![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60315721/rectangle_large_type_2_5d3e7168a01a5abfe71c034096ed96b4.png?width=1200)
【シャニマス】新カード『ピトス・エルピス』考察①―ガシャタイトル名『PINK SALT』について
皆さん、こんにちは。
『アイドルマスターシャイニーカラーズ(通称:シャニマス)』のアップデートが来て、新カードが実装されましたね.....
樋口円香の【ピトス・エルピス】です。
マイクの前に立ち、何かしらを叫ぶ彼女の姿
樋口円香推しのプレイヤーさんはもちろん、そうでない方々もこの円香の映像に釘付けにされたでしょう。
かくいう私も、その美しさと力強さに目を奪われました。
これから、何回かに分けて、このカードについての私なりの考察をブログで披露したいと思います。
今回はこのカード実装時のガシャタイトル『PINK SALT』の考察についてです。(ガシャのタイトルの考察なので若干短くなっております)
①ガシャのタイトル『PINK SALT』とは何か?
『PINK SALT』とは文字通り”ピンク色の塩”と言う意味でしょう。
そしてピンク色の塩というのはおそらく......
このような『岩塩』の事を指します。
がん‐えん【岩塩】 〘名〙 地層から掘り出した塩。等軸晶系に属し、塩化ナトリウムから成る鉱物。多くは塊状または粒状をなし、ガラス状の光沢があり、透明あるいは半透明。ドイツやポーランドに多い。山塩(さんえん)。
______精選版 日本国語大辞典
日本は海洋国家なので、海水を濾過し、煮沸する製法が古来より確立しており、簡単に純度の高く無色透明の綺麗な塩である『海塩』を得る事ができました。
しかし、海に面していない国では、”かつてその場所に海水が存在したであろう途方もない過去の地層”から岩石と化した塩を取り出すしかないのです。
そんな古い年代の地層から採れた『岩塩』という塩は、一般に見られる無色透明の塩ばかりではなく、不純物が混じってピンク、黄色、青等々....さまざまな色をした半透明な塩が多く存在します。(ピンク色になるのは、主に赤鉄鉱やマンガンの含有が要因だと考えられています)
②ホーム画面での円香のセリフについて
【ピトス・エルピス】 樋口円香を一回特訓した状態で、ホーム画面に置くと以下のような言葉を円香が呟いてくれます。
円香「これはまだ......不純物の音」
このセリフは【ピトス・エルピス】というカードのコミュにも関わるセリフですが、『岩塩』を通してノクチルというユニットを示す言葉でもあるのかもしれません。
『岩塩』は、”そこが、昔は海だったこと”を示す結晶です。
”海”というのはノクチルにとっては思い出の原点であり、目指すべき到達点でもあります。
『岩塩』というのは、『まだ海に到達していないけれど、思い出のままに進んでいる』
そんな彼女たちの今の姿を示しているのかもしれません。
③(まとめ) 彼女たちが本当の『海塩』になる瞬間
『岩塩』の組成は、『海塩』のように完全に塩化ナトリウム(NaCl)というわけではなく、”苦み”の元となる塩化カリウム(KCl)等の”不純物”も含まれています。
そしてノクチルは、”アイドル”という”海”を目指して進む船乗りですが、未だにその船は汽水域をゆっくりと進むヨットなのでしょう。
彼女たちがアイドルを続けていけば、これからも様々な”苦み”を味わうかもしれません。
それでも、彼女たちは着実に進み続けます。
不完全なピンク色の『岩塩』が、透明な『海塩』になる瞬間をいつか我々は目にするのでしょう。
④参考資料
・HP 『アイドルマスターシャイニーカラーズ(シャニマス)』 URL :
・twitter『アイドルマスター シャイニーカラーズ公式』 URL :
・精選版 日本国語大辞典
・小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
・橋本壽夫, 村上正祥 著 『塩の化学』 朝倉書店
・HP 『塩百科』 URl :