昭和エロスポット、ストリップ劇場(の廃墟)に行ってみた〜明野劇場〜
かつて全国に300店近くあり隆盛を極めたストリップ劇場
風営法改正、AVの普及、他の風俗業の台頭により今ではほとんど見られなくなってしまった
裸みるだけならネットですぐ見れるもんね
裸の価値が時代と共に逓減していった結果だ
と言っても今回行ったのは普通のストリップ劇場ではない
元ストリップ劇場
つまり廃墟である
茨城県西の山奥にポツンと立っている
周りには農協とラブホが数件
田舎は世帯人数が多く、なかなか営みの時間が作れないと何かで見たがここもそんな需要に応えてかそれなりに車が止まっていた
(過去にオープンちゃんねるに投稿したので、もしかしたら纏められているかも)
車はこの先侵入できないのでその辺りに止めてここからは徒歩だ
しばらく進むと不法投棄された凄まじい量のゴミと建物のようなものが見えてくる
一見、ストリップ劇場には見えない
かろうじて「明野劇場」と読むことができる
中に入ってみよう
地元のヤンキーの肝試しスポットなのだろうか
少し偏差値の高い落書きも散見される
明野劇場は1996年に摘発、廃業
翌年火災にあったそうだ
パッと見ボロボロの倉庫にしか見えないが、きれいに残ったステージのおかげで、ここが元々ストリップ劇場だったのだとわかる
次は2階へ
2階には照明や音響設備を管理するような部屋があった
ストリップは視覚だけに訴えて、客を興奮させる必要がある
音や光の演出にはかなりこだわったのだろう
椅子の上の赤い糸は、廃墟探訪系YouTuberが置いていったものだと調べてわかった
動画の演出の為に使われた小道具だ
当時の伝票や新聞、雑誌等が落ちていた
タイムスリップした気分
その一方で最近の落とし物、いやこれは敢えて置いていったといったところか
廃墟で怖いのは人間
できれば鉢合わせたくない
さて帰るか
と階段を降りると
写真撮影をしている人が
自分もかなりびっくりしたが、向こうはかなり慌てて
「すいませんでした!!!ごめんなさい!!」と頭を深々と下げてきた
自分はこの日、誰かと鉢合わせても「土地の調査で…」と嘘がつけるようにスーツを着ていった
廃墟でスーツの人間に会うのは自分でも怖い
実際、ゴミの中に暴力団宛のヤマトの伝票が落ちていたし…
でもさっきの照明の部屋で会わなくて本当に良かった
心臓止まってたと思う
せっかくなので横浜から来たという彼には写真を撮ってもらった
謎の場所で謎ポーズ
オマケ
ストリップで思い出す映画と言えば
ミッキー・ローク主演の「レスラー」
絶賛されてるけど、自分はあんまり感動できなかった