾かしている。
いたずらでコンセントを抜く。
逃げる際に作品にこけてひとりぼっちに。
隠れた小部屋には禍々しい作品たち。
恐怖に慄いていると、ドアが開き、驚いた際に頭をぶつけ、失神。

目を覚ますと介抱されていた。
コーヒーを出され、大人しく飲む。
何度か通うようになり、作品作りの手伝いをするようになる。
霧吹きで水を濡らす。

恋人がいることを知る。
作品が完成された時、御神木がなぎ倒されるという事件が起きる。
太郎は女が御神木を切り倒していた、と嘘をついてしまう。
そのことがきっかけで女は島民の反感を買い、出ていくことになる。

太郎は、女と同じように木を主題に作品を作り始め、芸術大学へ進む。
そこで教授になっていた女と再会する。
挨拶に行き、謝るが、彼女は覚えていなかった。
ゼミに入り、昔と同じようにお手伝いをする。
彼女はやはり美しかった。

卒業後、ギャラリー経営を始める。
先生は亡くなる。
少しもらった遺灰を瀬戸内海へ持っていき、御神木にまく。
瀬戸内海の海に向かって作品を作る太郎。
絵具を一筋、塗る。

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おやすみなさい。

読んでいただきありがとうございます。血が沸騰していますので、本当にありがとうございます。