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沖縄でも実質、女子トイレがなくされていっている件。取材回答を掲載します。

これから夏休みで沖縄に行く方も増えるかと思いますが…

そこで、トイレがこんなだったらどうしますか?

こちらの投稿について、取材を受けたが
相手方である安栄観光が何度問い合わせても回答に応じなかったとのことで
記事にされなかったため、ここに私からの
取材回答、見解を転記します。


①トイレを発見した経緯。

旅行で訪れて、トイレ近くの席に座り気づいた。これまで八重山には何度も訪れたがこのような表記に接するのは初めてのこと。

私も連れの女性らもトイレを利用できず、またドア前まで来て困惑したようすで引き返していった女性も見た。



女性専用トイレがあるように見えるが…


「どなたでもご自由にお使いください」
そして男女が混ざりあった記号のステッカー
男子トイレも同様


3つめとして、こちら多目的トイレ。
それこそ誰でもご自由に、な
トイレもこうして存在するのにである

②オールジェンダートイレの問題点は何か?

・新宿歌舞伎町タワーではオールジェンダートイレ前に待ち伏せ滞在するような男性たちもあらわれ、警備員常駐、その後結局男女別へと変更された

・旧型船等、増設不可能での男女共用、また船酔い・混雑時などの緊急的共用はあるとしても、それらのやむをえない場合を考慮した意味の掲示と、今回の船のような男・女・誰でもの3種類設けられる余裕のなか、「常に誰でも」使用可と掲示する意味とは、全く異なる

・そもそもトイレはジェンダー(性規範、性役割、性表現、性自認等)では分かれておらず、特に性的尊厳や安全を考えると女性にとっては生物学的性別で分かれている必要がある場所。オールジェンダーとの掲示は、誤解をまねき、女性専用と書かれていても「ジェンダーが女なら生物学的男性も良い」の意味にすら取られる懸念

(女子トイレは、女性身体の安全及び尊厳の保護、並びに、性的侵犯及び身体的プライバシー侵害の予防及び避難等を目的としている場所。服装などで分けることはこの効果を毀損し、女性女児を危険に晒し得る)

・異性介護等も含め男女別運用で不便を感じる方の利用を想定する「性別不問の誰でもトイレ」増設であれば賛成の立場。また、それとは別に障害者用トイレにも男女別を設けることが望ましいとも考える

③投稿への反響

・掲示への批判が大半。主に女性。男性や、異性自認者からも「これは違うのでは。意味がわからない」の声

・女性からの批判、懸念。怖い、嫌だ、使い方がわからない、女性トイレが実質なくなっている、安栄観光の船はもう使わない、特に子供連れでは八重山に行く自体取りやめにしたい、など

・島民には船は生活必需であり、使わないという選択肢がないため死活問題との声


■八重山日報への反論

・「今はそういう時代。良い配慮」との男性の声があるが、時代が変われど身体性差はなくならない。男性から女性を狙った性暴力も全くなくなっていない。よって、女性女児の安全な排泄への配慮がなくなってよい時代になったとは考えられない。

・記事の写真は小さな船の共同トイレでは?私の投稿したのは大きな新船の3種類あるものだが、それとは異なるように見える

船のサイズが複数あってそれぞれ異なるなら八重山日報の取材の船がどのサイズ、どういう用途で、ほかにどんな船がありどういう状況なのかを明確に書くべきである


■女性保護法への立法の必要性

・現在、片山さつき議員他の議連(※自民党の保守系議員らでつくる「全ての女性の安心・安全と女子スポーツの公平性等を守る議員連盟」)へ

「女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会」より、女性専用施設・区画の運用について、法律案が提案され議論がなされている。

・連絡会法案の内容はまさに今回の安栄観光の例のように、掲示ひとつで男性による女子トイレの利用を公的に認める法案となっている。

・連絡会法案は女性にとって尊厳侵害かつ性暴力の増加など非常に危険な状況を作り出す内容である。国民の多くがこの内容を知らないまま進められていることをつよく危惧し、私および私が共同代表をつとめる「女性の定義を守る会」は上記について強く指摘批判するとともに、生物学的女性に限定した保護立法を求めている。




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