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久しぶりに、ぬいぐるみが部屋にやってきた話
店員「……え、A勝、!おめでとうございます!」
私「ポカン(゜ロ゜)!?」
今年も残りわずかですが、残っていたであろう微々たる運ですが、おそらく使い果たしてしまいました。
少し前のことですが、妹と伊勢へ日帰り旅行(思いつき)した道中に、休憩に立ちよったコンビニでのことでした。
少し慌てながらお手洗いへ行き、妹も出てくるのを待つ間、残り少なくなった飲み物を補充するべくドリンクコーナーや、腹の足しになりそうなパンコーナー、面白そうなものはないか雑誌コーナーあたりをウロウロしていました。
するとレジ近くに、よく見るキャラクターのイラストがチラッと見えて、ドキリとしました。
私が好きなスマホゲームの一番くじが、なんとそのコンビニにまだ残っていたのです。
そのスマホゲームは人気なので、(私の出不精であることも原因のひとつではありますが)、ガチャガチャや一番くじが残っているところは見たことがありませんでした。
しかも夏に始まっていたバージョンだったので、残っていることに驚きでした。
……どれが当たっても嬉しいラインナップ。一番くじって引いたこと無いから引いてみたい。欲は言わない。あわよくばG賞の最推しのアクスタ欲しい……
(そのコンビニは立地はまわりは広大な田んぼで、車を乗る人が休憩に使うような、おそらくそんなコンビニなのでゲームの一番くじは残っていたのでしょう)
気がねなくレジに持っていければ良かったのですが、私はあまりグッズにお金をかける余裕は無いお財布事情でして、ちょうど出てきてハンカチで手を拭いている、私のお財布事情を知っている妹が止めてくれるだろうと思い「……あの…第5の…一番くじ…ある…でも650円…」と挙動不審な様子で伝えました。
まさに絵に描いたようなコミュ障でキョドるヲタクのような伝え方でした。
妹「そうなん!?やってみたら?くじなら650円は妥当やに!(ニコニコ!)」
私は驚きで一瞬うごきが止まりました。
……なぜ若干ノリノリなの?(真顔)
いつもなら止めてくれるはずなんですが、妹も日帰り旅行でテンションがあがっているのでしょうか。
妹はキャラデザが苦手だということで、そのゲームは苦手だというのに。
私は妹のノリに押されて、欲に負けて、1枚くじ引き券と、スポドリとパンとをレジへ持っていきました。
で、A賞のぬいぐるみです。
先に車で待っていた妹に爆笑されました。
くじの商品を選ぶ時間がかかっているかと思ったら、私がなんかデカイもの手に持って車に帰ってきたから、だとゲラゲラ楽しそうでした。
誘惑に負けた罪悪感よりも、妹に引き摺られて私も笑ってしまいました。
最推しではないけれど、推しキャラの1人(しかも好きな衣装バージョン)のぬいぐるみで、正直すごく嬉しかったです。
ゲームでそのキャラを使って遊べ、という天啓なのかと思うことにしました。
あとは、そうそう。
実は、私の部屋には顔のあるぬいぐるみはありませんでした。
顔…目があるものをあまり置きたくなくて。
唯一持っていたオニギリサイズの丸い猫のぬいぐるみは妹が気に入って、妹の私物と化していたので、私の部屋で目立つのはパンのクッション(4~5個転がっている)でした。
そこに舞い降りた推しキャラのぬい。
そのキャラの設定は死人で、目は全白眼で目が合うことがないので、ベッドサイドの棚に置いても怖くありません。
むしろ、そのゲームのモチベがあがったくらいです。
……もったいなくてビニールを外せない、でも実際に触ってみたい、うむむ。
私は服のタグもなかなか切れない人です。