足のむくみをきっかけに1ヶ月間入院していた話
(ヘッダ画像はイメージです)
概要
2022年の7月におおよそ1ヶ月間入院しており,無事にほぼ予定通りに退院することができました.その間何があったか・何をしていたかということの報告です.若い人の入院で1ヶ月は長めな方だと思うので,なにかの参考になれば幸いです.
どんな病気?
ネフローゼ症候群(2022/8/2 現在まだ確定ではない)というもので,腎臓機能が落ちてしまう病気らしく,むくみの症状が出るようです(詳細は省略).
私はある日から足のむくみが目立つようになり,1週間経っても改善しないことから内科を受診して,なんだかんだで入院になりました.
(結構カジュアルに入院というワードが出てきて驚いた)
なぜ入院に?
強い薬を使う必要があり,免疫力が低下するためクリーンな環境にいる必要があるからとのこと.また定期的に血液検査などで状態の確認もしていました.
1ヶ月間どう過ごしてた?
1週目
最初の週は検査がたくさん入っていたこと,次の週に腎生検(腎臓に針を刺して組織を採取し,病状を正確に把握する検査)を控えていたこともあり,なかなか落ち着かず SNS や YouTube,持ち込んだ Switch で気を紛らしてました.
最初に必要な検査も終わると1日4回の体温・血圧などの定期的な観察以外はやらなければならないこともなくなり,「暇」と呼べる状態になりました.
2週目
腎生検も無事終わり不安という精神的な問題も無くなった結果,いよいよ心は夏休みモードになりました(もちろん病気なのでいくらかの不安は残っていますが).
積ん読(技術書)を読み進める元気が出てきて,ここぞとばかりに一日中本を読んでました.合間にゲームをしたり,おやつ時にはコンビニでアイスを買って食べたりと意外と快適な生活で,これならずっと続いてもいいかも…?という思いが一瞬よぎるくらいでした.
3週目
症状も改善してきており,このまま快適な生活を続けて退院できるかと思っていた矢先,まさかの新型コロナウイルスの流行の波の影響を受け PCR 検査の結果陽性に…
隔離区画に移されて,強い行動制限がかかってしまいました.
基本的にやることがないのは変わりないですが,気分転換にちょっと歩いたりコンビニ行ったりができなくなったのが残念なところ.
4週目
症状が出て10日経ち,隔離解除されたタイミングでの退院になりました.
ちょうど予定入院期間の半分で罹ったので,結果的に入院が伸びるような形にならなかったのは不幸中の幸いかもしれません.
役立ったものは?
iPad Pro 12.9 inch
PC はキーボードの打鍵音があるので控えてほしいと事前に言われていたので代わりに持ち込み.
電子書籍を読む・コントローラをつないで原神をプレイする・Amazon Prime Video を見ると入院期間のほぼすべての暇つぶしに役立ちました.
AirPods Pro と WF-1000
今回はカーテンで仕切られた大部屋での生活だったので,周囲のノイズ削減と本を読むときの集中のためにノイズキャンセリングイヤホンを持っていきました.色々あって2台持っているので,交互に充電していました.
日中以外にも睡眠時にもいわゆる「寝ホン」として耳栓代わりに役立ちました.AirPods Pro のノイズキャンセリングのほうが人の声周りもある程度遮断してくれた印象(もう片方は人の声はほぼ筒抜けな感じだった).
アイマスク
夜も看護師さんがライトを持って見回りに来ることが多く,あると便利.自分が基本真っ暗な中でしか寝れない体質(性格?)もありますが…
不便だった点は?
隔離区画に移される前を考えればそこまで不便に感じた点は多くなかったですが,いくつかピックアップ.
Wi-Fi がない
多くの病院には,患者向けの Wi-Fi が導入されていないようです(良い出典元がなかったので要出典).予めないことはパンフレットに書いてあったので,手持ちのプランの 20GB と,サブの povo 2.0 への課金でやりくりしていました.
暗い
ずっと大部屋の廊下側のエリアだったので窓が遠く,本を読むには少し暗い環境でした.ベッドにはライトも備え付けられているのですが,オレンジ系の色だったのでこちらも読書には向かず.目の疲労感がずっと続いた日もありました.
入院して良かったことは?
そもそも入院は必要にならない方がベターですが,入院してしまったからには自分にメリットがないか考えてみました.
暑さと無縁の生活
熱中症対策もあるとは思いますが,暑さを一切感じない冷房・ドライヤーいらずで髪が乾く湿度という最高の空調でした.ずっと居たい…
自分の体のことをより理解した
強い薬を使う影響で事前に体に異常がないかを色々検査しました.歯のレントゲン撮影の結果(しばらく検査していなかったが)歯は健康で,ついでに親知らずがないことも分かりました.寝ている間も心電図モニタをつけた結果,寝ている間に心拍数が40台にまで下がることが分かりました.こちらも一応超音波エコーで問題なさそうなことを診てもらいました.健康診断でも診られない体の様子を知ることができ,健康に気をつける良いきっかけになりました.
1ヶ月の(ほぼ)暇な時間ができた
社会人になるとなかなかまとまった休みが取れない中,仕事も完全に忘れて,PC もなく外にも出られない環境で1ヶ月間「暇」を過ごすというのはある意味非常に貴重な機会だったと思います.(体調はさておき)精神的にかなり回復した実感があり,vacation は大切であることを実感しました.
おわりに
色々検査や治療に対する不安や恐怖もありましたが,大きな副作用なく症状もおさまり,比較的自由な時間を過ごせたりと,結果的には良い方向に進んでくれたのではないかと思っています.
以上,足のむくみをきっかけに1ヶ月間入院することになった話でした.
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