【短編ホラー】忘れ物②
明子「ねぇ、二人とも。さっきから何を言っているの?」
裕太・美穂「え…?」
明子「もう裕太!驚かさないでよ!」
裕太「いや、さっき、香織が…!!」
明子の表情が固まった。
明子「香織…?それ誰…?」
いつの間にか、香織は消えていた。
裕太「???」
裕太は戸惑っているようだ。
美穂「本当に不気味だから、冗談はここまでにしましょう。」
裕太「そ、そうだな。ごめん!」
裕太が苦笑いしながら言った。
三人の間を、静寂が通り抜けた。
そして、裕太と美穂の心にあの日の”疑念”が蘇った。
つづく