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天ぷらと私

telecookでは、zoomで台所をつないで、一緒におしゃべりしながら料理をします。終わったあとも、SNSのメッセンジャーグループのやり取りで、その余韻が感じられます。

telecookで料理をした感想や写真を投稿されたり、自分でやってみてわからなかったことを質問されたり、その料理にまつわる思い出を共有してくださったり。どのメッセージにもその人らしいぬくもりが感じられ、読むだけでじんわりと、温かい気持ちなります。

今回は、そんな温かいメッセージの中から、プロに教わる天ぷら道場に参加されたマー坊さんの素敵な思い出をおすそ分けします。

北海道の祖父母の家で

天ぷらで思い出すのは夏に滞在していた北海道の祖父母の家での天ぷら。
祖父母は2人で農家をしていた。

夏は従兄弟の家族も集まり滞在中は人数が多い。そのため毎回料理は大皿で大量に盛られるのが通常だった。

天ぷらをする日は昼に自分たち子どもらが釣り堀の池で釣った日。大きい魚は焼いて小魚は天ぷらになる。
小魚は喉の部分を手でちぎって頭を取ると内臓も一緒に取れるため包丁を使わない子ども達も一緒に手伝っていた。
他には祖父が山で採ってきた山菜やきのこ、庭でとれた野菜などが天ぷらになった。
基本的に米と肉と調味料以外は自前だったように思う。

食事中には天ぷらを食べている間にも奥の台所で祖母や母親や伯母が交代で天ぷらを揚げ続けていたのを覚えている。、

中でもきのこの天ぷらが特に美味しかった。
かさ部分が黄色く、野生のマイタケと聞かされていたが、今調べたらタモギ茸というのが近いようだ。

自分が家庭を持ってからは妻の意向で揚げ物はしないことになっているため家で天ぷらや唐揚げを家で作ったことはない。
子ども達は近くの妻実家で食べている。

そのおかげで自分の子ども時代の天ぷらの記憶が保存されているのかもしれない。
家で自分が天ぷらをすれば子ども達には父親とともに記憶に残るかもしれないと、これを機会に家でも天ぷらに挑戦しようかと思った。


以上マー坊さんでした。

あなたの天ぷらの思い出はなんですか?

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