シェア
考える時間を過ごす充足感・・・ 木を彫るという喜び・・・ そして仕上がった時に湧いてくる充実感・・・ それらは云わば『誰かを想いながら創作できる喜び』に通じています。 本作では、それらを存分に堪能することができました。 本稿は、そんな嫋やかな時間を過ごした作者と、題材となった蟹が織りなす備忘録です。お時間の許す方はお付き合い下さい。 § 磯蟹本作は、緒締めの役割を果たす木玉になります。 木玉と言うからには、根付と組み合わせて使うことになるのですが、この磯蟹君の