アルトライアー再制作
てるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンへようこそ！Vol,47
2024年12月1日号
こんにちは。
てるる詩の木(うたのき)工房、高良のり子です。
今日は12月1日、旧暦11月1日の新月です。
秋なのに夏日が続くと思っていたら急に冬らしくなりました。
今年はあと一回、大みそかに新月があります。
残り１ヵ月をていねいに過ごしたいと思います。
今日は『アルトライアー再制作』についてです。
てるる詩の木工房で最初に生まれたのは『ことのは』です。
一木を削り出して制作するペンタトニックの竪琴です。
それから『てるる』を制作しました。
最初に出会った箱型のライアーがグーベルのアルトライアーだったので、
まずアルトを作り始めました。
しかし弦を自分で製作しなくては音が出せないことがわかり、
ソプラノ弦を張ったのが最初の『てるる』、柿の木の楽器です。
２００７年に中古機械屋さんで購入した、歯医者さん用のインバーター付きのグラインダーを改造して自作の弦巻き機をつくり、アルト完成。
２０１８年にドイツのザーレム工房のホルスト・ニーダー氏からの招待で
弦について学び、帰国後に新しい弦巻き機を完成させました。
弦が自分で作れるようになった今、一周巡って、
今年また新たな気持ちでアルト制作に取り組んでいます。
アンサンブルで大切な役割を持つ楽器として、ソロ楽器として、
心に浮かぶ、目指すアルトの音に挑戦しています。
完成までもうしばらくお待ちください。
現在試作制作中ですが、皆様にお披露目できる日を楽しみにしています。
＊今回もてるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンを
ご購読いただきありがとうございます。
今日も良い日となりますように。
私たちは沖縄県うるま市で、 楽器を制作する工房です。
2002年より、 厳選した沖縄の木を用い、
手加工で竪琴・ライアーをはじめ
心を込めた手作りの楽器をお届けしています。
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編集後記
真夏の一番暑い時期に空調服を購入して草刈りから始めた『てるる詩の木ガーデン』。
今はニンニク、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、ネギが伸び始め、毎日成長を見るのが楽しみです。
消えてしまった苗を少しずつ集め、ローズマリー、マジョラム、オレガノ、ホーリーバジル、スイートバジル、タイム、等ハーブも定着してきました。
畑で作物を育てるのは、どこか楽器制作に似ているところもあり
自然から学ぶことも多いです。
（のり子）