竪琴との出会い・その1
てるる詩の木(うたのき)工房メールマガジンへようこそ!Vol,1
2021年3月20日号
こんにちは。
てるる詩の木(うたのき)工房、高良のり子です。
今日は3月20日、春分の日。
宇宙の元旦と言われています。
陰から陽へ転ずる最初の日だからでしょうか。
そこで! てるる 詩の木(うたのき)工房も
新しくメールマガジンをスタートさせたいと思います😊
工房に皆さんをお迎えするように、
このメールマガジンへお迎えして、
楽しい情報をお伝えできたら、
と思っています。
一番初めの今日は、
竪琴を作り始めたきっかけをお話します。
「その1」
~工房を設立、でも借金取りがやってきた~
時代はバブルがはじけ、先が見えない。
そして二人目の子どもが長期入院後に生まれ
私生活でも大変な時期でした。
そんな時、県の方針が変わり
夫輝幸はそれまで勤めていた
沖縄県立芸術大学を
任期切れで退職となりました。
木が好きで、
これまでずっと技術を培ってきている、
木工の仕事をしたいと思い、
独立して工房を立ち上げました。
その年の暮れ、
工房の電気・水道工事をお願いした業者(知り合いでした)
がやってきました。
予算130万円でお願いしていたはずなのに、
彼は工事費が280万円掛かったというのです。
「もし今払えなければサラ金から借りてでも払ってくれ、」
と言われ、彼が帰った後も家の中は
暗い雰囲気が漂っていました⤵
お正月をもうすぐ迎えるというのに
まるで昔話の「かさじぞう」。
いろいろと金策を考えても、
設立間もなく払う当てもなく、、、
本当に困ってしまいました。
~偶然に新聞で~
そんな時、何気なく見た新聞に
「竪琴コンサート」のお知らせが載っていました。
元気のない夫を少しでも励ましたいと思い、
「暗くなってもしょうがないから、こんなコンサートに行ってみない?」
と誘いました。
2002年の12月、今から19年前のことです。
ランチ付きで二人で5千円。
借金280万円を背負いながら行っていいかな、、、
正直そんな思いもありました。
・・・次回は
「その2」
~初めて出会った竪琴の音色~
です。
お楽しみに!
☆彡最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちは沖縄県うるま市で、 楽器を制作する工房です。
2002年より、 厳選した沖縄の木を用い、
手加工で竪琴・ライアーをはじめ
心を込めた手作りの楽器をお届けしています。
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編集後記
久しぶりに、うるま市浜比嘉島にある
塩工房「高江洲製塩所」さんに行ってきました!
浜比嘉島は、輝幸の母の故郷。
100%海水で、太陽と風の力で作られているこの塩は
私たちの元気の元です(^▽^)/
塩工房の敷地内には、県内数少ない自然のままの浜があり、
ここでは裸足になるだけでも疲れが吹き飛びます。
(のり子)