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ギターコードの押さえ方は全部で何通りあるのか検証してみたら10万通り以上あることがわかった

こんにちは、私は趣味でギターを弾いているのですが、兼ねてよりギターの指の押さえ方を全列挙してみたいという目標がありました。

シンプルに考えると6本の弦から4本選んで押さえる場所を決めるだけなのですが、セーハとミュート、解放弦が加わると問題は途端に複雑になります。
特にセーハは一つの指で1~6本の弦を押さえられるため、容易に組み合わせが爆発します。

一口に全列挙と言ってもどのコードを対象にするのか、押さえることが可能な指遣いは何なのか等を定義してみないと始まらないので以下のようにして組み合わせ最適化プログラミングを使用して数え上げてみました。

前提 24フレットのギター、レギュラーチューニングで考える
ルール1 押さえる一番低いフレットと一番高いフレットの間は5フレット以内 であること
ルール2 同時に鳴らす弦の数は最低でも4本であること
ルール3 同時に押さえる指の数は最大で4本であること
ルール4 バレーコードも考慮するが、各ポジションに含まれるバレーの数は最 大でも1であること

オンコードやポリコードは今回は考えない。

以上のルールで指板上を全探索してみました。
その結果およそ9万通りのポジションが見つかりました。
一例を挙げてみます。

一例
一例その2

なかなか普段見ないような奇抜な押さえ方。それでいてぎりぎりなんとか押さえられそうなトリッキーなポジションもたくさん見つかりました。

オンコードやポリコードまで考慮してやると10万どころではないとんでもない数のコードが見つかりそうです。

まだ誰も押さえたことのないコード、聞いたことのない響きがこの中にありそうでワクワクしますね。

今回作ったこちらのコード集はAmazonのKindle Unlimitedで読めるようになっています。
コードの量が膨大すぎて一冊の本には収まり切らずに複数シリーズとなってしまいましたが、ぜひよかったら覗いてみてください。

日本語版はE編のみですが、英語版は全てのルートノードに対して用意があります。


それでは!

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