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水曜日の攻防ーまちの動物とのささやかなつきあいー

こんにちは。

オットが教えてくれた超面白い記事の前編↓

これが後編↓

クレイジードッグラバーズとしては、もちろん宮崎さんが柴犬と一緒に山に入ったときのエピソードはふむふむである。(もちろん、それ以外にも「御意!」って言いたいところがいっぱい。)うちのパブロフは、洋犬だけど古い習性が残っているのかどうかは知らない。ただ、毎日のようにキタキツネ、エゾシカ、エゾリスなどなどの獣が潜む雑木林を歩いている。くまなく匂い嗅ぎをして、笹薮の奥から聞こえる微かな音に聞き耳立てて、探索してかなり離れたところにいる(らしい)キツネの気配に敏感に反応する。

都会ぐらし(うちもまちだけどね)の犬をトレーニングしているトレーナーだったら、こういう犬はけしからぬものとして、主人の指示に従いそれらの野生感覚を無視するように注意されるのかもね。

でも、わがメンターは「犬の動物らしさを引き出してこそ飼い主冥利に尽きる」というポリシー。私も200%賛同します。

だから、パブロフもいっぱしにキツネ追いが出来る(はず)。

それで…ああ何を言おうとしていたか忘れましたガハハ。

忘れたついでに、思いついたことを書くと、キツネ追いセンサーをびんびんに立てて歩いていても、だからと言ってキツネを追わせはしない。野生動物への配慮(っておおげさだね^^;)は当たり前になくちゃね。ちょっと話が飛ぶけど、「キツネをそれ以上追わせない」ためにどうしているのか?の話もいろいろ書きたいことがあるけど、今回はそこは割愛(^_^)v

野生動物とのつきあいの話に戻りますね…
キツネだってそこを生活圏として暮らしているので、キツネが食料源でもないイエイヌが、キツネ追いをしてどうするヨ?ですね。藪に隠れ去ったキツネのほうをロックオンして逆毛立てて「ウォン!」の一言二言ぐらいは言います、パブロフでも。でも、せいぜいそこまでだね。紐につながれた犬に一声遠くから吠えられたぐらいじゃ、キツネは痛くも痒くもないですけどね。でも、雑木林の中にいる野ネズミやリスや野鳥の雛とかを食べるのはよいけど、住宅地のゴミ置き場を漁りにくるのは、ちょっとご遠慮いただきたいところ。だから、たまにこうして、人通りの多いところに出て来たら、ちょっと悪戯好きのイエイヌに吠えて追い払われるのも「棲み分け」という意味では、必要なのかなー?なんてアレコレ考えながら、パブロフと歩く毎日。

そこにこの記事を読んで、なんかいろいろ「そうだよなー。」と思い、宮崎さんの考え方にはなんとはなしに馴染めるなあと。

で、ついでにカラスの話もすると、これもキタキツネvsイエイヌと同じ。カラスの場合は、カラスvsワタシだけど。

いつもプラゴミの日になると、ごみステーションの隣の塀の上でスタンバっているカラスがいる。プラゴミの日は、各家庭からのゴミがかさばるので、ごみ籠の蓋がだんだん閉まらなくなる。その時のために、籠の上から被せる丈夫なネットがあるんだけど、それがたまたまかけられていないちょっとのスキを狙って、いい匂いのするプラゴミを引っ張り出そうと企んでいるカラス。これもちゃんとした行動の原理に従ってて、一度それで成功してうまいものにありつけたから、同じ行動を繰り返すようになった正の強化なんだろね。

で、ワタシは、毎週水曜日8時半頃、プラゴミで籠の蓋が閉まらなくなる頃合いに出張って行く。ゴミ籠のそばで待っているカラスを尻目に、大げさにバッサバッサとネットをかぶせる訳です。3m四方ほどもある濃緑のネットが目の前でバサッと翻ったとて、カラスはもう慣れっこでひょこりとも羽をばたつかせることなく、じっと私の動向を見守っています。

これでもかというぐらい丁寧にネットの裾にレンガを乗っけて『ほうらどうだ!これでプラゴミ引っ張り出せないしょ!!』とどや顔でカラスを見つめ返して帰って来ます。

『このへんをうろつくのはいいけど、人間のゴミを漁るのはダメだからね!』ってことを毎週水曜日にカラスに警告しているワタシです。

でもね、このへんのカラス、ハシブトなのかな?体もずんぐりと大きくて、まんまるい目がキョロキョロっと、ぬばたまの羽は艶々していて、嘴の際からおでこに向かって立ち上がっている羽毛のふさふさっとしたところとか、至近距離で観察するとほんと美しい生き物ですね。頭も良いから、ごみステーションでの毎水曜日の攻防は、ある種のカラスとのコミュニケーションじゃないかなと勝手に錯覚して楽しんでいます。


久しぶりにnote書きました。

読んでくださってどうもありがとう。

ではまたー。



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