梅仕事と耕作放棄地①
以前紹介した梅シロップ・梅酒・酵素ジュースづくりは成功裏に終わり、和歌山の紀州南高梅(なんこううめ)合計48 kgが南は沖縄、北は札幌まで、全国各地に運ばれ、30以上のおうちで、梅シロップ、梅酒や酵素ジュースとして仕込れまれました。そんなtelecookの梅仕事の裏側をご紹介します。
telecookと紀州南高梅の出会い
梅仕事の企画がスタートしたのは4月の終わり頃。telecookでこんなことやりたい、あんなことやりたい、のアイデア出しの中で梅仕事も候補として挙がりました。
すぐに食べられる普通の料理と違って、梅酒や梅シロップ、梅干しは出来上がるまでに時間がかかるもの。一年のうち梅が採れる限られた時にしか仕込みができず、できあがる経過をゆっくり見守るゆったりした時間は、丁寧な暮らしの象徴のような存在。そんな時間をtelecookを通じて、みんなで共有できたら素敵だね、どうせなら生産者の方とつながって、作り方も教えてもらえたら楽しそう、と夢物語を語っていました。
そんな中、運営メンバーの一人のさおりんが、「和歌山に友達がいるから、梅の生産者さんを知ってるかも。声をかけてみるね。」と気軽な感じで梅仕事の企画がスタートしました。
いきなり梅農家になる!?
そのお友達は、和歌山県紀の川市でフルーツと野菜の直売所を運営されているおいけファームのメンバーのお一人のあややさんで、昨年から耕作放棄地を再生させる活動を始められていたとのこと。さおりんからの声かけで、梅農家さんを探してくれることになりました。そして5月9日に私達が受け取ったメッセージがこちら
直売所の目の前に一年くらい前から手をつけていない梅畑があったので、以前から気になってました。
今回の話を受け思いきって、その農家さんに声をかけてみましたら、うちの団体に管理を任せてくださるということになりました。今日の午後の話です。というわけで今日から梅農家になりましたということです(笑)
え!梅農家!
メンバーに話したら、早速、草をざっくりと刈ってくれました。来週末以降、細かなところも刈っていくことになります。
梅は青梅で、すぐにでも収穫できそうです。
南高梅と小梅もあるようです。
ここから、私達の梅仕事の物語がスタートしました。