telecookはいつでもだれでも何か始められる場所
2020年4月にスタートしたtelecook。スタートはコロナだし、"なんか家で楽しめることやろーよ"ととりあえず集まっておしゃべりしながら運営チームのみかちゃん、めぐみさん、たかさんと夕飯をつくったことがきっかけで、これが思いの外楽しくって、そこからさまざまな妄想を膨らませ、実現しながら企画は通算110回を超え、そして現在に至る。
外から見ると"お料理教室"に見えるけれど、それがうまく言い表せず、ピタッとくるコンセプトといえば"遠くのご近所付き合い"で、わざわざ聞くことでもないけどなーと検索しちゃうようなことが、料理しながらの会話の中で繰り広げられ、
"あぁそれ、私も聞きたかったこと!"
"あぁ、それ私もなんとかしたかったこと!"
"なんか協力したい"
みたいな共感がtelecookらしいなーと思っている。昨年、廃棄になるトマトをみんなで受け取る"トマト救出大作戦"という企画の際に、
"これぞtelecookって感じ"
と参加した方から感想をいただき、telecookにも"らしさ"があり、感覚的な目に見えないものが運営チームにも参加者にも宿っている。不思議だけど嬉しい気持ち。
何かしら明確なビジョンがあるかというと、"自分の楽しい場は自分たちで作ろう、そんな人が1人でも増えたらなー"という共通の願いだけで、それでも自分達が初めた当初想像していなかったことができている。
はじめは、コロナ禍に自分もなにかやりたいなーというのと、あぁ、家で1人で奮闘している人いっぱいいるからなんとかしたいなーとか思いながら、企画するのが楽しくて夢中になっていたこと。企画があるのが当たり前になってくると、なんとなく企画がなくなる怖さがある時期もあって、必死で生み出していたり、"こうでなければ"みたいなことが自分の中にあったりして力んでたなーと振り返っている。そんな時期を経て、今現在は余計な力をいれずに自分の楽しみが誰かとともに共有できている心地よさがいい感じだなーと自分勝手に受け止めている。
telecookのコミュニティ運営をコミュニティの学校でお話しさせてもらったり、先週は内閣府で"働く暮らす学ぶの新しい関係性"というテーマでtelecookの話もさせてもらったり、telecookが他の人から見ていろんな面白さがあるんだなーと、未知の場所へ連れて行ってくれる感覚もとても面白い。
telecookは、"こういうことやってほしい"といわれたら、言い出しっぺに"じゃあ、ぜひやってよ"という、持ちつ持たれつの参画型コミュニティを目指したい。
楽しさの先に、何があるかわからない未来が待っているとはまさにこのことだなーと思ってる。