「何も出来ないのは もう嫌なんだ」 〜L3リールガンから学んだこと〜

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これは Splathon Advent Calendar 2019 13日目の記事です.
前日は odan さんによる ツール系の話(完成すれば) でした.完成してよかったです!
Splathon について詳しくはこちらを御覧ください.

こんにちは.tellusium と申します.「てるしうむ」と読みます.
短くするときは「てるす」と名乗ったりしています.

最近はファイアーエムブレム風花雪月にどハマリし,現在3周目,金鹿ルートのプレイ中です.ポケモンシールドも購入したのでプレイしていきたい所存(修論から目を背けながら).

私はスプラトゥーン2から始めた人間で,発売して直後からプレイし始めました.
院試のときも卒論のときも輪講のときもプレイを続け,およそ 2200 時間を経て,L3リールガンでガチエリア XP2350 に到達することができました(上の特に何もしていないが計測ブーストで 2350 突破してしまった画像を参照).

この記事では,ずっと前中衛ブキを使ってきた自分が,L3 リールガンを持つことで学ぶことができたポイントをまとめていきます.文章を書くのが下手なので長文になってしまいましたが,興味のある方は是非.

参考になるかもしれない人
- XP2100-2300 くらいで滞っている人
- 前中衛ブキ使いの人

参考にならないかもしれない人
- XP2400 以上の人
- 後衛使いの人

Before L3 リールガン

これまで使ってきたブキは スシコラ(S+まで) → マニュ別(オールXまで) → プライム(X安定まで) → バケ・洗濯機 と,徐々に前衛から中衛よりにシフトしてきました.
基本の立ち回りは「敵を見つけてキルをとる」.X安定した頃には「味方を探してカバーを入れる」までできるようになりましたが,基本はこの2つの繰り返しでした.

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プライムシューターベッチューも強いのですが,使っているうちに致命的に使いづらい部分が出てきました.

塗れないので打開時に何も出来ない
足元塗りが弱いので塗り状況が悪いと何も出来ない

(若干誇張も入っていますが)使っているうちにこれらが嫌になって,もう少し塗れるバケツやらスクスロやらに手を出すことになりました.

After L3 リールガン

きっかけは Spladder #3(Splathon 内でのオンラインの企業間リーグ戦)でのナワバリバトルで,強いと聞いていたので持ってみたことでした.最初は全くエイムに慣れなかったので,人速マシマシで弾を避けてればいつか当たるやろ理論で使っていました.

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少しづつナワバリ以外でも使用機会を増やしていく中で,あることに気づきました.

この武器,何でも出来る

圧倒的な塗り性能擬似確によるキル速スフィアによる生存・ヘイト稼ぎ.打開時,抑え時,いつでも活躍できるポテンシャルを秘めています.
この武器をもってチーム戦を繰り返していくうちに,スプラトゥーンで必要な多くの知見を得ることが出来ました.

- 塗りの大切さ
- 視野の広さ
- 状況把握
- スペシャルで攻める
- (クリアリング)

以下では,それぞれを詳しく触れていきます.

塗りの大切さ

まず,塗りの大切さです.
これまで持ってきたのは前線ブキ.キルをするのが仕事と考えていたので,「塗り」を意識することがありませんでした.

しかし L3 は塗れるブキであり,塗るブキです
対面もそこまでうまくなかったので,最初はひたすら「生き残って塗り続けること」を意識していたのですが,結果様々な利点が得られることに気づきました.

味方を活かす:塗り状況が良いと,味方のキル武器が活きます.味方の前線が早く前に上がれるように,オールをとったときなどは積極的に前にでて塗っていました.結果 Middle League #2 でも多くの機会で味方のプライムのメンバー(前日の記事担当の odan さん)がキルをとってくれて,攻守ともに多大な貢献をしてくれました.感謝です🙏

相手のキル武器を動けなくする:味方のキル武器が動けるということは,相手のキル武器は動けなくなるということになります.潜伏場所も暴きやすくなります.

前線の維持:相手のキル武器が動けないということは,味方の生存率アップに繋がります.味方の生存率が上がれば,前線のキープも続けやすくなり,勝ちをつかみやすくなります.

視野の広さ

2つ目が,視野の広さです.

敵位置把握:ひたすら塗っているということは,ヒト状態をさらし続けることに繋がります.そうなると怖いのがチャージャーなどの長射程.強いチャージャーがいるチームと戦い抜かれまくっているうちに,なるべくチャージャーの場所を把握しようとする意識を身につけることができました.

他にも慣性キャンセルでフェイントをかけてみたり,イカ状態のときもなるべく蛇行してみたり,長射程を対策した動きができるようになった気がします.

味方位置把握:いくら塗りが強いからといって,塗っているだけでは(基本)勝てません.対面に自信がなかったので,代わりにカバーをするという考えに至りました.
結果自分から対面を挑むのは避けつつも,味方のカバーをする味方の足元を塗るなど連携を意識したプレイを出来るようになりました.

状況把握

3つ目が状況把握です.
L3 リールガンは(前)中衛のブキなので,あまり最前線に行きません(スタイルにもよりますが…).
これまで前線しか触ってこなかった自分としては,見える範囲の広さに驚きました.ちょっと引くだけで,前で味方が戦っているのが見えるわけです.

前線意識:逆に言えば,最前線にいてはいけないため,前線を気にする意識が身につきました.敵の位置だけでなく,マップを開いて味方の位置も把握してから次のアクションを決められるようになりました.

人数状況:また,同時にチームとして人数有利で前に人数不利で下がるという動きを練習したおかげで,上のイカアイコンを見る頻度も上がり,状況に応じて引くことができるようになりました.5秒に1回はさすがに難しいですが,アクションの合間合間に確認する癖がつきました.

キル武器を持っていたこれまでの自分はキルするかされるかで,状況を見て引くことができていなかったと思います.
この動画↓でもイカアイコンを見ることが推奨されています.とても参考になったので是非.

スペシャルで攻める

この記事の最初に「プライムは打開時何も出来ない」と書きました.
悪い塗り状況を打破する塗り能力もなければ,その割にスペシャルも重く,簡単には貯まらないためです.

一方で L3 リールガンは違います.圧倒的な塗り能力で状況を改善し,一度はナーフされたものの未だ 190P という低めの塗りポイントで回せるイカスフィアを持っています.

この回転力のおかげで,要所要所でスフィアを使うことができるので,スペシャルを貯めてから攻める意識を身につけることが出来ました.エリアの打開時・抑え時,ヤグラの関門,ホコやアサリで前に詰めるとき,L3 リールガンは常にスフィアとともにあるべきというわけですね.

おまけ:クリアリング力

L3 とはあまり関係がないのですが,チーム戦として相手に強い潜伏系の武器と練習しているうちに,クリアリングの大切さも学ぶことができました.
強いローラー・カーボンがいるチームだったり,圧倒的に強いノヴァ使いの方が練習に協力してくださったり…

上手い人を相手に練習するのは,ブキ性能立ち回りステージ知識など,数々の知見を学ぶことができ本当にいい練習になります.負けすぎるとメンタルにくるので,ほどほどに,ですが…

まとめ

……僕は背負っていこうと思ってる…塗りも…敵のキルも…
みんなの手を借りながら…自分にできることをやり遂げたい
なにもできないのは もう いやなんだ

以上,L3リールガンを持つことで学べた知識でした.
おまけに L3 の圧倒的な塗り能力が発揮された試合の動画を置いておきます.キルされたら負けていたのには目を瞑ってください…

明日の担当は InkLing_Gonbe さんによる「ポケモン厳選/育成入門 or リングフィット」です.楽しみですね!

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