タウラス杯オープンリーグを優勝したステータスチューニング
5月中旬,ゲーム「ウマ娘」にて,チャンピオンズミーティングの初回であるタウラス杯が開催された.筆者はオープンリーグ(評価B以下のリーグ)のAグループ決勝にて優勝することができた.本記事では,備忘録のため,また次回開催時の参考にするため,ステータスの試行錯誤を記録する.
ラウンド1初戦・最初のB育成
開催タイミング時点でA育成はできるようになっていたものの,ステータスの暴力で負けたくなかったためオープンリーグを選択した.初戦は適当な評価Bの3体(ダイワスカーレット・メジロマックイーン・ゴールドシップ)を選んで挑戦したが,運良く3勝して次ラウンドへ進むことができた.ゴールドシップは強かった.
↑最初に使ったゴールドシップ.今見返すとステータス・スキルともに優秀.
ここで専用育成をすればもっと勝てるのではと考え,B育成を始めた.勝率・順位が悪かったダスカ・マックイーンを,この時点で強いと言われていたオグリと,差しを試す意味でのウオッカに入れ替えた.この時点ではステータス振りを考えず,いつも通りの振り分けをした.
↑B育成したオグリキャップとウオッカ.オグリのスキルは円弧のマエストロ + α.
ラウンド2
B育成の結果,勝率をぐんと上げることができ,ラウンド1では5戦5勝も複数回達成できた.しかしラウンド2になると,周りも強くなり勝率が悪化した.
次の調整目標はスタミナである.ラウンド1の時点からスタミナが重要であり,評価A近く + 金回復(円弧のマエストロなど)程度が必要という情報はキャッチしていた.
上の育成結果を見ると,スタミナがどちらとも評価Bである.勝率悪化の原因はここにあると考え,上の基準に合わせてスタミナを重視した育成を行った.また結果が振るわなかったウオッカを,タウラス杯の条件で強いと言われていたマルゼンスキーに変更した(スキルの効果と発動タイミングが非常に効果的).
↑スタミナを重視して育成したオグリとマルゼンスキー.マルゼンスキーはマエストロをもらえなかった.
敗因と決勝への育成方針
この入れ替えにより,ラウンド2での勝率もアップし,5戦5勝も複数達成できた.しかし次のような負けパターンがあった.
・最終直線でナリタタイシン(or ゴールドシップ)が伸びて抜かれる
・ミホノブルボンに逃げ切られる
これらはいずれもスピードによる敗北だった.勝った個体のステータスを確認すると,ナリタタイシンがスピードA,ミホノブルボンのスピードはA+だった.どちらもこちらの同脚質のゴールドシップ(スピードB+)とマルゼンスキー(スピードA)を超えている.ラストの直線が長い分,スピードでの伸びの影響が大きいと考えられる.
↑上で触れたゴールドシップ.パワーを重視しており,スピードは B+ である.
またスタミナに関する新しい知見が得られた.上で育成した円弧のマエストロなしのマルゼンスキーは,スタミナAで回復なしでありながらラスト50-100mくらいまではスタミナをもたせることができていた.金回復が無いながらここまで粘ることができているので,金回復がある場合のスタミナは800は必要ないはずである.デバフの影響も考慮して,決勝へ向けてのスタミナの基準を 750 + 金回復と定めた.
パワーに関しても優先度を低下させた.人数が少なく抜け出すためのパワーが必要ないと言われていたこと,またパワーの高いゴールドシップが最終コーナーでトップに立ててもその後ナリタタイシンに抜かれる展開があったことから,パワーをある程度減らしてでもスピードに割いた
最終的な決勝メンバーは以下である(何故か温泉を2回引いた).
出走登録直前に,スタミナの確認のためにメインストーリー2章のミホノブルボンと走らせたところ,最大で2馬身近くまで迫ることができ,スタミナ切れも無いことを確認できた.注意すべきはデバフによるスタミナ切れだけであるが,その時は仕方ないという気持ちで望んだ.
決勝
対戦相手は一人がギリB育成を行っていた.スタミナをA or A+にして,根幹距離◎で確実にスタミナを確保していた.スキルによる下振れがないので,安定感がある育成である.しかしスピードはいずれもこちらが勝っているので,一人いるデバフネイチャの影響が大きくなければラストスパートで勝てるはずである.
試合内容としては,オグリが出遅れ + 食いしん坊発動なしと実質脱落状態で,マルゼンスキーは円弧のマエストロは発動するものの掛かってしまう展開.一方ゴルシは出遅れ・掛かりともになく,マエストロも発動し順調だった.
最終コーナー上がって固有スキルが発動したマルゼンスキーが突き放すが,掛かりとデバフの影響でラスト50mくらいでスタミナ切れ,一方こちらのゴルシは相手のゴルシをスピードで上回り突き放し,そのままマルゼンスキーを抜きゴールした.結果としては1位と2位を取れ,完勝といえる結果となった.
考察
スタミナについて
マルゼンスキーは掛かり + デバフの影響でスタミナが切れてしまったが,掛かりがなければ走りきれたはずなので,マルゼンスキーのスタミナである 740 + 根幹距離 + マエストロは最低限であったと考えられる.
逆に言えば運良く取れた根幹距離◎に助けられ,決勝へ向けて定めた目標値である 750 + 回復では足りなかったということである.食いしん坊が発動しなかったオグリも,発動していても走りきれない or スパートが遅れていたかもしれない.
スピードについて
マルゼンスキー,ゴルシともにスピードを盛ったことによりラストの直線で突き放すことができた.結果としてもスピードを上げたことは正しかったと考える.
パワーについて
マルゼンスキーは固有スキルによる加速があり,ゴールドシップも最終直線で伸びれば良いため,パワーを軽視しても結果を出すことができた.
一方オグリについては,決勝用の個体以外でも1位はほぼ取れておらず(5連続2位もあった)その原因がパワーであった可能性は否定できない.
筆者の感想
最新情報でチャンピオンズミーティングの内容を見た際に,かなり PvP によったコンテンツを楽しめるのか,という感想を抱いた.しかし実際に終わってみると,燃え尽き症候群とも言える状態となるほどに楽しめた.特に筆者はオープンリーグでの参加だったため,育成が上振れ狙いでなくともよく,この記事にまとめたように運要素ほぼなしで様々なステータスを試すことができた点がとても面白かった.
レース前(おそらく実際の競馬で行うように)他のウマを見ながら「このウマが強そう」「このウマに差されると辛そう」など試合展開を予測するのもとても楽しかった.1回のレースが重く,同条件でのレースは回数が制限されているので,各レースに見入ることができた.特にマエストロが発動するかどうかは本当にヒヤヒヤした.
次回について
次回のチャンピオンズミーティングも発表され(この記事を書いている間に出走登録も終盤であり),距離が天皇賞春の3200mと長距離であることが明らかになった.筆者としては,育成難度の高い長距離はまだ先だと考えていたので,2回目での長距離開催には驚いた(雨天など条件を変えた宝塚記念と踏んでいた).
グレードリーグは SS 近いスタミナが要求されるなど想像しやすいが,オープンリーグは難しい.B以下に抑える必要がある以上,スタミナ S と金回復2,3個の時点でかなりの評価値が要求されるので,その他のステータスを下げざるを得ない.スピードやパワーとのバランスが難しそうであり,試行錯誤が必要である.
以上,筆者が行ったタウラス杯でのステータスチューニングと,次回の展望を述べた.これからも根性☆1にくじけることなく,本ゲームをプレイしていきたい.