結婚式のコンセプトメイキング(新郎視点)
夫婦それぞれの視点で書く結婚式体験談。
今回は、結婚式をやるにあたって二人で「コンセプト」のすり合わせをした時のお話です。
前回の記事は「その12.引き出物編」
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結婚式の準備が進んで、色々と決めるものが増えてきました。
そこで、このタイミングで改めてコンセプトのすり合わせをしようと提案をしたのです。
振り返ってみると、結婚式準備を上手く進める上でこれが一番大事なポイントだったかもしれません。
コンセプトってなんだ
辞書には「企画・広告などで、全体を貫く基本的な考え方」とあります。
語源を辿るとラテン語で「受胎」とか「着想」みたいな意味だとか。
今回の場合は「この結婚式で大事にしたいこと」くらいの意味合いです。
では、なぜ結婚式にコンセプトが必要なんでしょうか。
答えはシンプルで、決めることがものすごく多いからです。
結婚式の準備を進める中では会場や結婚指輪から装花、BGMと、何から何まで決めなければなりません。
中には「そんなん、どうでもええがな…」みたいなモノも出てきますし、
「これはこだわりたい!」というモノもお互いに出てきます。
そして全てに安からぬお金がかかります。
どうでもいいからといってケチってしまうとみすぼらしい式になってしまうし、かといって高いものを選ぶと出費がツラい…
お互いのこだわりを主張して喧嘩になってしまったり、
折衷案を取ることでちぐはぐな式になってしまったり。
そういったことを防ぐために、全体を貫く指針として
コンセプトを決めようと思ったのでした。
どうやってコンセプトを作るのか
コンセプトの作り方は色々あります。
お互いが仕事でコンセプト作りに慣れていれば問題ありませんが、そうでない人にとっては抽象的で難しいんじゃないかなと思います。
でも、要は「大事にしたいこと」がすり合えばいいんです。
そこで私たちは、比較的シンプルな方法を使いました。
CEDECという講演会イベントで、
FINAL FANTASY 15のキャラクター作りについて
こんな手法が紹介されていました。
各キャラクターについて
・よくあるキャラクター要素
・コレジャナイ要素
・長く付き合っていると見えてくる要素
を決めていく
というものです。
詳しくは「CEDEC」「FF15」「CX」で検索してみてください。
私たちのやり方はこれをちょっと応用したもので
結婚式について色々な単語を挙げていって
・コレダ
・コレジャナイ
・なんとも言えない
に仕分けていく
というもの。
例えば
豪華、きらびやか → コレジャナイ
カジュアル → コレダ
ゲストとの距離が近い → コレダ
感動 → コレジャナイ
映画 → コレダ
ディズニー → なんとも言えない
クリスマス → コレダ
おごそか → コレジャナイ
みたいな感じです。
とにかく、結婚式に関連して思いついた言葉を挙げていきます。
「雰囲気」や「取り入れたいもの」をあげるとよいと思います。
仕分ける際には大いに話し合いましょう。
単語が出尽くしたな、と思ったら近しいものはまとめてしまいましょう。
「カジュアル」と「ゲストと距離が近い」ってつまるところ同じ意味じゃない?とかですね。
そして最後に
「コレダ」の中からこれは外せない!というものを3つ選びます。
これをコンセプトとします。
コンセプトが決まってしまえば、
今後はそれに沿って決めていくだけ。
それでも迷う場面やぶつかる場面はあるでしょうが、
少なくともちぐはぐな式になる可能性は下がるでしょう。
私たちはこの段階でコンセプトを決めておいたおかげで
その後の判断をかなりスムーズに進めることができました。
そういう意味では、この note の中で
最も伝えたかったお話は今回の内容かもしれません。
次回はペーパーアイテムの話
次から本格的に準備が始まります。
まずは招待状などのペーパーアイテムのお話から。