リミテッドで重要だと感じている事
自己紹介
はじめまして。宅和一矢と申します。Magic Online(以下MO)とMTGArena(以下MTGA)ではTellKou(てるこう)のアカウント名で活動しています。このnoteを読むにあたってどんな人が書いているのか軽く紹介します。
MTGは5歳の頃、親がしているのをみて一緒に始めました。周りは全員大人でしたが、対戦にも付き合って下さりとても恵まれた環境だったと思います。
そのままMTGを続けていたら2020年12月、MOのMOCSという大会で優勝しました。Twitch アーカイブ(2020 Magic Online Champions Showcase Season 1)賞金20000$を貰い、自分最強だったかと驕りながら特に勝てずに2023年を迎えているプレイヤーです。
マナカーブを重視する
リミテッドで一番大事なのはクリーチャーのマナカーブである。これを守る事を前提にデッキを組んでいきたい。リミテッドでは先手側が2マナ、3マナ、4マナと動いて勝ちという事が往々にしてある。軽い除去がたくさん使える訳ではないため、防御側もクリーチャーを展開する必要があるがマナを使い切ってしまい相手のコンバットトリックを許し押し込まれてしまう。先手後手とわず序盤に出せるクリーチャーは必須である。かといって軽いクリーチャーが多ければいいという訳でもない。2マナより3マナ、3マナより4マナのクリーチャーの方が強いため試合が長引くとデッキ内のマナ総量が多いデッキが勝ちやすい。このバランスがマナカーブを整えるという事である。この理論はリミテッドをしていたら何度も耳にするが環境によっては崩した方がいいと言われることもある。その時に歪んでしまった認識のままでいると危険である。
強いカードを知る
リミテッドでの強さと構築での強さは全然違うため、どのような効果のカードが強いかを知っておく必要がある。継続的にクリーチャーをタップする能力や手札を入れ替えるルーティングの能力はリミテッドでは極めて有効に働く。英語ではあるが17lands(17Lands.com)という便利なサイトがある。MTGAのリミテッドの統計がとられているため、強いカード使われているカードをすぐに知りたいなら活用するべきである。注意したいのが神話レアのカードである。対戦相手が使ってくることもほとんどなく、自分が使えるタイミングも少ない。テキストだけはなんとなく知っているという状態が重要な場面で響いてくる事がある。余裕があればスパーキー相手にでも神話レアのカードを試しておく事をお勧めする。
色を足す
リミテッドの基本は2色で組む事だが、環境によっては多色も許容される。この判断はとても難しく人によって違う。私自身の考えを書いておく。
タッチする色のカードはできるだけ重く強いカード
3色目の土地はデッキに入る枚数も少なく、中盤以降でないと揃いにくい。であれば序盤にプレイできるカードより重いカードを足したいという考え。
除去カード
色の都合で除去がたりずタッチする。注意したいのは3色目の除去は撃ちたい時に撃てず手札に溜まる事が多い。相手の場の状況もあり3色目に入れるカードとしては優先度は低め。
マリガンする
リミテッドは緩くキープされがちである。自分はそうじゃないのかと問われると回答に詰まってしまう。構築ではあまり起こらないこの問題がなぜ発生するかというと自分のデッキと対戦相手のデッキが毎回違うからである。構築では環境にいるデッキは絞られており、パターンも決まっている。どのような手札をキープすれば勝負できるかも判明しており大きく間違える事は無い。一方リミテッドでは相手のデッキがどのくらい強いのかわからないため、事故を恐れてとりあえず土地が置けるハンドをキープして押し込まれてしまう事がある。仕方のない事でもあるが、自分のデッキと向き合う事はできる。自分の今回のデッキはどれくらい強いハンドがくるのか、押し込まれても大丈夫なカードが入っているのか、という事をキープする時に考えるべきである。時間がとれるなら試合をする前に何度か初手を見て確かめるべきである。
サイドボードをする
当たり前では?と思うかもしれないがリミテッドではできてない(しない)プレイヤーが多い。ドラフトではそもそもピックできていないと入れ替えできないので、ピック段階でどのようなデッキが相手だと困るかを考えてそれに効くカードを取る必要がある。シールドのサイドボードはデッキを丸ごと変えることも可能で事前の準備が必要である。一つ組み上げたら次の可能性がないかを検討する。大きく変更がないときも本当に何も変えなくていいか相手の使ってきたカードを見返して確認する。
違う視点を取り入れる
自分以外のプレイヤーがどのような構築、ピックをしているか知るべきである。リミテッドのシールド構築とドラフトピックは人に見られる事がない。そのため、自分が間違った事をしていても人に知られる事は無い。そのままプレイし続けても上手くなっていくだろうが、視点が固定化され似たような戦略を取り続けることになると考えられる。リミテッドはいつも同じ事が起こる訳ではないのでそのままでは運任せになってしまう。いつも同じ色を無理やり使っていないか、構築の仕方が間違っていないか等、他の人と比べてみるべきである。自分のピックや構築を他人に見てもらうのも非常にお勧めである。リミテッドの配信もっと増えてほしいです。
終わりに
以上が私自身がリミテッドで重要だと感じている事である。詳しく書けばドラフトとシールドで違う事もあるが今回は初めてのnoteという事もあり簡潔にかいたつもりだ。もっと大事なことがあるとかここが間違ってるという意見があればどんどん教えてほしい。TwitterへのDMでもいいし(TellKou(@Mmmttg)さん / Twitter)MOにいるときに直接話しかけてもらっても構わない。余談ですがMOのLimited Preliminaryというリミテッドのイベントにたまに出ているので直接叩きのめしたい方は是非参加してください。このイベント、強い人しかいないのでいい練習になります。
宣伝
今週の土曜深夜(1/21)、MOCSの2022年シーズン3が開催されます。2020年から1年に3回MOで開催されている大会でMOプレイヤーの中で最強を決める大会です。(過去の結果等はこちらから見られます。Magic Online Premier Play Program - MTG Wiki (fandom.com)) 日本人プレイヤーもたびたび出場しており、市川佑樹さんが優勝した事も記憶に新しいです。その大会に今回は日本からはめい(@_mei0024)さん / Twitterが参加されます。彼の魅力はSWD(@BWD_shine)さん / Twitterが伝えられるのでTwitchを確認して皆で応援しましょう。
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