セックス・カフェイン・柴田聡子(後半)
11月13日。ABCホールに行って来た。
みんな柴田聡子好っきゃなぁ。LIVE会場でこんなにも知り合いと会ったのは初めて。自分が好きで周りの知り合いもみんなも好きなのって柴田聡子ぐらいかも。
初めて訪れる会場。ホール公演って良いな。先月のKIRINJIもそう。何が良いってドリンク無しなところ(笑)。そこかい!と突っ込まれそうやけど、何か良い。気分的に。無理矢理飲まされる、絶対飲めよみたいな強迫観念が無いのが良いのかな。ほんでまぁまぁ見やすい前の方の席(A列)。ラッキー。カラー。ラッキー。
LIVEはいつもアルバムのリリース・ツアーよりも何のリリースも無い時にやるLIVEの方が楽しい。そのミュージシャンがその時に自分が大切にしてる曲がわかるし、たくさん聴けるから。今回のLIVEは一応、「My Favorite Things」のリリース・ツアーではあるけど、弾き語りの「ひとりぼっち」の側面もあり、「My Favorite Things」の曲は全曲やるとして、その他がどんなセットリストになるのか注目していた。柴田聡子の個人的ベスト3である「景色がある」「夕日」「心の中の猫」はどれも演らず(笑)残念!それでも「いきすぎた友達」や「海へ行こうか(最後のブーブー言うスキャットが最高だった!)」等、初期の名曲が聴けて嬉しかった。今回、久しぶりに(それこそ10年ぶりに)柴田聡子の弾き語りLIVEを見て思った事は「Your Favorite Things」以前以後では全く唱法が違う、それによって楽曲の雰囲気も全く違う事。歌詞に関しても以前よりわかりやすくストーリー性を帯びている。「ぼちぼち銀河」は移行期ぐらいか。そんな事が関係してるのかしてないのかわからないが曲間で一呼吸おいて次の曲を唄う事が多かった気がする(特に初期曲→「Your Favorite Things」収録曲を唄う前)。初期曲ばかりならもっと連続して唄ってたのではないか⁇一曲毎にマインドセットしているようにも感じた。
3月の梅田クアトロの「Your Favorite Things」のツアーではギターを持たずハンドマイクで唄う姿を見てマック・ミラーかと思った。マック・ミラーの晩年の作品はラッパーと言うよりはSSWの作品を聴いているようだった。柴田聡子の場合は逆であんなにSSW然としたSSWがあんなステージングをする事が驚きだった。岡田拓郎のプロデュース力の成せる技か。静かめの曲に関してはレオナルド・マルケス(未聴ならチェックして下さい。良いです。)から影響がモロに出てる気がするし。
そして今回のLIVEで披露された音源化されていない新曲3曲はまだ岡田拓郎の息がかかってない気がした。シンガー柴田聡子として他のプロデューサーの作品も聴いてみたい気がする。もしくはセルフプロデュースでもぼちぼち良い感じで出来るんじゃなかろうか。今後の柴田聡子にも期待しかない。
追記
①「白い椅子」の「ん〜♪」もめちゃくちゃ気持ち良かった。
②前編にも書きましたが本当に歌上手くてシンガーとしても最高。音源と全く同じ歌声だなと今回も感じた。他にLIVEを見て音源と全く同じ歌声だなと感じたミュージシャンは中山うり、大森靖子。