絵柄を寄せること、見本の作者になりきること
〇〇が好きなので、〇〇のような絵柄に寄せて描いてください!
……という、クライアントさんの要望はたくさん遭遇したことがあります。
そのクライアントさん独自のオリジナルキャラクターなら可能な限り近づけて、もしそうでないなら著作権に引っかからない程度に崩しつつ、イラストを描いて、クライアントさんの好みに近付けていく。
普段描かないタイプの絵柄に挑戦するときは、なんだか燃えます笑
例えば、1枚絵ならば、「特徴を真似る」ていどで、気は楽です。
しかし、YouTube漫画動画で25ページやら30ページやら、1本通して絵柄を合わせてくれ!というのは、私にはまだスキル的になかなかにしんどいです。
私のスキルの足りなさを実感します。
改めて、漫画家やアシスタント、アニメーターの職業のかたがたは、すごいことやってるんだな…と、そういう案件が来るたびに、自分の力量不足が身に染みます。
絵柄を寄せるときに、私は「作者になりきる」ことを意識しています。
有名漫画の絵柄に似せるときは、YouTubeなどで「ネーム」「作画」というワードを引っ付けて検索したりもします。
実際にその作者さんが描いている動画を見つけたら、描く手順も真似したりします。
私、という人物で他人の真似をしようとしているから、さらにしんどくなると思うんです。
なら寄せる絵柄の「作者」になりきれば、少しは気持ち的にしんどさは抑えられると思っています。
結局のところ、思い込みで自分のストレスを減らしているだけなんですよね。
仕事以外でも、趣味でファンアートを描く時も、「自分はすげー絵を描けるんだぞ!」「私はすごい絵師!(架空)」という思い込みをして描くと、楽しくなります…ふふふ