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【制作物】「小さな羽」Part.3
2020年9月にグラフィックパークの企画として、「小さな羽」というショートアニメを公開しました。
今回で作品のメイキング紹介は最後になります。
紹介内容についてですが、背景美術、撮影(コンポジット)、編集と総括になります。
(※前回のリンクを載せておきます。)
1.背景美術
背景美術に関しての説明になります。
まずは、作成した背景を載せさせて頂きます。
上図はFixの背景になります。そして、下図は前テイクの背景になります。
キャラと合わせたときの全体の見た目や、影の入り方を考慮した際に違和感があったため、一つ目の背景に調整しました。(正しいかは微妙ですが)
今回は初めて背景美術を描きました。(ホントは誰かに頼みたかった...)
そこで、悩んだことや学んだことを少しまとめました。
まず、背景を一日一枚描けたとして、単純計算で14日間かかる。
(一日一枚でも初めてだとキツイ)
↓
土日の休日のみの作業では、3ヶ月ちょっとかかる...
↓
どうしようか?他の作業ができないぞ(゚Д゚;) ※制作期間は約6か月
↓
平日の夜に調べました。
(背景に関する書籍を約10冊、チュートリアル動画、アニメ作品)
↓
その結果として、
①デジタルなので、素材パーツの使いまわし
⇒全体の統一感も出せる!
②3Dで事前にパースなどのアタリを用意する
③個々のクオリティより、全体の統一感を優先
④フォトレタッチが使えそうなところは使う
※ただし、カメラワークなどもあり、2,3カットくらいしか使えない
上記のようなやり方、考え方で何とか形にはできたかと思います(多分...)
2.撮影(コンポジット)
次は、撮影(コンポジット)について説明します。(Cut6を参考)
ソフトはAftereffectsを使用しております。
上記のように、仮でもボールドを用意しました。
〇素材
・ベース(キャラ)
・マスク
・BG(背景)
〇使用したプラグイン
・OLMプラグイン
・F’sプラグイン
①キャラ素材
②キャラ素材 + キャラエフェクト追加
③キャラコンポ + 背景素材
④Fix
画像ばかりで申し訳ないですが、上記の流れで調整を加えていきました。
3.編集
最後に編集について説明させて頂きます。
ソフトはDavinchiResolveを使用しました。
基本的には、カットのつなぎとしてですが、少しだけ色味の調整は行いました。
4.総括(まとめ)
この作品を作れたことはすごく良い経験になりました。
ですが、正直なところとして、
・個人制作でかつ、土日祝での作業のみでの限界を感じた
・尺を伸ばすなら、制作手法やテイストを改良、方向修正する必要がありそう
まあ、それも含めて、作品づくりは楽しいと思うので、何とか続けていきたいですね!
以上、3回に分けての作品紹介でした。
また紹介できる作品を作れたらと思います!ありがとうございました!
毎日更新できるように日々研究を重ねて行ければと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。