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豆鉋(まめがんな)
てるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンへようこそ!Vol,19
こんにちは。
てるる詩の木(うたのき)工房、高良のり子です。
今日は旧暦8月1日、新月です。
残暑が続くとはいえ朝夕すっかり涼しく、
過ごしやすくなりました。
一年も折り返し点を過ぎて、
後半への修正チェック、仕切り直しの時期ですね。
今回は「豆鉋(まめがんな)」についてです。
てるる詩の木(うたのき)工房の制作する竪琴は
大きく分けて二つのタイプがあります。
「あやはべる」タイプは表面板がギターのようにフラット、
「てるる」タイプは表面板がバイオリンのように丸みを帯びています。
「てるる」タイプの丸みを帯びた形は
厚みにして3倍の材料を使用し、
全て手作業で削って作り上げます。
その時に使う道具の一つが
「豆鉋(まめがんな)」です。
「豆」が付くこのかんな、
どのくらいのサイズかと言うと
人差し指の先位の大きさです。
以前地域のアートイベントで竪琴を出展した際、
「外国の楽器ですか?」とよく聞かれました。
その話をすると同じく出展していた方が
「作っている途中のものや道具を側に置いたら
自分で制作していることが伝わるのでは?」
とアドバイスしてくれたので
制作途中の楽器と、のみや小刀、豆がんなも展示したところ
今度は「ミニチュアのかんな、可愛いですね!」^o^
ミニチュアではなくて、
実際に使っている道具なのですよと説明しました。
それほど小さく可愛い道具ですが
表面板の丸みを作るのに欠かせません。
まるで指先の延長のように思い描いている形を
作ってくれます。
使いやすくするためには、
楽器の形状に合わせて自作することもあります。
やすりを刃物に仕立てたり、
古い面取りかんなの刃を利用することもあります。
かんなの台は市販品は樫の木が多いのですが
自作のかんなは、桑の木の端材で作ることが多いです。
すり減りにくく手になじむ感じがします。
楽器が完成するまでには
いろいろな道具が
それぞれの大切な仕事の助っ人となってくれます。
どの道具も欠かすことのできない、
てるる詩の木(うたのき)工房の
夢を一緒に実現している「ドリームチーム」の一員です。
*今回もてるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンを
ご購読いただきありがとうございます。
今日も良い日となりますように。
私たちは沖縄県うるま市で、 楽器を制作する工房です。
2002年より、 厳選した沖縄の木を用い、
手加工で竪琴・ライアーをはじめ
心を込めた手作りの楽器をお届けしています。
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編集後記
蝉の声もクマゼミからヒグラシへ。
*クマゼミとヒグラシがけんかをしました。
どちらが勝ったでしょうか?
→答え:ヒグラシ
沖縄にいるヒグラシの仲間は、「クーワ、クーワ」と鳴きます。
(沖縄口(ウチナーグチ)では「来い、来い」)
けんかにかかってこい、というヒグラシに対して
クマゼミは「サン、サン、サン・・・」
(ウチナーグチでは「しない、しない、しない・・・」となります。)
体の大きなクマゼミが、「けんかしない、しない・・・」
と気弱に言っている様子までなんだかユーモラスに浮かんできます。
沖縄の蝉の笑い話です。
のり子