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蜜蜂と遠雷 読了。読了感がものすごい。
#1000日チャレンジ #189
#てんぺい1000
#jazz_1950s
小寒 72侯:水泉動(しみずあたたかをふくむ)
1、今週のJazz Album #5: Monk's Music (1957), Thelonious Monk
Ray Copeland(tp),Gigi Gryce(as),Coleman Hawkins,John Coltrane(ts),Thelonious Monk(p),Wilber Ware(b),Art Blakey(ds)
「こんなことはできっこないと君があきらめたとき、他の誰かがやってきて、それをやってしまうことになる」
モンクの言葉です。
代表曲の一つ、Ruby,My Dear。天才肌のモンクはどういう気持ちで作ったのかな。
" Ruby, My Dear "
2、今日の読書 『蜜蜂と遠雷』 恩田陸
終わって欲しくないという思い
早く次の展開を知りたいというじりじりした思い
目の前に出現したリアルなコンサート舞台をイメージさせる力
クラシックのコンサートなんて行ったことないのに
本当に素晴らしい作品に没入できる幸せを味わう。
多幸感。
作品を読みながら、あまりの多幸感に何回か涙ぐむシーンがあった。
・春と修羅
・活花の会話
・3次予選の風間塵の演奏
・3次予選が終わった後の高島明石と栄伝亜夜
作者は作品の中で、音楽を生業とすることを「業」だと亜夜に語らせています。
むしろ小説という文字で残るものも「業」の深い仕事だと思います。
一瞬を永遠に閉じ込める仕事。
うまく文章を書けたことってないなぁと思うし、頭に浮かんだ文章はあっという間に流れてしまいます。
だから、人を感動させる文章に出会った時の幸せは変えがたいと思う。
この作品に会えてよかった。